なでしこ銘柄

なでしこ銘柄とその選定制度

なでしこ銘柄とは何か?

なでしこ銘柄は、女性が活躍する企業を評価・選定する制度で、東京証券取引所と経済産業省が共同で導入しました。この制度は2012年度から始まり、初期は東証1部上場企業のみが対象でしたが、現在は東証2部、マザーズ、JASDAQの上場企業および外国株も対象に含まれています。

なでしこ銘柄の種類と選定方法

なでしこ銘柄には、「なでしこ」と「準なでしこ」の2つのカテゴリがあります。それぞれの業種ごとに1~2社が選定され、「準なでしこ」は2018年度から次点の企業が選ばれるようになりました。

選定基準は、「なでしこ銘柄選定基準検討委員会」が投資の実務家や人材活用の専門家と協力して決定しています。

経済産業省:選定ポイント

選定プロセスとスコアリング

選定にあたっては、まず全上場企業への女性活躍度調査アンケートが実施されます。回答した企業は、選定されなくても「なでしこチャレンジ企業」として公表されます。その後、女性取締役が1人以上いるなどのスクリーニング要件を満たす企業が7つの項目で評価され、3年間平均ROEという財務指標が加点されます。