※無料プランから有料プランへの移行方法はこちら
BLSシステムのインストール
まずは下記のURLよりBLSシステムをダウンロードしてください。その後ダウンロードしたファイル(setup.exe)をダブルクリックするとインストールされます。
インストールについて良くあるお問い合わせ
初めてご利用になる方は、2週間無料で有料版をお使いいただけます
PCによっては上記の警告がでますので、【詳細情報】をクリックします。
【実行】ボタンが表示されたらクリック
【インストール】をクリックします
ダウンロードが始まります。
ダウンロード完了後にもう一度警告が出ますので、先ほどと同様に【詳細情報】をクリック
【実行】をクリックするとダウンロードが完了します。
お使いのPCのセキュリティの高さによっては「指定されたデバイス、パス、またはファイルにアクセスできません。これらの項目にアクセスするための適切なアクセス許可がない可能性があります。」と出ることがあります。
その場合は、ダウンロードしたBLSシステムの「setup.exe」ファイルの上で右クリックを押して【管理者として実行(A)】を選択すればインストールが可能になります。
レジストリを変更することで解決します。詳しくはこちら
まずは株価データと相関係数の準備
BLSシステムを動かす準備として、①最新の株価ダウンロードと、サヤ取り銘柄がどれだけ似たような動きをしているかの②相関係数の計算の事前準備が必要です。
初めてご利用の方は、起動時に下記のウィンドウが開きますので、ここで「はい」を押せば、株価ダウンロードと相関係数計算がスタートします。
手動で株価のダウンロードと、相関係数の計算をすれば問題なくご利用いただけます
株価データは、1日1回、分析する前に最新のものに更新しましょう。株価が更新されないと、分析画面やポートフォリオの損益も更新されないのでご注意ください。
相関係数の計算は、1~2ヶ月に1回でも大丈夫です。
サヤ取り銘柄ペアを見つけ出す手順
準備が終わりましたらメイン画面の左側にある「上記の条件で検索する」ボタンを押すと、BLSシステムが条件にあった同じ値動きをしている銘柄ペアを探してくれます。
サヤ取りは同じように動く銘柄ペアの片方が割高な時に売り、割安な時に買いで両建てポジションを作り、サヤが縮んだところで両建てを解除して利益を作っていきます。
相関係数 | 1に近いほどチャートで同じ動きをしている銘柄です。推奨は0.85~1です。 |
株価 | 株価を指定して検索ができます。全銘柄を対象にしたい場合は、0~空欄としておけばすべての銘柄があてはまります。 |
シグマ(σ) | サヤチャートの位置によって、ある程度サヤが開いた銘柄を絞ります。 1.8~2.2程度が推奨値です。この数値が高すぎる銘柄は異常値のお宝銘柄か、そのままサヤが戻らない危険な銘柄のどちらかです。 |
銘柄指定 | このテキストボックスには企業コード4桁を入力して下さい。空欄の場合は他の検索条件にあった銘柄すべてを選出します。 片方のボックスだけ記入した場合はその銘柄と指定した条件にあったペアを選出します。 両方記入した場合は右側の分析画面にそのペアが表示されます。 |
業種 | 業種で絞り込みができます。同業種は相関が崩れにくいですが値動きが乏しく、異業種は相関が崩れやすいですが値動きは活発です。基本的には同業種がおすすめです。 |
まずは企業情報を表示してみよう
銘柄の抽出ができましたら、左側の「銘柄一覧」からお好きな銘柄ペアをクリックして「企業情報」をチェックします。
緑のエリア | 企業コード・業種・会社名・価格、 株価データの最終更新日を表示します |
Buy & Sell 欄 | サヤ取りをするために必要な株数と建玉金額を表示します |
信用倍率 | この数値が高ければ信用買い残りが多く将来の売り圧力になり、低ければ信用売り残りが多く、将来の買い圧力になります |
直近決算日 | 直近の決算日を表示します。決算日が近くなると値動きが大きくなることがあります |
類似銘柄 | 表示されている企業と、業種・企業規模が近い銘柄を表示します。こちらは通信速度が遅い場合は設定画面よりオフにすることで、BLSシステム全体のスピードをあげることができます |
株価ボードに追加する | 株価ボードにこの銘柄ペアを追加して管理できます。 |
ポートフォリオに追加する | 表示されているペアの仮想両建てポジションをもちます。追加したペアはポートフォリオ画面に登録されます。 |
この企業情報ですが、トレードで間違えないように買い銘柄は常に左、売り銘柄は右に表示されています。
表示されている情報はどれも大切なものですが、特に注意して見るところは決算日です。
決算日でサヤが縮まることは多いのですが、決済日が近い時のエントリーは実態から離れることも多いですので、慣れるまでは避けたほうが良いです。
企業情報下のアイコンから様々な情報へ移動が可能
企業情報の下にアイコンが4種類ありますが、ここをクリックすると左から、株探(企業情報)・バフェットコード(企業情報)・Yahoo!finance(口コミなど)、IRBANK(機関投資家の空売り情報)へ移動することができます。
決算やチャートなどの情報が満載です
まずは散布図を見てサヤ取りの分析
ここからが本格的なサヤ取りの分析です。
まず上記赤枠ですが、「散布図(さんぷず)」と呼ばれるものです。
現在表示されている企業ペアの価格差(サヤ)の分布を描いたものです。この散布図を見れば、ペアがきちんと相関しているかがわかるもので、BLSシステムの要とも言える重要なものです。
まず例として上記は信越化学工業とコムシスホールディングスの1年分の散布図です。
上の赤い丸が現在のサヤ(2銘柄の価格差)の位置です。(※黄色は有料プランで表示される機能で、前日のサヤの位置を示したものです。)
そしてオレンジ色の線が真ん中にあるのが見えますが、これは統計的にこの線を中心にサヤが上と下に分散しており、いずれはこの位置に収束するであろうという目印です。(※ちなみに、この線より上に赤い丸がある場合は両建てする際に売り側の銘柄が高すぎる時で、線より下にある場合は買い側の銘柄が安すぎる場合です。)
しかし実は、この散布図の形は「相関しているか」という視点から見るとイマイチな形なんです。
中心線からサヤまでの距離に偏っているところが見られるのですが、これはサヤの拡大がどこで止まるかの予測が立てられないのです。
相関している散布図の形はこれ!
ではこちらはどうでしょう?
上記は三井不動産と本田技研工業の1年の散布図ですが、中心の黄色い線が左下から右上に向かって伸びていて、その周りに綺麗にサヤが分布しています。
このように中心線からサヤが一定の距離を保ちつつ散らばっている散布図が「綺麗に相関している形」です。
ただし上記の散布図は形はきれいなのですが、現在位置(赤丸)が中心のオレンジ線から遠い位置にありません。
つまりサヤがまだ広がっていないということで、この銘柄のエントリーは見送りです。株価ボードに登録してなにか突発的なチャンスを待ちましょう。
こちらがエントリーチャンスの散布図
ではこちらの散布図はどうでしょう。
これは東京建物と三井不動産のペアですが、線が左下から右上に伸びており、中心の線から一定の距離を保ちながらサヤ(青丸)がひろがっていますので、綺麗に相関していると言えます。
そして現在のサヤの位置(赤丸)はオレンジの線から離れていますので、この形はかなりの確率で中心の線に回帰していきます(サヤが縮まっていく)
つまりこの形を見つけるのが、散布図の基本的エントリーポイントの1つです。
中心の線は左下から右上へ。
サヤ(青丸)がその周りに綺麗に分布している形を狙う。
エントリーポイントは中心線から離れた所。
続いてヒストグラムで正規分布しているかをチェック
続いてはヒストグラムのご説明です。ヒストグラムはサヤの広がりが偏っておらず、ランダム(正規分布)な分布になっているかをチェックするものです。
正規分布はランダムなデータが平均値を中心に左右対称に広がる形です。多くの値が真ん中に集まり端の値は少なくなります。
上記はSUBARUと日立電機の1年期間のヒストグラムですが、このように左右非対称な形はデータの散らばり具合が偏っており、きちんとサヤが戻って来る保証がありません。
きれいなヒストグラムの形はこちら!
次に正しい正規分布の形をしたヒストグラムのご紹介です。
こちらは、T&Dホールディングスと日東電工のヒストグラムです。
データが中央に集中しており、サヤの分布が中央から両端にかけてデータが減っていく綺麗な形になっていますのでこの形は合格です。
完全にランダムだときれいな正規分布の形になる様子
上記はガルトンボードという正規分布を説明する時によく使われるおもちゃです。上部からランダムに流された球は12段ある釘に当たるたびに1/2の確率で経路が別れて落ちていきます。すると下に落ちた球は動画のように山なり(正規分布)を描きます。
株価は通常、いろいろな材料により売りや買いのどちらかに偏っています。そのような銘柄でトレードしてもサヤが戻る保証がありませんが、正規分布している銘柄ペアは偏った力が加わっていないランダムなものなので、いずれはサヤが元に戻る確率が非常に高いのです。
サヤ取りの肝は、売りと買いの力が偏っていない銘柄ペアでおこなう
適正乖離率チャートでエントリーを絞りましょう
続いては「適正乖離率チャート」です。
これはサヤがこれまでにどのように動いてきたかを見るためのもので、過去に反発が起きた位置見つけることができ、この反発が起きた位置では再び反発が起こる可能性が高いです。
聞き慣れない「適正乖離率」というのは「サヤが本来収まるべき位置を0%として、現在そこからどれくらい離れているか」を表したものです。
0%よりも遠くなればサヤが拡大していて、0%に近ければサヤが縮まっているということです。
適正乖離率は銘柄ペアによって変わりますので、「◯%を超えたら広がりすぎ」のような絶対値はありません。
目安としては、過去3年の適正乖離率チャートの最大値付近をエントリーポイントとして考えて下さい。
適正乖離率チャートは0%を中心に上下に離れ、表示期間中の最高(最低)値あたりがエントリーの目安になる
サヤチャートで値動きの活発度をみる
続いては「サヤチャート」のです。
こちらは1年分の価格差(サヤ)を青い折れ線グラフで表し、ボリンジャーバンドを表示させてあります。
直近の値動きの活発度を見るのに利用しますが、サヤが行き過ぎかどうかの情報はサヤチャートからは判別できませんので、適正乖離率チャートや散布図で確認して下さい。
サヤチャートの期間は1年固定
サヤの開きや閉じる動きが活発かどうかを見るに留める
サヤ取りペア分析のまとめ
・中心の線は左下から右上へ向かっているもの
・サヤ(青丸)が中心の線の周りに分布している形が良い
・中心線から離れたところでエントリー
・ヒストグラムは綺麗なお山の形(正規分布)になっているものを選ぶ
・0%を中心として、上下に離れた期間中の限界値に近いところでエントリー
・今エントリーしたらどれくらいの期間で利確できるかの目安に
ポートフォリオ機能を使って仮想トレードをしてみよう
BLSシステムではサヤ取りの練習として仮想トレードが可能です。
リアルトレードの前に、エントリーから利益確定までを仮想トレードで練習をして、利益がでるようになってから実戦を開始しましょう。
ポジションの持ち方
ポジションは企業情報エリアにある「ポートフォリオに追加する」をクリックすれば、両建てで仮想ポジションを持つことができます。(このときのポジション量は、企業情報に表示されている建玉金額で持ちます。)
持ったポジションはメイン画面上部の【ポートフォリオ】から確認ができます。
ポートフォリオ画面
こちらはメイン画面上部の【ポートフォリオ】画面を開いたところです。
現在持っているポジションや合計損益をみることできます。
よく使うところとしては、画像の赤枠の【購入日】をクリックするとメイン画面に購入した日のデータが表示されて固定されます。
【合計損益】は建玉金額に対して○%の損益がひと目で分かるようになっていますので、利確・損切りの参考にしてください。
今持っているポジションを決済する場合は青枠の【決済】ボタンを押せば完了です。過去の履歴は上部の【決済済みポジション】で確認することができます。
評価損益や合計損益は最新の株価をダウンロードしなければ更新されません。たまに参照元のデータ更新が送れる場合がありますので、その場合はこちらを参考に別の参照元からデータを更新してください。
ポートフォリオで過去の検証
さきほど赤枠の【購入日】をクリックすると購入した日付けのチャートが表示されるとご説明しましたが、それと同時に購入日で固定されます。
購入日を固定中は、分析期間の周りの色がピンク色に反転します。
固定中は、コロナ相場ボタンや過去1年ボタンを押しても日付が購入日で固定されますので、後からいろいろな条件で見ることができます。
これは、勝ったペア・負けたペアがどういうチャートだったのかを分析する際に便利ですのでぜひ活用してください。
なお、固定モードの解除は検索ボタンや日付を変更、他の画面に切り替えれば解除されます。
通知設定
ポートフォリオ画面の一番右側から、決済条件を指定してアラートを鳴らすことができます。
条件は細かく指定できるので、リアルトレードの際に便利な機能です。
株価ボードの使い方
BLSシステムには、お気に入り銘柄を登録して監視する「株価ボード」が6枚用意されています。
ボードは自由に切り替えができ、タイトル横の鉛筆マークをクリックでボード名も変更が可能ですので、「同業種」や「異業種」を分けたり、短期用と長期用などをわけて登録すると後から管理がしやすいです。
各銘柄はドラッグ&ドロップで配置の変更ができ、サヤの開きは色でお知らせしてくれますので、エントリーを逃すような失敗を未然に防ぐことができます。
※無料プランでは登録できる銘柄は10銘柄までとなっております。
株価ボードへの登録方法
メイン画面で分析をして、気になる銘柄ペアが見つかったら「株価ボードに追加する」ボタンを押します。
株価ボードに登録された銘柄ペアは、サヤが拡大していくと「緑」→「黄色」→「赤」の順番で色が変わっていきますので、エントリーチャンスの銘柄を逃しません。
※色の変化の精度は【設定】→【環境設定】→【株価ボードを色分けする】で変更が可能です。
タグ付けも可能
株価ボードの銘柄にはそれぞれ「タグ付け」が可能です。上記赤枠アイコンでタグを追加して、上部のタグ一覧をクリックすればタグ別に表示が可能です。
「業種」別で分けたり、「景気敏感株」や「金利関係」などの情報をいれたりしておけば株価ボードだけでは分けきれない細かい情報を分別するのに便利です。
【有料プラン】長期分析ができるとなにが良いの?
分析期間が自由に変えられる
BLSシステムの無料プランでは分析期間が1年と3年となっていますが、有料プランですと5年や10年期間でも強い相関を保っている銘柄が取り扱えるようになります。
赤丸は当日、黄色は前日の位置を表しています(無料プランでは赤丸のみ)
例えばこちらは8750第一生命と8795T&Dのサヤ取りペアです。上記は10年期間の散布図です。このペアは10年間まったく相関がくずれていません。
BLSシステムを理解してくれた方ならすぐに気づいてもらえると思うのですが、この銘柄ペアでもしサヤ取りをおこなった場合、なんと10年間無敗ということなんです。
この10年間に関してはサヤが拡大したら100%縮んでいるんですよね。つまりこの銘柄ペアで負けるということは10年に一度の大事件となり、それは運がなかったと諦められるレベルです。
1年期間でも、統計データとしては十分な期間がありますが、5年や10年など期間が長ければ長いほど信憑性は増してきます。
1年の散布図で見るとサヤが限界なのに、5年期間で見るとまだサヤの拡大余地があるなんてことはよくありますので、長い期間を見て短期の勝率をあげることができます。
分析できる銘柄が3000銘柄以上増える
有料プランでは分析できる銘柄が日経225の他に、東証一部2000、プライム、スタンダード、ETFなどが追加されます。
3000銘柄以上も一気に増えますので本当にチャンス銘柄だけを絞り込んでも毎日エントリーチャンスがあります。
まず無料プランの日経225で分析に慣れていただき、自信がついたところでぜひ有料プランをお試しくださいませ。
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