バフェットコードとは?無料で使える企業分析ツールを徹底解説
バフェットコードで確認できる情報
銘柄名や証券コードから企業を調べる方法
条件検索で候補を絞り込む手順
同業他社を比較するときの見方
株サヤ取りでの使いどころ
バフェットコードは、上場企業の財務情報や株価指標をまとめて確認できる企業分析サービスです。
企業名や証券コードを入力すると、売上高、利益、総資産、EPS、PER、PBRなどを画面上で確認できます。
数字が表だけでなくグラフでも表示されるため、現在の数値だけでなく、数年間の変化を追いやすいのが特徴です。
ただし、バフェットコードに表示された数字だけで売買を決めるものではありません。
私は候補銘柄を絞るところまでバフェットコードを使い、急な業績変化や財務内容の悪化が見つかった場合は、企業が公開している決算短信や適時開示まで確認しています。
バフェットコードとは
バフェットコードは、日本株や米国株の財務情報、株価、各種指標を調べられる企業分析サービスです。
紙の会社四季報や各社のIR資料にも同じような情報はありますが、複数の企業を続けて比較するときは、バフェットコードの方が短時間で確認できます。
私がよく使うのは、次のような場面です。
銘柄名や証券コードから企業の概要を確認する
売上高や利益が数年間でどう変化したかを見る
自己資本比率や有利子負債などの財務状態を比べる
同業他社との数値の差を確認する
条件検索で候補銘柄を絞り込む
1社を詳しく分析するというより、多数の銘柄から調査する会社を選ぶ段階で使いやすいサービスです。
バフェットコードで確認できる情報
企業ページには、株価情報、業績、財務状態、株価指標などがまとめて表示されます。
表示項目や利用できる範囲は変更されることがありますが、企業を調べる際は主に次の情報を確認できます。
株価、時価総額、配当などの基本情報
売上高、営業利益、経常利益、純利益の推移
総資産、純資産、自己資本比率などの財務情報
PER、PBR、ROE、ROA、EPS、BPSなどの指標
キャッシュフロー、適時開示、大株主などの関連情報
すべての指標を細かく見る必要はありません。
最初は売上高と利益の推移、自己資本比率、営業キャッシュフローの3点を見るだけでも、業績と財務状態の大まかな変化をつかめます。
指標の意味を詳しく説明すると、PERやROAなどの専門記事と内容が重複してしまいます。
この記事では、各指標そのものの解説ではなく、バフェットコードの画面でどのように確認するかに絞ります。
数字をグラフで確認できる
企業ページを開いたときに便利なのが、業績や財務指標の推移をグラフで見られる点です。
最新年度の数字だけを見ても、それが一時的な変化なのか、数年間続いている傾向なのかは分かりません。
例えば営業利益が前期より増えていても、5年前から見ると減少傾向の途中という場合があります。
反対に、直近では減益でも、数年間では売上高と利益が拡大している会社もあります。
私は最初にグラフの形を見て、急な変化がある年度だけ決算資料を開いています。
無料で使える範囲と有料機能について
バフェットコードは無料で利用できる機能があり、企業検索や基本的な財務情報の確認から始められます。
一方で、より詳しいデータや一部の機能には、有料サービスへの登録が必要になる場合があります。
料金や利用できる項目は変更される可能性があるため、この記事では無料版と有料版の機能を固定した表にはしていません。
利用前に、公式サイトへログインした状態で、使いたい機能が無料の範囲に含まれているかを確認してください。
普段の銘柄確認であれば、まず無料で使える画面を試し、不足を感じた段階で有料機能を検討すれば十分です。
企業名や証券コードから銘柄を調べる方法
バフェットコードで特定の企業を調べるときは、検索欄に企業名または証券コードを入力します。
同じような企業名がある場合は、証券コードで検索した方が確実です。
企業ページを開いたら、私は次の順番で確認しています。
売上高と営業利益の推移を見る
赤字や急激な増減がないか確認する
総資産、純資産、自己資本比率を見る
営業キャッシュフローが継続して赤字になっていないか確認する
同業他社と比べて大きな違いがないかを見る
この段階では、企業を買うか売るかまでは決めません。
急な変化や気になる数字を見つけ、決算短信で詳しく調べる銘柄を選ぶための作業です。
バフェットコードの条件検索で銘柄を絞り込む
トップ画面から条件検索を開きます
財務指標や株価条件を組み合わせて銘柄を絞り込みます
条件検索は、多数の上場企業から指定した条件に合う銘柄を探す機能です。
時価総額、売上高、利益率、株価指標、財務指標などを組み合わせて検索できます。
便利な機能ですが、最初から条件を増やしすぎると、該当銘柄がほとんど残らなくなります。
私は最初に2~3項目だけ設定し、検索結果を見ながら条件を追加しています。
最初は条件を少なくする
条件検索を試す際は、目的に合わせて項目を選びます。
例えば、小型株の中から財務状態の悪くない会社を探すなら、次のような設定から始められます。
時価総額:300億円以下
自己資本比率:最低30%以上
営業キャッシュフロー:黒字
この条件は、将来の値上がりを保証するものではありません。
条件検索の操作を覚え、候補を広めに抽出するための例です。
検索結果が多すぎる場合は営業利益率や売上高成長率を追加し、少なすぎる場合は数値を緩めます。
すべての業種へ同じ条件を当てはめない
自己資本比率や利益率の適正水準は、業種によって異なります。
設備投資の少ないIT企業と、大きな設備を必要とする鉄道会社へ同じ条件を設定すると、特定の業種ばかりが検索結果に残ります。
まず業種を絞ってから数値条件を設定するか、検索結果を同業種ごとに比較する方が使いやすくなります。
条件検索は優良企業を自動的に決める機能ではありません。
調査対象を減らし、1社ずつ決算資料を読む前の候補リストを作るために使います。
条件検索で絞った銘柄の確認方法
条件検索で銘柄を絞り込んだら、検索結果の数字だけで順位を付けず、個別の企業ページを開きます。
私は候補を確認するとき、次の順番で見ています。
売上高と営業利益が数年間でどう動いているか
直近だけ急増または急減していないか
自己資本比率や有利子負債が大きく変化していないか
営業キャッシュフローが継続して赤字になっていないか
同業他社と比べて数値に大きな差がないか
条件を満たしていても、直近の決算だけ一時的に数字がよくなっている会社があります。
反対に、一時的な費用によって利益が減っていても、本業の売上や営業キャッシュフローは安定している場合があります。
スクリーニングは候補を見つける入口です。最終的な判断は、個別ページと決算資料を確認してから行います。
グラフに急な変化があれば決算資料を開く
バフェットコードのグラフで、売上高、利益、総資産、自己資本比率などが急に変化していた場合は、その年度の決算短信や適時開示を確認します。
数字が大きく変わる理由には、次のようなものがあります。
大型の企業買収や事業売却
増資や自己株式の取得
特別利益や特別損失
決算期の変更
会計基準や事業区分の変更
グラフだけでは、変化した理由までは判断できません。
私はサヤが急に開いたペアを調べる場合も、バフェットコードで数値の変化を確認した後、企業の適時開示までさかのぼっています。
類似企業比較を使って2社の違いを見る
企業の数値は、単独で見るより、同業他社と並べた方が判断しやすくなります。
バフェットコードの類似企業比較を使うと、売上高、利益率、財務指標などを並べて確認できます。
株サヤ取りでは、次のような違いを見つけるために使っています。
片方だけ利益が減少していないか
片方だけ借入金が急増していないか
売上高の伸び方に差が出ていないか
営業キャッシュフローの状態が大きく異ならないか
事業構成が以前から変わっていないか
株価の動きが似ていた2社でも、業績や財務状態に差が広がれば、以前と同じようにサヤが往復しなくなることがあります。
そのため、私はチャート上の相関だけでなく、企業ページを並べて価格関係が崩れた理由を確認しています。
株サヤ取りでのバフェットコードの使い方
株サヤ取りでは、値動きの近い2銘柄を組み合わせ、一方を買い、もう一方を空売りします。
バフェットコードは、サヤの仕掛け位置を決めるためのツールではありません。
ペア候補に含まれる2社の業績や財務状態を調べ、過去の価格関係を今後も参考にできるか確認するために使います。
私が確認するのは、主に次の3点です。
買い銘柄の財務状態に無理がないか
買い銘柄の業績や財務状態が悪化していると、市場全体や業界が下落した際に強く売られることがあります。
自己資本比率が急低下している、赤字が続いている、営業キャッシュフローが悪化しているといった場合は、その理由が分かるまで仕掛けを見送ります。
数値が低いという理由だけで除外するのではなく、過去数年間の変化と同業他社との差を確認します。
売り銘柄に急上昇の材料がないか
売り銘柄の業績が悪ければ、安全に空売りできるとは限りません。
業績回復、財務改善、自社株買い、増配、事業再編などが発表されると、株価が急上昇する可能性があります。
バフェットコードで直近の業績や適時開示を確認し、過去の低迷だけを理由に売り銘柄へ選ばないようにしています。
2社を組み合わせた理由が現在も残っているか
過去には同じ事業を中心にしていた2社でも、企業買収や事業売却によって収益構造が変わることがあります。
片方だけ海外売上比率が高くなったり、別事業の利益が中心になったりすれば、同じ材料に対する株価反応も変わります。
サヤチャートが以前は安定していても、企業の中身が変わっていれば、同じペアとして扱えません。
BLSシステムからバフェットコードを開く
当サイトの株サヤ取り分析BLSシステムでは、ペア候補のサヤチャートや相関係数を確認できます。
銘柄情報からバフェットコードを開くことで、チャート分析から企業分析へ移りやすくしています。
私が候補ペアを確認するときの流れは次のとおりです。
BLSでサヤチャートと相関を確認する
買い銘柄と売り銘柄の決算日を見る
バフェットコードで両社の業績推移を比べる
急な変化があれば決算短信や適時開示を確認する
企業の前提が変わっていなければ仕掛けを検討する
BLSとバフェットコードは、どちらか一方で売買判断を完結させるものではありません。
BLSは価格関係の確認、バフェットコードは企業情報の確認という形で使い分けています。
バフェットコードを使うときの注意点
バフェットコードは企業調査の時間を短縮できますが、表示された数値だけで売買を決めると判断を誤ることがあります。
表示データの基準日を確認する
企業が新しい決算を発表した直後は、画面に表示されているデータの基準日を確認します。
反映状況が分からない場合は、企業の公式IRページにある最新の決算短信を優先してください。
株価や財務指標は、決算発表や株価変動によって数値が変わります。
数字の変化には理由がある
利益や自己資本比率が急に改善していても、本業が成長したとは限りません。
資産売却益、事業売却、増資などによって、一時的に数値が変わっている場合があります。
反対に、設備投資や買収によって一時的に財務指標が悪化していても、その後の利益成長につながる可能性があります。
急な変化を見つけたら、数字の良し悪しを決める前に開示資料を確認します。
バフェットコードに関するよくある質問
無料で利用できる機能があります。
一部のデータや機能は有料サービスの対象になる場合があるため、利用したい機能の範囲は公式サイトで確認してください。
最初は2~3項目から始める方が使いやすくなります。
条件を増やしすぎると候補がほとんど残らないため、検索結果を見ながら追加または調整します。
条件を満たしたことと、今後株価が上がることは別です。
個別ページで業績の推移を確認し、決算短信や適時開示まで調べてから判断します。
ブラウザから企業情報を確認できます。
ただし、複数の条件を設定したり、企業を並べて比較したりする場合は、画面の広いパソコンの方が操作しやすくなります。
候補の抽出や企業同士の比較には便利ですが、最終確認は企業が公開している決算短信、有価証券報告書、適時開示で行います。
特に数字が急変している場合は、変化した理由を一次資料で確認してください。
まとめ|候補抽出と企業比較に使う
バフェットコードは、企業情報を探す時間を短縮し、複数社の業績や財務状態を比較しやすくするサービスです。
企業名や証券コードから業績推移を確認できる
条件検索で調査する銘柄を絞り込める
数値は単年度ではなく数年間の変化を見る
同じ業種の企業同士で比較する
急な変化は決算資料や適時開示で理由を確認する
すべての指標を詳しく覚えてから使い始める必要はありません。
まずは気になる企業を検索し、売上高、営業利益、自己資本比率、営業キャッシュフローの推移を見るところから始めると、画面の見方をつかみやすくなります。
株サヤ取りでは、BLSで見つけた候補ペアの企業情報を調べ、2社の価格関係を現在も参考にできるか確認するために使っています。



