
BLSシステムの有料プランと無料お試しプランの違い
無料お試しプラン | 有料プラン | |
分析可能な市場 | 日経225 | 日経225、JPX400、プライム、スタンダード、グロース、東証900・2000、ETF |
分析可能な期間 | 1年と3年 | 株価データがある期間すべて |
相関係数の期間 | 1年と3年の相関係数で算出 | 1,3,5年から選択可能 |
利用できる チャートの種類 |
制限なし | 制限なし |
株価ボード 登録銘柄数 |
10ペアまで | 制限なし |
検索可能条件 | 制限なし | 制限なし |
デモトレード | 可能 | 可能 |
前日のサヤ位置 | 表示なし | 表示あり |
利用期限 | 無料 | 月額9800円 |
無料プランから有料プランへの移行方法はこちら
BLSシステム2.0推奨ご利用環境
OS | Windows11 |
画面解像度 | 1920×1080 推奨 |
CPU | Intel Core i5-9400 または AMD Ryzen 5 2600以上 |
メモリ | 4GB以上 |
HDDまたはSSD | 空き容量1GB以上 |
接続環境 | インターネットに接続できる回線であること |
BLSシステム2.0のダウンロード&インストール
まずは下記のURLよりBLSシステムをダウンロードして、インストール後に起動して下さい。
インストールについて良くあるお問い合わせ
初めてご利用になる方は、2週間無料で有料版をお使いいただけます

PCによっては上記の警告がでますので、【詳細情報】をクリックします。

【実行】ボタンが表示されたらクリック

【インストール】をクリックします

ダウンロードが始まります。
ダウンロード完了後にもう一度警告が出ますので、先ほどと同様に【詳細情報】をクリック

【実行】をクリックするとダウンロードが完了します。

お使いのPCのセキュリティの高さによっては「指定されたデバイス、パス、またはファイルにアクセスできません。これらの項目にアクセスするための適切なアクセス許可がない可能性があります。」と出ることがあります。
その場合は、ダウンロードしたBLSシステムの「setup.exe」ファイルの上で右クリックを押して【管理者として実行(A)】を選択すればインストールが可能になります。
レジストリを変更することで解決します。詳しくはこちら
ご利用前の準備(株価ダウンロードと相関係数算出)
BLSシステムはサヤ取りに適した銘柄を分析する市場を8種類(日経225、JPX400、プライム、スタンダード、グロース、東証一部900、東証2000)に分けてご用意しています。
初めてご利用の場合はまず準備として、①株価のダウンロードと、サヤ取り銘柄がどれだけ似たような動きをしているかの②相関係数の事前計算が必要です。
株価の手動ダウンロード

株価のダウンロードは、メイン画面左下の市場を選択し、メニューバーの【株価ダウンロード】をクリックすれば選択した市場の株価がダウンロードされます。
株価データ設定

上記は、メイン画面上部のメニューバーから【設定】→【株価データ設定】で開く設定ウィンドウです。
株価データ配布元が17時前後に株価データを当日のものに更新しますので、そのタイミングでデータのダウンロードがおすすめです。
株価ダウンロードソース設定
・Yahoo finance ・Stooq ・J-Quants(有料)
上記の3つから、株価データのダウンロード元を設定できます。通常はYahoo financeで問題ありません。
・Yahoo finance・・毎日17時前後から当日の株価がダウンロードできます。価格の更新頻度も安定していますので、基本はここにチェックをいれてください。
・Stooq・・株価の更新が翌営業日の朝9時と遅いのが弱点です。また1日のダウンロード数上限がのべ500銘柄となっていますので、Yahoo finaceが使えないときの避難先としてお使いください。
・J-Quants(有料)・・毎日17時半くらいから当日の株価がダウンロードできます。データの精度は一番高いですが有料です。株価データの無料配布元は突然サービスが終了することもありますので、その場合の避難場所としての利用を想定しています。
データのダウンロードですが、毎日18時くらいまでは全国からダウンロードが集中しますので、レート制限にかかることが多いです。
J-Quantsはいくつかプランが用意されていますが、BLSで利用する場合、基本的には3,300円のスタンダードプランが必要です。
また、レートリミットが非常に厳しく、本気でダウンロードするとすぐに制限がかかってしまうため、BLSではわざとダウンロード速度を落としています。
そのため、一括ダウンロードはヤフーファイナンスよりもかなり時間がかかります。
2社の違いとしてはYahooファイナンスはダウンロード速度が早いけれども不安定、J-Quantsは速度が遅いけれども安定しているという特徴があります。
株価自動ダウンロード設定
最新データを自動ダウンロードする:チェックをONにすると、BLS立ち上げ時に自動でダウンロードが開始されます。
株価データダウンロード状況を見る:クリックすると、現在のダウンロード状況を1銘柄ずつ見ることができます。
株価を自動ダウンロードする市場グループ
自動ダウンロードをONにしている場合、ここでチェックした市場がダウンロードされます。
日経225・・日本を代表する225の企業。サヤの動きも活発で倒産リスクが少ない。短期・中期・長期トレードすべてでおすすめ
JPX400・・基本的に大企業から選出。将来性の高い400銘柄。短期・中期・長期トレードすべてでおすすめ。
プライム・・東証ではトップの市場で、流動性が高く倒産リスクが少ない大企業のグループで1643社が選出(※2024年10月時点)
スタンダード・・国内向けの市場で、元東証一部企業や、東証二部、ジャスダックなどに上場していた企業が多く名を連ねる。1594社が選出(※2023年10月時点)
グロース・・成長企業が隠れているが、値動きも荒いため上級者向けの市場。597社が選出(※2024年10月時点)
東証一部900・・東証一部銘柄の出来高順に900を選出しました。時価総額の大きい銘柄が多く、倒産リスクも少ないのでおすすめです。
東証2000・・東証全体(一部、二部、マザーズ、JASDAQ、ETF)から出来高が大きい順に2000銘柄強を選出しています。安定性は225や東証一部900よりも劣りますが、値動きの良いペアが見つかりやすいです。
ETF・・非常に相関が強い銘柄が多い市場ですが、エントリーチャンスは一瞬のことが多いです。市場の歪みを見たり、長期トレードに向く市場です。ただし、配当落ちなど見えない取引コストもかかりますので上級者向けです。
株価データは非常に繊細です。自動更新で全てのグループをダウンロード指定にしておくと、膨大な量のダウンロードを施行します。
そのため、ダウンロード元から制限されることもあり、時間を置かないと更新できない銘柄も発生します。その際にはメイン画面から個別で株価を更新してください。
相関係数算出

相関係数は、銘柄Aと銘柄Bがどれだけ似たような動きをしているかの値ですが、この計算はとても時間がかかります。BLSシステムでは相関係数を事前に計算をしておくことで、動作をスムーズにしています。
相関係数算出のデータがない市場は検索できませんので、初回はこの画面から検索したい市場を選んで【計算する】ボタンをクリックしてください。
相関係数の計算は何十万通りもあります。全て計算するにはPCのスペックにもよりますが、2~3時間はかかるので時間のある時に行ってください。
一度計算してしまえば、あとは1~2ヶ月に1度やれば十分です。
BLSメイン画面の説明

ここからはメイン画面のご説明です。BLSはこのメイン画面よりすべての操作を行います。
個別銘柄の選別&分析はこの画面で行い、気になった銘柄は株価ボードやポートフォリオに登録して監視するという流れです。
銘柄ペア検索エリア
上の赤枠エリアではサヤ取り銘柄を選別するための条件を指定する事ができます。
慣れないうちは検索フィルタはデフォルトのままで構いませんが、基本的には「同業種」のペアでのサヤ取りをおすすめしています。
慣れてきたら下記を参考にしてお好みの検索条件で探してみましょう。
相関係数期間 | 1年、3年、5年のうち、どの期間で計算した相関係数を使用するかを設定できます。長いほど精度はあがりますがトレードも期間も長めに設定します。 |
相関係数 | 相関係数とは、数値が「1」に近いほど株価が似たような動きをしている事を表します。値としては、短期トレードでしたら0.9~1.0の相関を、長期ですと0.8~1.0くらいまで幅をもたせた相関での検索がおすすめです。 |
株価 | 株価を指定して検索ができます。空欄にすると全銘柄を対象に検索しますが、銘柄抽出にはそれだけ時間がかかります。 |
シグマ(σ) | サヤチャートを使って行き過ぎた動きを算出するパラメータです。 1.8~2.5程度が推奨値です。この数値が高すぎる銘柄は異常値のお宝銘柄か、そのままサヤが戻らない危険な銘柄のどちらかです。 |
銘柄コード 指定 |
このボックスには企業コード4桁を入力して下さい。空欄の場合は他の検索条件にあった銘柄すべてを選出します。 片方のボックスだけ記入した場合はその銘柄と指定した条件にあったペアを選出します。 両方記入した場合は右側の分析画面にそのペアが表示されます。 |
業種 | 業種で絞り込みができます。同業種は相関が崩れにくいですが値動きが乏しく、異業種は相関が崩れやすいですが値動きは活発です。 基本的には同業種での取引をおすすめしています。 |
条件を指定したら【 上記の条件で検索する 】をクリックすればペア一覧が下段に表示されますので、お好きなペアをクリックして分析画面に表示させましょう。
もしPCのスペックが低く、検索に時間がかかりすぎるようでしたら、相関係数の値を0.85~0.9や、σの値を2.0~2.2のように狭くして設定すれば早くなります。
市場グループ選択

銘柄選択エリアの一番下には市場選択ボタンがあります。
銘柄ペアの検索と、上部メニューバーにある【株価ダウンロード】をクリックした時にダウンロードする価格は、ここで選択している市場になります。
国内主要株式市場と指数のうち、日経225銘柄、JPX400銘柄、プライム、スタンダード、グロース、東証一部900、東証全体2000、ETF銘柄の選択が可能です。
銘柄情報エリア

銘柄コード・市場 業種・企業名・株 価 |
緑のエリアには4桁の企業コードと、所属する市場、業種、社名、株価が表示されます。 日付は株価データの最終更新日、⟳のマークをクリックで、株価の更新ができます。 |
Buy Sell・株数 建玉金額 |
両建ての際の買いと売りの指示、何株変えば両者のバランスがとれるかの株数、建玉金額が表示されます。 水色とピンクの色に分かれていますが、これは散布図を出す時にどちらを母数にして計算したかの目安で通常は特に意識しなくても問題ありません。 建玉金額は、環境設定で事前に指定した金額に近くなるように自動計算して表示していますが、この量は目安ですので、ご予算に合わせて比率を保ったまま購入量の調節をおこなってください。 |
信用倍率 | 信用取引においての売りと買いの状況を示しています。1より大きいと買い残りが多いことを示し、逆に1未満になると売り残りが多いことを示します。 この値が10を超えていると将来の売り圧力になりますが、業種によってこの値はバラバラなので他の同業種の数値を見ながら検証してください。 |
直近決算日 | 一番近い決算日を表示しています。 |
類似銘柄 | 環境設定からON/OFFが可能です。株探のデータを参考にして似ている銘柄を表示しています。 |
![]() |
各アイコンをクリックで、左から、株探、バフェットコード、Yahooファイナンス、IR BANKを開くことができます。 |
株価ボードに追加する | 株価ボードにこの銘柄ペアを追加して管理できます。 |
ポートフォリオに追加する | この銘柄ペアの仮想ポジションを両建てでもちます。(ポジションの購入日はメイン画面の分析期間の終了日付で持ちます) |
信用倍率株価ボードに追加するポートフォリオに追加する
銘柄情報の価格ですが、BLSシステムはその日の終値を参考に表示しています。
この終値はデータ元の更新時間により変わりますが、Yahoo financeの場合ですと毎日17時前後ですので、1日1回その時間以降にダウンロードして下さい。
仮想ポジションの購入日は、そのペアを持った日ではなくて、メイン画面の分析期間に表示されていた「終了日付」で持ち、仮想ポジションの損益などの計算は株価データの最終更新日で計算します。
株式分割&併合が起こった場合(重要)
分析期間

ここで期間を指定して銘柄ペアの動きを分析することができます。
全期間・・株価データがある期間すべて
リーマンショック・・2008年9月15日~2011年12月31日
アベノミクス・・2012年12月26日~
トランプ相場・・2016年11月13日~
コロナ相場・・2020年2月21日~
利用方法としては、リーマン・ショックやトランプ相場などは今後同じ様な状況が起きた時の参考に使えます。
アベノミクスは現在の経済の基盤とも言え、現在に通ずる期間ですので長期銘柄はこの期間も見ておいたほうが良いでしょう。
コロナ相場に関しては基本短期トレードでのみ使いますが、特にコロナ以降で新しい相関ができていないかは確認が必要です。
分析エリア

分析エリアには全部で4つのチャートが表示できます。
左下が少し大きめに使えるメインチャートですので、散布図をここに配置し、右のサブチャート3箇所にその他を配置するのが基本です。
また、各種チャートは左上のボックスからお好きなチャートを選んで表示することができます。
散布図

こちらは2銘柄のサヤ(価格差)を計算して表示したものです。赤丸が最新株価の位置、黄色い丸が1日前の位置です。
中央のオレンジラインは回帰直線で、このライン上が分析ペアの適正なサヤになります。
左下から右上に向かって一直線に広がっている形が相関ができている銘柄です。散布図の理解は非常に重要なので、下記で詳しく解説していますのでぜひ御覧くださいませ。

適正乖離率ヒストグラム

ヒストグラムはサヤ(価格差)がどのように分布しているかをひと目で分かるようにしたもので、狙っているペアのサヤが正規分布(ランダムに分布)しているかどうかがわかるものです。
株価は通常、売りや買いのどちらかに傾いているので正規分布する類のデータではありませんが、もしここで正規分布に近い形をしてた場合は、多くの投資家が暗黙の適正価格を認めている可能性が高く、保険会社や年金機構、投資銀行などの大口が売り買いをする水準としてポートフォリオに組み込んでいる可能性もあります。
サヤ取りに適したペアを見極めるために、散布図の次に重要な図です。
きれいなヒストグラムの形

サヤ取りに理想なヒストグラムの形は、上記のように頂点が1つのものが理想です。
これは選択した分析期間中に相関が崩れず、ランダムにサヤが分布していることを表し、サヤが異常に開いたとしても、元に戻る可能性が高いことを示唆しています。
赤い三角のマークが右か左端にある時にエントリーが基本です。

適正乖離率チャート

適正乖離率チャートは現在のサヤが、過去と比較してどのあたりまで加熱しているかを見るものです。
聞き慣れない「適正乖離率」というのは「予測されるそこに収まるべき数値から実際に離れている数値」を表したものなのですが、この計算式につきましては公開しておりませんのご了承くださいませ。
チャートの見方としては、中央の0%ラインよりも離れればサヤが拡大していて、0%ラインに近ければサヤが縮まっているということなのですが、注意事項として適正乖離率がどこまで離れるかは銘柄ペアによって変わりますので、「◯◯%を超えたらエントリー」のような絶対値はありません。
目安としては、過去3~5年以上の適正乖離率チャートの最大値付近を、第一のエントリーポイント目安として考えるのが無難です。

サヤチャート

続いてはサヤチャートの説明です。こちらは価格差(サヤ)を青い折れ線で表し、ボリンジャーバンドでサヤの広がりの勢いと、値動きの活発度を見るものです。(サヤチャートは期間を変えても直近の1年間を固定して表示します)
折れ線がレンジの動きをせず、適度に上下のボリンジャーバンドにタッチしている銘柄が利確しやすい銘柄と言えます。
また、折れ線が異常に伸びているときは、なにかニュースがでた時で、サヤが想定よりも開く可能性があります。

株価データ

こちらは株価データ表です。
ここに表示してある株価に関しては問題ないかと思いますが、聞き慣れない「適正価格」「適正乖離率」「適正乖離(円)」は下記をご覧ください。
適正価格・・散布図チャート上に表示される回帰直線(黄色いライン)上の価格です、統計的に見たその株価の適正価格です。
適正乖離率・・サヤ(価格差)が適正価格を元に、そこから何%離れているかを表したものです
適正乖離(円)・・適正乖離率をわかりやすく円換算したものです
サヤ取りトレードをサポートする便利な機能

この項目では、サヤ取りに適した銘柄ペアを登録・監視できる【株価ボード】機能と、デモトレードが可能になる【ポートフォリオ】機能について解説していきます。
株価ボードの説明

株価ボードはメイン画面から登録した銘柄を一括管理ができます。
サヤの開き具合によって色が変わりますので、多くの登録銘柄の中からエントリーチャンスのペアがひと目で分かるほか、タグ付けで管理をしたり、その銘柄の情報・ニュースサイトへワンクリックで移動する事ができます。
株価ボードは全部で6枚用意されており、画面上部の鉛筆マークをクリックで好きな名前をつけることができますので、「同業種銘柄ペア」、「異業種銘柄ペア」、「時価総額1兆円以上」「5年間の相関がきれいな銘柄ペア」、「明日の値動き要監視銘柄」などの名前をつけて割り振っておけば管理が楽になります。
タグ管理

株価ボードの上部には登録したタグの一覧が表示されます。
これは各銘柄ペアにタグを記入するアイコン(赤枠)がありますので、そこからタグを記入しておけば登録銘柄が多くなっても、すぐに該当の銘柄ペアを呼び出す事ができます。
業種を打ち込んだり、「AI銘柄」「輸出銘柄」などの単発情報を登録すると管理に便利です。
各銘柄の色の変化について
赤はサヤが強く拡大中、黄色はほどほど、緑はサヤが中央値に収まっている事を表しています。

色が変わる精度は、メニュー画面より【設定】→【環境設定】の「株価ボード設定」から変更が可能です。
ここではBLS起動と同時に株価ボードを立ち上げるかのON/OFF、株価ボード色分けのON/OFF、精度の選択(通常・高)と、どれだけの期間をベースにしてサヤが開いているかどうかの判断期間を選択できます。

ポートフォリオ画面
ポートフォリオ画面では銘柄情報から登録した仮想ポジションや、合計損益をみることできます。
今持っているポジションを決済する場合【決済】ボタンを押せば完了です。過去の履歴は上部の【決済済みポジション】で確認することができます。
ポジションの削除はペアの上で【右クリック】を押して「このポジションを削除する」を選択するか、決済項目のゴミ箱マークで削除することができます。
評価損益や合計損益は最新の株価をダウンロードした時点で更新されます。
ポートフォリオから過去の検証

【購入日】をクリックすると購入した日付けのチャートが表示されます

購入日を固定中は、分析期間の周りの色がピンク色に反転します。
固定中は、コロナ相場ボタンや過去1年ボタンを押しても日付が購入日で固定されますので、後からいろいろな条件で見ることができます。
これは、勝ったペア・負けたペアがどういうチャートだったのかを分析する際に便利ですのでぜひ活用してください。
なお、固定モードの解除は検索ボタンや日付を変更、他の画面に切り替えれば解除されます。
通知設定

ポートフォリオ画面の一番右側から、決済条件を指定してアラートを鳴らすことができます。
条件は細かく指定できるので、リアルトレードの際に便利な機能です。
乖離%:適正乖離率チャートの値で計算されます。
保有日数:購入日から起算した日数でカウントされます。
含み益額:合計損益欄のプラスの額で計算されます。
含み損額:合計損益欄のマイナスの額で計算されます。
含み益%:合計損益欄に表示される%で計算されます。
含み損%:合計損益欄に表示される -%で計算されます。
決済条件にある、「以上 / 以下」の項目ですが、指値・逆指値の機能と考えてください。
含み益額は通常、ポジションもった時を0円として、10000円に達したら決済と考えがちですが、既に含み益が20000円ある状態で、10000円以下になったら決済という逆指値パターンもあります。
ポートフォリオ機能は、リアルトレードのサポートツールとしても使用される事を想定しておりますので、そこで、含み益 ◯◯円 「以上/以下」という指定が必要になります。
【分析の疑問】期間は長期を重視?それともきれいな形の期間だけを重視?
BLSシステムでは、散布図やヒストグラムの検証期間を自由に変更することができます。
この際に疑問として浮かぶのが、多少散布図の形が崩れていても多くのデータが含まれている10年などの長い期間を重視するべきか、期間は短くなるもののチャートの相関が崩れていない3~5年期間を取るかです。
この答えですが基本的には、散布図やヒストグラムの形がきれいな中で一番長い期間をとってください。
理由として、企業の利益構造は市場環境が変われば大きく変わります。例えばコロナ前とコロナ後では、航空系やホテル業を営んでいた会社の株価はまったく状況が変わりました。
統計というものは前提条件が同じデータの中での数値のばらつきを見るものです。
わかりやすい例でいうと、コロナ前とコロナ後では市場の構造が変わり、そのデータをまとめて分析しても精度が低いことが多いです。
ですので、散布図の形が乱れた場合は期間を短くしてみて、形のきれいな期間がでてこないか、その期間はなにか市場の大きな変化がなかったかなどを疑って分析してください。
コロナ前の2019年は東京オリンピック需要があるということで、ホテル業界や航空業界が盛り上がりそこへ飛びつく投資家も多くいました。
それが2020年以降はホテル・航空業界の株は見込みがなく、そちらへお金を使うならば薬品・保険業界などへお金を回そうという流れが起きました。ここで市場参加者がガラリと変わってしまったんですね。
こうなると散布図の形が大きく変わりますが、その場合は最低半年は放置して「新しい相関関係が作られる」のを待つのが最善です。市場は合理的ですので、参加者が変わってもその中でまた企業間の比較が始まり、同じような評価の企業同士ならば、必ず綺麗な散布図が作られていきます。

マニュアル・設定メニュー解説

ここではメニューバーの「マニュアル」「設定」画面を解説していきます。
BLSシステムのマニュアル

「マニュアル」をクリックすると、BLSシステムの公式マニュアルに加えて、株ラボで公開されている記事から、サヤ取りに有用な重要記事が紹介されています。
設定メニュー

メニューバーの【設定】からは、BLSシステムの環境設定やアカウント情報の確認が可能です。
アカウント情報

アカウント情報
登録時のメールアドレスと、お問い合わせや購入時に必要になるソフトウェアID、有料プランをご購入時に発行されるライセンスコード、現在のプランステータスが表示されます。
有料プランは期限が終了すると自動で更新されますので、更新を避けたい場合はこちらを参考に解約手続きをお願いします。
解約が完了すると、ステータスが【有料プラン解約済】になり、残りの利用期限が表示されます。
ライセンス購入
有料のフル機能版を利用する場合は、このサムネイルをクリックしてください。
その後チケット購入画面へ遷移します。
クーポン使用

クーポンをお持ちの方はここにクーポンコードを入力し、【クーポンを使用】ボタンをクリックすれば適用されます。
株価データ設定
株価データの解説はこちらを御覧ください。
環境設定

環境設定
検索結果表示件数:銘柄ペアを検索した際に、結果に表示される最大件数の設定です。表示される順番は、条件にあったペアが見つかった順です。
類似銘柄表示:企業情報エリアに、株探の情報を元にした類似銘柄を表示させるかどうかのパラメータです。この表示には通信が必要で動作が重くなりますので、通信環境が遅い人はオフにしてください。
両建て資金設定
最適なロットを自動で計算する:チェックを入れると、銘柄情報エリアに表示される売りと買いの建玉金額の差が最小になるように計算します。
ロット計算の資金を指定する:金額入力すると、その資金に近い適正ロットを自動計算するようになります。ただし株価によっては自動でロット計算をするよりも誤差が大きくなります。
株価ボード設定
株価ボード起動設定:「BLSシステム起動時に株価ボードを表示する」にチェックをいれると立ち上げ時に株価ボードも自動で立ち上がるようになります。
株価ボードを色分けする:チェックを入れると株価ボードがサヤの開き具合によって色が変わるようになります。
精度の選択(通常・高)と、どれだけの期間をベースにしてサヤが開いているかどうかの判断期間を選択できます。

株価ボードをメインウィンドウにスナップする:チェックを入れて、左上右下の場所を選択すると、株価ボードがメイン画面のウインドウにくっついて同期するようになります。
その他の表示設定
散布図に詳細データを表示する:散布図に傾きに関する数値が表示されるようになります。
母数n、傾きx、決定係数(相関係数の2乗)r^2
r^2の数値が1に近いほど相関が高いと言えます。
よくあるお問い合わせ
ダウンロード、インストールに関して
その表示が出ている右側に設定メニューがでていますので、そこをクリックか右クリックをするとスルーしてインストールをすることができます。
こちらを参考にして下さい。
株価ダウンロードに関して
株価データの参照元は、Yahoofinanceは当日の17時以降、株式メモの場合は夜20時半以降、stooqは翌営業日の9時以降からダウンロード可能になります。
ただし、前日に市場での売買が無く、データの参照元が更新していない場合は株価の日付更新がされませんので、その場合は参照元の更新をお待ちください。
また、自動更新を全ての市場に設定している時などは、時間辺りのダウンロード制限に引っかかることが良くあります。その場合は銘柄情報右上の更新(⟳のマーク)ボタンで個別でダウンロードするか、一括ダウンロードを時間をずらして試してください。
また、年に1度あるかないかの頻度ですが、Yahoofinanceは予告なしに4~5日程度価格データのダウンロードができなくなることがございます。その場合はYahoofinanceが再開されるまでstooqをご利用ください。
株価のデータのダウンロード元にYahoo!financeを選んでいる場合ですが、Yahoo!financeのサイト価格は最新のものに更新されているのに、当日の株価データがダウンロードできない場合があります。
これはYahoo!financeがHPで公開する株価データとダウンロードできる株価データの更新タイミングに差があるためです。
この場合はしばらく時間をおけばダウンロードが可能になります。
データが更新されない理由として
・データの配布元が配布用の株価を更新していない(例えば取引終了後に何らかの理由で価格の修正の必要がある場合などは1~2日遅れて配布されます)
・混雑時間などにダウンロード過多による一時的な配布元からのブロックや通信エラーによるダウンロード失敗
・その日の売買がなかったためにデータが更新されない
・配布元のメンテナンス
などのケースがあります。
どのケースの場合も、時間が立ってから(株価の配布元が価格データを更新してから)
銘柄情報右上の更新(⟳のマーク)を押してその都度更新をして対処お願いします。
銘柄情報右上の更新(⟳のマーク)を押しても日付が変わらないのは、株価の参照元のデータが更新されていない状態です。前日の取引が無いなどで参照元が日付を更新していない状態ですので、市場で取引が行われて株価が更新されるまでお待ち下さい。
また、取引履歴画面などからメイン画面に飛んだ場合は、日付固定モード中に更新している可能性があります。その場合は日付を変更すれば当日の価格になります。
【設定】→【株価データ設定】→【株価ダウンロードソース設定】からダウンロード先をstooq以外のものに変更して下さい。stooqは基本的に他の価格データ参照先が更新されない時の緊急時の参照元としての利用がおすすめです。
前日までできていたのに、突然ダウンロードができなくなった場合は、ダウンロード元から制限を受けた可能性、またはなにかしらの障害が発生している可能性があります。この場合は半日~最大3日程度で再びダウンロードが可能になりますのでしばしお待ちくださいませ。もし3日たってもダウンロードできない場合はお問い合わせよりご連絡下さい。
株価データAPIはFXなどと違って、取得回数の制限がとても厳しいです。
リトライ機能を実装しますと不用意に試行回数が増えて制限にかかってしまう可能性が上がるため実装しておりません。更新がされていない銘柄は銘柄情報右上の更新(⟳のマーク)を押して対処をお願いします。
すでにダウンロードしてある過去の価格は修正されませんので、銘柄情報右上の更新(⟳のマーク)を押して株価をリフレッシュしてください。
はじめてお使いの場合、日経225だけでも、225銘柄の過去10年分のデータを持ってきますので20分程度は見て下さい。東証2000ともなると通信速度によっては1~2時間ほどかかるかと思います。
ただし、2回目以降のダウンロードに関しては1/10ほどの時間でダウンロードが可能です。
BLSシステムの相関係数データは、メニューの【ファイル】→【株価データフォルダを開く】で表示される階層の1つ上に【CorrelationData】フォルダがあり、その中に保存されています。
BLSシステムが読み込むcsvファイルはとても繊細です。
直接編集すると株価ボードが消えたり登録されていたポジションが消えたりすることがありますが、.csvの編集で起こるエラーはこちらで原因の特定ができませんので自己責任でお願いします。
メイン画面・分析画面に関して
パソコンを、独自のCPUを使っているSurfaceシリーズをお使いのお客様に稀に起こるエラーです。これに関しては開発元のアップデートを待つしか方法はありません。
株式併合や株式分割をした可能性があります。銘柄情報右上の更新(⟳のマーク)を押して株価をリニューアルして下さい。
適正乖離率チャートは始値と終値を計測していますが、ヒストグラムは終値だけを計測しています。そのため、適正乖離率チャートで始値で大きく乖離したとしても、ヒストグラムには終値のみが記載されるため表示されません。
相関自体は大きな期間で計算していますので急激には変わりません。1日で表示される銘柄が変わるのは、株価が変動して検索条件である株価とシグマの範囲内にあるかどうかが変わるからです。
株価ボード・ポートフォリオに関して
短期的に検索にでてこなくても、散布図の形が良いものはとっておいて長期で監視するほうが良いかと思います。
ポジションの売り買いの方向は正しいですか?メイン画面で購入する時に選択していた期間によって売りと買いの指示は逆転することがありますので、エントリー時に見ていた時間軸と、現在見ている時間軸が異なっていないか一度チェックしてみて下さい。
仮想ポジションの購入日は、そのペアを持った日ではなくて、メイン画面の分析期間に表示されていた終了日付(表示していた期間)で持ち、損益などの計算は株価データの最終更新日で計算します。
最終更新日=株価データの最終更新日ですので、株価データの配布元がデータを更新しなければもちろん最終更新日に差が出てきます。
データが更新されない理由としては、
・データの配布元が配布用の株価を更新していない(例えば取引終了後に何らかの理由で価格の修正の必要がある場合などは1~2日遅れて配布されます)
・混雑時間などにダウンロード過多による一時的な配布元からのブロックでダウンロード失敗
・その日の売買がなかったためにデータが更新されない
・配布元のメンテナンス
などのケースがあります。
どのケースの場合も、時間が立ってから(株価の配布元が価格データを更新してから)メイン画面の価格更新ボタンにて修正ができます。
なんらかの原因でPCの書き込みエラーが起きています。
一度BLSを閉じて、【ドキュメント】→【BLS】の中にある、BoardName.csvというファイルの名前を適当に変えて(BoardName001.csvなど)、その後BLSを起動をしてみてください。※名前が似ていますが、boardpairs.csvは消さないよう注意してください。
それで直らない場合は、症状が分かる状態の画像を添付してこちらからお問い合わせください。
これは相関が無いペアの場合に起こります。
特に相関係数が低いもの、散布図のラインが左下から右上にしっかりと角度がついていないものは、回帰分析でサヤの計算が正しくできません。
その他
株価のダウンロード元が、VPNを利用している場合にはじくことがあります。一旦VPNを停止してから立ち上げてください。
VPNを利用している場合に、認証サーバーが弾いてしまうことがあります。一旦VPNを停止してから立ち上げてください。
申し訳ございませんが、各種ロジックは公開しておりませんのでご了承くださいませ。
サヤ取りは両建てのため手数料が多くかかります。そのため信用取引コストが安いSBIネオトレード証券をおすすめしています。
可能です。一つのアカウントで複数デバイスでの利用が可能です。
その場合、コードを入力すると、お試し期限が1週間伸びますので問題ございません。
クリックワンスのキャッシュを削除して解決することが多いです。こちらのページを参考に削除して下さい。