サヤ取り実践

適正乖離率チャートを使って安全なエントリーを見つける

適正乖離率チャート
yuki
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今回はサヤ取りを行う際にセーフティーネットの役割を果たす適正乖離率チャートのご説明です
カオチャイ
カオチャイ
とても地味な存在ではありますが、今回解説する方法で危険なエントリーをかなりの確率で防いでくれます
yuki
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すでに仮想トレードを行って負けトレードの履歴がある方などは、適正乖離率チャートを使っていたらどうなっていたかの分析をしてみると勝率が上がる事に気づけますよ!

適正乖離率チャートとは?

適正乖離率チャート

適正乖離率チャートは、BLSの初期状態ですと右側2段目に表示されるチャートです。

チャート中央の乖離率0%の位置は、相関のあるペアならば本来戻るべきサヤの位置を過去の統計から算出したものであり、この0%の位置が2銘柄のサヤが縮みきっている状態。0%から離れれば離れるほどサヤが開いている状態となります。

サヤは相関のあるペアで20%以上離れているものを狙いましょう
yuki
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相関のないペアですと統計結果が正しくだせず、乖離率200%とか500%という値がでることもありますので注意してくださいね

 

チャートの見方ですが、赤が陽線(上昇)青が陰線(下降)を表しており、サヤチャートと似たような動きをしますが、サヤチャートは銘柄2を銘柄1で割った株価の比率を折れ線グラフにしてサヤの勢いを見やすくするものであり、戻るべき基準値は考慮していません。

しかし適正乖離率チャートは基準を明確してそこからの距離を算出していますので、サヤチャートよりもより正確に現在の位置がわかるメリットがあります。

適正乖離率ですが、分析期間を長く取るか短くとるかで統計に使うデータ量が変わります。

そのため期間によって基準の位置はもちろん変わりますし、チャートは基準値からの距離を算出したものですので基準値が変わればチャートの形も微妙に変わります。

特に最高値や最低値が微妙に変わる時は判断に困りますが、基本的には散布図の形がきれいにでている期間を採用すれば問題ありません。

 

適正乖離率チャートの使い方

適正乖離率チャートの使い方ですが、3つあります。

まず1つは現在のサヤ(2銘柄の価格差)がどれくらい離れていて、どれくらいの利益を狙うべきなのかの判断材料にする。

もう1つは過去最高値・最低値付近での反発を確認してエントリーを決めるために使います。

そして最後は損切りの目安に使うことです。

 

①狙うべき利益の判断材料にする

適正乖離率チャートの基準値は0%です。これより離れればサヤが拡大していることはお話しました。

しかしまず前提として、この基準値からの距離はあくまで散布図などで「相関がある銘柄ペア」の時に正確な数値がだせるのであり、「相関がないペア」の時は正確な数値が出ません。

まず普通に相関のあるペアを見てみますと・・

相関のあるペア

相関のあるサヤ取りペア上下40%以内で推移しています

 

相関のあるサヤ取りペア

こちらのペアの適正乖離率チャートは、基準値からの距離がだいたい上も下も40%程度に収まっています。散布図を見てみますと左下から右上へ直線状に青い丸が散布しており相関があるペアと言えるでしょう。

サヤ取りペアで採用する銘柄の場合、この適正乖離率チャートの最高値・最低値が最大20~60%程度に収まっているのペアが相関が強いものであり理想です。

そして60%の距離でエントリーできれば長く持って大きく戻りを狙うべきであり、20%の距離でエントリーする場合は小さめの利益確定を狙うのが王道です。

 

相関のないペアの場合

相関のないサヤ取りペア こちらはー1000%付近で推移しています。

 

相関のないサヤ取りペアこちらは相関の弱いサヤ取りペアの適正乖離率チャートです。基準値からの距離がすでに-1000%と表示されておかしなことになっています。

そこで散布図を見てますと、2銘柄が相関関係にある形をしておりません。

相関していないペアの基準値は正しく計算できないため、基準値を元に算出する適正乖離率はこのように異常値を出してしまいます。つまりサヤ取りに採用してはいけない銘柄となります。

基本的に適正乖離率チャートの上下最大幅は20%~60%までと覚えておきましょう。

 

②過去最高値・最低値付近での反発を確認してエントリー

適正乖離率チャートは2銘柄のサヤ(2銘柄の価格差)の始値と終値(引け値)を使って表示されます。

そして赤が陽線(上昇)青が陰線(下降)を表していますが、サヤの動きは通常のローソク足と同じ様に最高値・最低値は抵抗帯として意識され、抵抗帯付近で出現する陽線または陰線は反発の合図になります。

これは非常に重要な考えで、トレードレベルによって判断の差が出るところではありますが、しっかりと練習することで損切りになるエントリーをかなり防いでくれますので、いくつか例を上げてご説明していきますね。

 

反発を無視してエントリーすると・・

反発待ちのチャートまずこちらは直近で一番サヤが拡大した位置へ大きな陽線でタッチしています。しかし最高値付近で陰線の出現を待たずに見切り発車しますと・・・

 

反発待ちのチャートこのように突破されて損切りになることが多いです。

 

カオチャイ
カオチャイ
ご自身の取引履歴で負けたペアなどを見るとこの形のパターンがたくさん出てくるかと思います
yuki
yuki
逆に言えば適正乖離率チャートを使うことで防げるエントリーでございますね

 

最高値付近での正しい反発①

正しい反発 こちらは過去最高値にタッチで大きな陰線が出現しました。エントリーチャンスです。

 

正しい反発反落してサヤが縮んでいきました。

 

相関のあるペア散布図を見るととてもきれいな形をしているペアでした。

 

カオチャイ
カオチャイ
このように綺麗に戻る銘柄ペアは散布図などもきれいな形になっています。
yuki
yuki
ですのであくまで基本は散布図、サポートとして適正乖離率やサヤチャートを使ってくださいね

 

最高値付近での反発②

窓開けからの反発こちらは窓あけを伴って最高値を突破しましたが大きな陰線で反落しています。前日に「窓開け」しているので少し心配ですがエントリーチャンスです。

 

窓開けからの反発綺麗に反落しました。

 

サヤが拡大している散布図散布図を見るときれいな相関を示しています。

 

こちらのチャートは窓開けを伴って直近の最高値を更新しましたが、大きな陰線で反落してきました。

窓開けは基本的に勢いがあることを示しますのでエントリーに迷うところですが、このエントリーが可能な理由は大きく2つあり、1つ目はこの窓開けは4連休を挟んだものですので、どちらかというと窓が開いて当然というものです。

そして2つ目ですが、散布図を見てみますと非常にきれいな相関があるペアですので、ある程度のリスクをとってもエントリーが可能というものです。

カオチャイ
カオチャイ
他にヒストグラムの形も綺麗でしたので、総合的に良いチャートと判断できるものですね!

 

最高値付近での反発が弱いパターン

反発が弱いチャートこちらは最高値付近で青い陰線がでましたが、前日の陽線の始値を下回っていません。ローソク足で言うとはらみ線状態になっており、反発が弱いと判断できます。

 

反発が弱いチャートその次の日に一気に最高値を抜けてしまいました。

 

カオチャイ
カオチャイ
この形が見られた時は、株探やヤフーファイナンスで個別銘柄のローソク足を見たり、材料を見たりして総合的な判断が必要になってきます
yuki
yuki
慣れた方以外は基本スルーですが、リスクを取れる方はエントリーも可能という難しい形ですね

※株探やヤフーファイナンスへBLSメイン画面から飛ぶ方法はこちら

 

窓開けからの反発

窓開けからの反発こちらは窓を開けて最低値を超えましたが大きな陽線で直近の最低値よりも終値が上に戻ってきました。一見エントリーしても良さそうではありますが・・

 

窓開けからの反発しばらくもみあってから最安値を更新してしまいました。

 

このチャートですが、慣れていない方でしたら最低値を更新したという理由だけで手を出す必要もないのですが、この様に大きな陽線が出て反発が起きた場合は散布図などがきれいな形でしたらエントリーを一考する方も多い形です。

しかしここで注目するべきはエントリー時の陽線と前日の陰線との間に作った大きな窓です。実はこの窓は週末や祝日を挟んで開いたものではなく、月曜日と火曜日の連続した営業日で開いたものです。

ですので、下落圧力がまだまだ強いことが予想されますので、この場合はエントリーを見送るのが正しい選択です。

カオチャイ
カオチャイ
連続する営業日での窓開けを含むエントリー判断は慎重にしましょう

 

③損切りは適正乖離率の最高値が突破されたら

株ラボでは初心者の方には利確5%損切り5%などのルールをおすすめしていますが、ある程度慣れた方には適正乖離率を使った損切り方法をおすすめします。

適正乖離率を使ってのエントリーは「直近の抵抗帯で反発をしてから」と、ここまででご説明しましたが、損切りは反発してエントリーした後にをずるずると抵抗帯を突破したらおこないます。

 

窓開けからの反発上記は一旦抵抗帯で赤い陽線がでて抵抗帯よりも内側で引けたのでエントリーしたが、その後ずるずると下がったので損切り。

 

目安にするのは終値(引け値)が直近の抵抗帯を明確に超えたかどうかです。

レンジの傾向が強い動きでしたら多少突破されても少し深めに損切りを考えても良いですが、勢いよく突破したものに関しては問答無用で浅く損切りです。

ぜひお試しくださいませ。

 

【分析の疑問】期間は長期を重視?それともきれいな形の期間だけを重視?

BLSシステムの有料プランの場合、適正乖離率や散布図の検証期間を自由に変更することができます。

この際に疑問として浮かぶのが、多少形が崩れていても多くのデータが含まれている長い期間を重視するべきか、それとも期間は短くなるもののチャートの相関が崩れていない中で一番長い期間を取るかです。

この答えですが基本的には、散布図の形がきれいな中で一番長い期間をとってください。

理由として、企業の利益構造は市場環境が変われば大きく変わります。例えばコロナ前とコロナ後では、航空系やホテル業を営んでいた会社の株価はまったく状況が変わりました。

統計というものは前提条件が同じデータの中での数値のばらつきを見るものです

コロナのように大きく前提条件が変わった前後のデータを一緒にして分析しても意味がありません。ですので、散布図の形が乱れた場合は期間を短くして形のきれいな期間のみで適正乖離率の分析してください。

コロナ前の2019年は東京オリンピック需要があるということで、ホテル業界や航空業界が盛り上がりそこへ飛びつく投資家も多くいました。それが2020年以降はホテル・航空業界の株は見込みがなく、そちらへお金を使うならば薬品・保険業界などへお金を回そうという流れが起きました。これで市場参加者がガラリと変わってしまったんですね。

こうなると散布図の形が大きく変わりますが、その場合は最低半年は放置して「新しい相関関係が作られる」のを待つのが最善です。市場は合理的ですので、市場環境が変わったらその中でまた企業間の比較が始まり、相関している企業同士ならば必ず綺麗な散布図が作られていきます。

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適正乖離率チャートを使って安全なエントリーを見つける まとめ

yuki
yuki
このように、適正乖離率チャートを利用すればかなりの失敗エントリーを防ぐことができます!
カオチャイ
カオチャイ
もちろん散布図がきれいなことが前提ですが、最終確認で使う大切なチャートですので必ず確認するようにしてくださいね
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