トップダウン分析

トップダウン分析は、投資信託やポートフォリオの構築において用いられるアプローチのひとつです。この方法では、まずマクロ的な視点から、経済動向などを分析してどの国や地域の資産に配分するかを決定します。次に、その資産配分の枠の中で選択する業種を絞り込み、最終的に個別銘柄を選択していきます。

長期的な視野で資産の分散投資を行う上で有用な手法で、経済や産業全体の動向を予測することで業種や銘柄選択の方向性を決定します。また、トップダウン分析は、一度の分析で複数の銘柄を選定できるため、選択の幅が広がるというメリットがあります。

しかし一方で、トップダウン分析はマクロ的な視点から市場の変動に迅速に対応できないというデメリットもあります。