ベーシス取引

ベーシス取引の概要

ベーシス取引とは、現物価格と先物価格の価格差(ベーシス)を活用して利益を狙う取引手法で、裁定取引とも呼ばれます。

買裁定の手順

先物価格が理論価格より高い状態では、先物を売り建てし、株価指数に連動する現物の組み合わせ(バスケット)を購入します。その後、先物価格が下落したタイミングで先物を買い戻し、現物株を売却して差益を得るのが買裁定です。

売裁定の手順

逆に、先物価格が理論価格より低い状態では、先物を買い建てし、現物株のバスケットを空売りします。その後、先物価格が上昇したタイミングで先物を売却し、現物株を買い戻して差益を得るのが売裁定です。

限月間の裁定取引

さらに、異なる限月間の価格差を利用した裁定取引も行われます。これにより、市場の価格のずれを利用してリスクを抑えつつ、利益を追求することが可能です。