値幅制限

値幅制限とは、株式市場で1日の取引の間に株価が大きく変動しすぎないように、上下に動ける範囲を制限するルールのことです。これにより、株価の急激な変動による投資家の損失を防ぐことが目的です。

例えば、ある株の値幅制限が500円だとすると、その株価は1日の間に上下最大500円まで動くことができ、それ以降はストップ高、ストップ安として値が動きません。

一方アメリカでは、個別銘柄の値幅制限は存在しませんが、株式市場全体には「サーキットブレイカー」と呼ばれる制度があります。

これは、株式市場全体の指数が一定の割合以上変動した場合に、取引を一時停止するルールです。この制度によって、市場全体の急激な変動を防いでいます。