単元未満株

単元未満株とは

単元未満株とは、1単元の株式数に満たない端数株式のことを指します。単元株制度では1株未満の株式の発行ができないため、単元未満株は1株の整数倍でなければなりません。

株式分割などにより、単元株制度を採用している会社で1株未満の株式が発生する場合、その持分に相当する金額が金銭で処理されます。

単元未満株の株主権利

単元未満株の株主は、株主総会における議決権の行使が認められませんが、利益配当請求権や書類閲覧謄写権、株主代表訴訟提起権などの株主の権利は享受できます。

単元未満株の換金や買増請求

単元未満株主は、保有している単元未満株を発行会社に対して買取請求することで換金できます。

また、単元未満株を保有している株主は、それと合わせて単元株になるように会社に対して買増請求することができます。

単元未満株は、株式市場で特別な取り扱いがなされる株式です。株主権利は一部制限されますが、換金や買増請求が可能であり、投資家にとって知っておくべき重要な概念です。