大納会

大納会(だいのうかい)とは、日本の証券取引所において年末の最終取引日に行われる特別な催事です。一般的には、この年末の最終取引日自体が「大納会」と呼ばれることが多いです。通常、12月30日が大納会の日とされていますが、土日が重なる場合は前営業日に行われます。

過去には、大納会の取引は前場だけで終了し、後場の取引は行われませんでしたが、2009年からは半休日制度が廃止され、終日取引が行われるようになりました。年始の最初の取引日は、「大発会」と呼ばれています。

大納会では、年間の株式市場の総決算が行われるため、その年の経済状況や市場動向が反映される重要なイベントです。例えば、ある年の大納会で日経平均株価が前年比56%上昇した場合、その年の株式市場が好調であったことがわかります。

また、2002年以降の大納会では、その年の経済界や社会において重要な役割を果たしたキーパーソンがゲストとして招かれ、立会終了の鐘を鳴らすことが恒例となっています。これは、その年の出来事やトピックを象徴する人物を讃えるためのセレモニーです。

大納会は、市場参加者にとって重要なイベントであり、投資家やマーケット関係者がその年の経済や市場の動向を振り返り、新たな年への展望を持つ機会となっています。