浮動株（ふどうかぶ、英: Floating stock）とは、株式市場で自由に取引されることができる株式のことを指します。これに対して大株主や関連会社、役員などが保有している株式は一般投資家が取引できないため、非浮動株と呼ばれます。
浮動株が多い企業は多くの投資家が取引できることから、株価の変動が比較的小さくリスクが低いとされています。逆に、浮動株が少ない企業は取引量が少なく、株価の変動が大きくなりやすいためリスクが高いとされています。
株式指数の算出においても浮動株が重要な役割を果たしています。多くの株式指数は各企業の時価総額に基づいて算出されますが、その際には浮動株による時価総額（浮動株時価総額）が考慮されることが一般的です。
このため、浮動株が多い企業は、株式指数に与える影響力も大きくなります。
