総収益（そうしゅうえき、Total Revenue）とは、企業がある期間（通常は1年）に得た総売上高を指します。つまり、企業が製造、販売、サービス提供などを通じて得た総収益のことです。
総収益は、企業の経営状態を分析する上で重要な指標の1つであり、収益性や業績の評価に用いられます。また、売上高やコスト、利益とともに企業の財務諸表（損益計算書）に記載されます。
総収益は、企業が商品やサービスを売り上げた金額だけでなく、割引や返品、キャンセルなどの販売関連の費用や、売上高に直接関係しない事業活動による収入など、様々な収入を含みます。
総収益を把握することにより、企業がどの程度の収益を得ているのかを知ることができます。また、総収益からコストや費用を差し引いた利益を算出することにより、企業の利益性を把握することができます。
ただし、総収益だけでは企業の経営状態を正確に把握することはできません。そのため、総収益とともに、利益率やキャッシュフローなどの指標を総合的に分析することが求められます。
