乖離率

乖離率(かいりりつ)は、株価や指数の現在値が、その移動平均線とどの程度乖離しているかを示す指標です。移動平均線とは、一定期間の株価や指数の平均値を意味します。

乖離率は、以下のような計算式で求められます。

【乖離率の計算式】 乖離率 = (現在値 – 移動平均線) ÷ 移動平均線 × 100

乖離率がプラスの場合は、現在値が移動平均線よりも高くなっていることを示し、マイナスの場合は、現在値が移動平均線よりも低くなっていることを示します。また、乖離率が大きいほど、現在値と移動平均線の乖離が大きいことを意味します。

乖離率は、トレンド転換のサインとして注目されることがあります。例えば、移動平均線が上昇トレンドにある場合に、乖離率が大きくなっていると、相場がオーバーヒート状態にあると判断され、売りのタイミングと捉えられることがあります。逆に、移動平均線が下落トレンドにある場合に、乖離率が大きくなっていると、相場が下落しすぎたと判断され、買いのタイミングと捉えられることがあります。