(いた)」とは、株式市場で特定の銘柄について、売り注文と買い注文が並んでいる状態のことを指します。この状態が板寄せという作業を行うことで、株価が確定します。

売り注文と買い注文が一致した場合、取引が成立します。しかし、注文が一致せず、板寄せの時点で未約定の注文が残っている場合は、その銘柄の株価は前日終値を基準として、未約定注文の数量が多い方向に動きます。

例えば、ある銘柄の売り注文が100株@1000円、買い注文が50株@990円となっている場合、板寄せ時に未約定注文は50株@1000円になります。この場合、未約定注文の数量が多い売り注文側に株価が動き、その銘柄の株価は1000円で取引が成立することになります。

板には、買い気配と売り気配があります。買い気配とは、売り注文が買い注文よりも少ない状態で、買い手が増える可能性があることを示します。売り気配とは、買い注文が売り注文よりも少ない状態で、売り手が増える可能性があることを示します。投資家は、板の状態を注視し、買い気配や売り気配がどちらに傾いているかを確認することで、市場の見方を判断することができます。