権利確定日

権利確定日(record date)」とは、株式配当や優先配当、株式分割などの権利付き株式を受け取るための権利を持つ株主を決定するための日付のことを指します。権利確定日は、企業が事前に決定した日付であり、株主名簿の最終更新日となります。

例えば、株式配当の場合、企業は権利確定日を基準にして、権利を持つ株主に対して配当金を支払います。権利確定日を過ぎた後に株式を購入した場合、その株主は配当金の権利を持たず、配当を受け取ることができません。

権利確定日は、配当や優先配当、株式分割などのイベントに対する株主の権利を明確にするために設定されます。企業は、権利確定日に基づいて、権利を持つ株主の株式数や名前などを確認し、配当や分割の対象となる株主を決定します。その後、権利確定日から権利行使日までの期間を設定し、株主に対して配当金や新しい株式を配布します。

権利確定日は、通常、権利落ち日(ex-date)の数日前に設定されます。権利落ち日は、株式を購入する際に、権利確定日を過ぎてしまわないようにするための目安となります。

投資家は、企業の権利確定日を把握し、株式売買や投資判断に反映させることが重要です。また、企業が配当や分割を行う場合には、権利確定日の情報を正確に把握することが、投資判断のために必要な情報の一つとなります。

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