「コモディティ（commodity）」とは、原材料やエネルギー資源など、生産された商品のうち、同じ種類で品質が同じであるか、少なくとも取引される際に同じ品質が保証されるものを指します。
代表的なコモディティには、金、銀、プラチナ、原油、天然ガス、小麦、大豆、コーヒー、綿花、鉄鉱石などがあります。これらのコモディティは、生産地や需要の変化、気候や天候不順などの影響を受け、価格変動が激しく、投資家の注目を集めることがあります。
コモディティ市場は、生産地や消費地の需要と供給が直接的に影響するため、株式や債券などの金融商品市場とは異なる特徴を持っています。また、コモディティ市場は、現物市場と先物市場があり、先物市場においては、価格変動リスクをヘッジするための商品先物取引が行われています。
投資家は、コモディティに直接投資することもできますが、株式や投資信託などの金融商品を通じて、コモディティに関連する企業に投資することもできます。ただし、コモディティ市場は価格変動が激しいため、リスクマネジメントが重要となります。また、コモディティ市場においては、情報の非対称性や市場操作のリスクも存在するため、注意が必要です。
