バイナリーオプションの最近の傾向
最近のバイナリーオプションやFXのトレーダーさんの傾向ですが、一昔前に多かった、「億トレーダーを目指す!」よりも、「副収入として月にちょっと稼ぎたい」という方が増えてきています。
実際ハイローオートのご利用者様を見ると、昨年は1ロット10000円以上賭ける方が全体の3割もいらっしゃいましたが、最近は全体の1割以下まで減っています。(これは個人的には良いことだと思います。自動売買は勝率に基づきコツコツと積み立てるものですから)
しかし安定志向のトレーダーさんが増えると不利になるのはハイローオーストラリア側です。
大きなロットで派手に資金を溶かしていた俗に言う「養分」と呼ばれるトレーダーが消えてしまったおかげでハイローオーストラリアは儲からなくなりました。
そこでハイローは今年、ペイアウト率の改悪をして利益を上げることを試みました。
ペイアウト率の改悪は自動売買トレーダーを狙ったもの
ハイローのペイアウト率で特に目を引くのが15分取引の改悪です。
15分取引は、1.88倍から1.85倍へ0.03倍の改悪となりまして、多くのトレーダーさんが「0.03倍程度なら関係ないか」とスルーしていました。
しかしこの15分取引、実は安定して利益を上げている自動売買のトレーダーさん達の殆どが利用している取引時間であり、そこをピンポイントで狙ってきたもので、ペイアウト率改悪は0.03倍ですが、これを損益分岐の勝率に変換しますと、従来の「約53.2%」から「約54.1%」となんと0.9%も損益分岐点が上がってしまったのです。
この0.9%という数値はハイローオートでバックテストを行っている方でしたら分かると思うのですが、かなりハードルが上がったと言って良いでしょう。
これまでは検証をしてデータを集めていけば、誰でも3~4ヶ月程度で安定して稼げるようになっていたバイナリーの自動売買。
それも難しい時期にはいっているのかもしれません。ハイローオートを1年以上使ってくれている常連さん達からも苦しい声が聞こえてきています。
しかしここにきて光明が。
バイナリーオプションの自動売買経験者がなにもわからないまま始めてみた株取引のデータで、これまでにない異常な数値がでています。
自動売買の経験が勝率に関係している?
FX-EAラボが今年8月に正式リリースした株のサヤ取りBLSシステム。
ハイローオートと合わせてご利用くださるお客様も多い株の銘柄分析システムです。
このシステムには仮想トレード機能が実装されておりまして、お客様のトレードのデータがFX-EAラボに届くようになっています。
ラボではこのデータを日々分析して、よりお客様が勝てるシステムの実装の参考にさせていただいています。
そこでBLSシステムの成績を公表しますと、メールアドレスの登録情報がハイローオートのデータベースに無いお客様(つまりBLSシステムのみ使われているお客様)の勝率は、70%を超える方は全体の1割程度、勝率60%以上70%未満の方が全体の2割という数値がでています。
BLSシステムを作った我々からすると、ひとまずの目標値は達成ということでほっと肩をなでおろしていたのですが、データを見ていましたらある異常値に気づきます。
ハイローオートとBLSシステムで同一のメールアドレスを登録されているお客様(つまり自動売買経験者の方)の勝率が、70%以上の方が全体の2割強、60%以上70%未満の方が全体の3割強と異常な数値になっています。
自動売買経験者の実力は一般トレーダーを上回っていた
「半数が勝率60%以上?」
これは投資の世界からするとチートとも言える異常値でして、我々も当初は利用者が少ないのでこのような数値がでているのかとスルーしていましたが、β版リリースから半年以上がすぎ、無料・有料版双方を合わせた利用者が300人名を超えた現在もこの傾向に変わりはありません。
そこで私が個人的に所属している投資グループお願いをいたしまして、実際のトレードを見せていただいたり、ヒアリングをおこないましたら、一般の投資家さんと自動売買経験者の取引傾向の違いが見えてきました。
・インストールできたらとりあえず動かしてみる
・勝てそうな銘柄を見つけたらひとまずポジションを持つ。ボリバンが人気。
・銘柄を探すスピードが速い。取引履歴はあまり見ない
・自分の勝率を把握していない
・マニュアルをかなり読み込む。質問も多い。
・銘柄分析がシビア。よさそうな銘柄があってもなかなかポジションを持たず、ひとまずお気に入り登録をしてあとから見る。
・銘柄探しよりも、取引履歴から過去のエントリーを分析する時間が長い
・自分の勝率を把握している
自動売買をご利用のお客様はだいたい皆さんご自身の勝率やバックテストにも関心がある方が多いのではないでしょうか?その気性がそのままBLSシステムでの取引傾向にも出ていました。
ハイローオートを使ってくれている方々からすると、勝率の確認やバックテストなんていうのはあたりまえの行為ですが、自動売買の世界から株取引の世界へ移りますとこの考えは驚くほど浸透していません。
「Twitterをみると株トレーダーもバックテストやってるよ?」なんて言う人もいるかと思いますが、それはお客様ご自身が自動売買トレーダーであり、ご自身がフォローする人はそういう人達だからです。バックテストなんて言葉は決して一般的ではないのです。
一般の株トレーダーが取引履歴から過去のエントリー検証なんていうことはほとんどやりません。せいぜい毎月の損益を見るくらいです。
そんな中バックテストやご自身の勝率を把握するという概念を知っている自動売買トレーダーは株取引に圧倒的なアベレージを持っていると言っても過言ではありません。
株のサヤ取りで勝てるようになるまでのルートマップ
株のサヤ取りについてはこちらの記事を参考にしていただくとして、ハイローオートのご利用者様向けに、BLSシステムで勝てるようになるまでのルートマップをご紹介しておきます。
もちろんBLSシステムの無料プランで十分勝てます。
有料プランは分析できる銘柄数が多いのでエントリーはより絞れてエントリー数も多くできますが、元手が少ないうちは無理をせず無料プランで経験を積むべきです。
1、簡易マニュアルを読んでBLSシステムをダウンロード。マニュアル全体を把握する
2、1週間の無料チケットもついていますが、使いこなす前に使用しても有料プランの良さはわからないのでひとまずは無料プランで練習を開始。
3、簡易マニュアルに書いてあるおすすめエントリーの形で、大雑把に10個くらい仮想トレードでポジションを持ってみる。
4、利確5%、損切り5%に設定して決済をし、履歴を充実させる。
1、散布図の記事、サヤチャートの記事を読み込み、必勝の形を覚える
2、過去検証機能を使って勝てた形、負けた形を覚える。
3、過去検証で負けた形を排除して、エントリーの精度を上げつつ仮想トレードでポジションを持って履歴を充実させていく。
4、2と3を繰り返していくと、勝率が6割超えてくるので実践でトレード開始(おすすめ業者は手数料の安いライブスター証券)
1、マザーズ、JASDAQ、東証グループで値動きの良いものを狙う
2、散布図は1年期間だけではなく、2年か3年期間での位置も考慮する。特に1年期間で見たらエントリーチャンスでも、2年や3年で見ると中央値というパターンは避ける。
3、分析できる銘柄数が増えた分、エントリー条件をより厳しく機械的に絞っていく。慣れてきたら利確5~6%の損切り4%程度を目標に調整してみる。
4、ローソク足チャートやニュース、財務指標を個別で把握するようにして勝率をさらに上げていく。(ここまできたらもう専業トレーダー可能)
自動売買とBLSシステムは相性が良い
自動売買を行っている方の殆どは、仕事が忙しくてトレードに使える時間が短かったり、裁量トレードに自信がないという理由で自動売買を始めた方が多いです。
そこへ株の取引となるとまた勉強することも増えるし、時間もとられてそんな事はできないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際に始めてみるとBLSシステムの銘柄分析は非常にシンプルで、人によって分析結果の差が少なく、マニュアルといくつかの記事を見てもらえればだいたいみなさん同じような銘柄抽出が可能になります。
また、株取引というものは土日が休みで平日も9時から15時と非常に短いです。ですので、トレードスタイルとしては指値が中心となりますので、だいたい前の日に注文を入れておいて次の日に約定。
利益が出るまでには1日~1ヶ月のスイングトレードになりますのでのんびり利確という形に収まることがほとんどです。
かたや自動売買ですが、一度稼働させてしまえば平日は動かしたままという方が多く、土日に調整して月曜日からまた稼働。という流れが多いでしょうか。
株取引と時間があまり被らず、分析や設定にも時間をとられないので、バイナリーの自動売買と株は非常に相性が良いと思われます。
また、為替市場と株取引市場の双方に勝てる時期と勝てない時期があります。
そのため、自分が取引できる市場の選択肢を増やしておく行為は、今後長く続く投資人生において決してマイナスにはならないはずですよ。