株式市場において、売り気配(うりけはい)とは、現在の株価よりも低い価格で株式を買いたいという買い手が存在していることを示す指標です。つまり、売り手が売りたいと思っている価格が、買い手が買いたいと思っている価格よりも高い場合、その株式の売り気配が出ることになります。
売り気配は、株価が下落する可能性が高いと見られる指標として利用されます。一方で、売り気配が出ているからといって、必ずしも株価が下落するわけではありません。市場参加者は、売り気配が出ている銘柄に対して買い注文を出すこともあります。
売り気配は、株式取引の際に表示される株価情報の中に含まれており、売り気配が出ている銘柄は、株価情報の横に「▼」などのマークが付いて表示されることがあります。また、売り気配が出ている銘柄の売り注文を出す場合は、その価格で成行注文を出すことができます。ただし、成行注文は指値注文に比べて約定価格が予測しづらく、注文の出し方には注意が必要です。