株の売買単位とは
株の売買単位は、株式市場で株式を売買する際の最小取引単位のことです。これを「単元株式数」とも呼びます。以下に具体的な例を交えて説明します。
基本的な単位
多くの日本企業では、100株が一般的な売買単位です。
例: トヨタ自動車(証券コード:7203)の売買単位は100株です。
単元株制度の導入
2018年10月1日以降、すべての上場企業で単元株式数が100株または1000株に統一されました。
例: ソフトバンクグループ(証券コード:9984)は、以前は1株単位でしたが、現在は100株単位になっています。
高額株への対応
株価が高い企業では、投資家の利便性を考慮して売買単位を少なくしている場合があります。
例: キーエンス(証券コード:6861)は株価が高いため、売買単位を100株から10株に変更しました。
1株単位の例外
一部の企業では、依然として1株単位で取引可能な場合があります。
例: 日本マクドナルドホールディングス(証券コード:2702)は1株単位で取引可能です。
ETFやREITの場合
上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(REIT)では、1口単位で取引できるものが多いです。
例: TOPIX連動型ETF(証券コード:1306)は1口単位で取引可能です。
単元未満株式
売買単位に満たない株式は通常の取引所では売買できませんが、証券会社を通じて売却することは可能です。
例: トヨタ自動車の80株を保有している場合、この80株は単元未満株式となります。
投資を行う際の注意点
- 売買単位の確認: 各企業の売買単位を確認し、必要な資金を計算することが重要です。
- 単元株制度の導入効果: 多くの企業で投資しやすくなっていますが、高額株については依然として大きな資金が必要な場合があります。
売買単位を理解することで、投資計画を立てやすくなります。また、単元未満株式の取り扱いや高額株の対応についても注意することで、より効果的な投資を行うことができます。