日々公表銘柄(ひびこうひょうめいがら)
目的とガイドライン
取引所は投資家が信用取引を過度に利用し、投機的な取引が拡大することを防ぐために、特定のガイドラインを設定しています。
これらのガイドラインに基づいて、大幅な値上がりや値下がりを繰り返すなど、投機的な動きが顕著な銘柄を特定して公表するのが、日々公表銘柄です。
主に以下の条件に該当する銘柄が公表されます
・信用取引の残高が一定水準を超えた銘柄
・株価の変動が大きい銘柄
・特別気配や連続約定気配となった銘柄
日々公表銘柄と注意喚起
日々公表銘柄は信用取引の残高(信用残)が毎日公表されます。
これにより、空売りや空買いを利用した大きな損失を被る可能性のある投資家に対する警告が行われます。日々公表銘柄は、「注意銘柄」とも呼ばれることがあります。
通常の銘柄の信用残公表
一方、日々公表銘柄以外の通常の銘柄については、信用残(買い残、売り残)の公表は週1回実施されています。
これにより、投資家は信用取引の状況を把握し、適切な投資判断を行うことができます。