RSI

 RSI (Relative Strength Index、相対力指数) は、人気の高いテクニカル分析指標の1つです。

RSIの特徴

RSI

RSIの定義と計算

RSIは0%から100%の間で推移する指標です。

計算式: RSI = 100 – (100 / (1 + RS))
RSは、一定期間の上昇幅の平均を下落幅の平均で割った値です.

標準的な設定

一般的に14日間(2週間)の期間が使用されます。

これは考案者のJ.W.ワイルダー氏が推奨する設定です.

RSIの解釈

70%以上:買われ過ぎ(売り場の可能性)

30%以下:売られ過ぎ(買い場の可能性)

ただし、より保守的に80%と20%を基準にすることもあります.

主な使用方法

逆張り指標:

過熱感や底打ち感を判断するのに使用します。

トレンド判断:

50%を基準に、上昇トレンドか下降トレンドかを判断します.

ダイバージェンス:

価格とRSIの動きが乖離する現象を指し、相場反転のサインとして使用されます.

注意点:

強いトレンド相場では誤シグナルを出しやすいため、他の指標と併用することが推奨されます。

また、買われすぎ、売られ過ぎを示してもそこで反転するとは限らないので、逆張りエントリーの場合は事前に損切りポイントを明確にしておく必要があります。