名古屋証券取引所の市場概要
名古屋証券取引所は、日本の証券取引所の1つであり、本則市場にプレミア市場、メイン市場、新興企業向け市場のネクスト市場があります。プレミア市場とメイン市場は、かつてそれぞれ市場第一部と市場第二部と呼ばれていました。
プレミア市場
プレミア市場は、上場会社数182社(単独上場は4社)、上場基準が厳しく、経済的に安定した大企業が上場する市場です。
上場基準には、上場時見込みの株主数が800人以上、上場時の時価総額が250億円以上、純資産額が50億円以上、経常利益額が最近2年間の総額が25億円以上、または売上高が100億円以上、かつ時価総額が1,000億円以上などがあります。
プレミア市場に上場する企業の株価指数は「名証株価指数(総合、地元株)」と「オプション25株価指数」があります。
メイン市場
メイン市場は、上場会社数80社(単独上場は44社)であり、プレミア市場よりも規模が小さく、上場基準も比較的緩い市場です。
上場基準には、上場時の時価総額が10億円以上、純資産額が3億円以上、最近1年間の利益合計が1億円以上などがあります。
ネクスト市場
ネクスト市場は、上場会社数14社(単独上場が13社)であり、成長が期待できる企業が上場する市場です。
ネクスト市場への上場は、企業規模を問わないことが特徴であり、上場基準には、上場時見込みの株主数が150人以上、上場時の時価総額が3億円以上、上場4年目以降5年連続営業利益・営業CFが負でないことが求められます。
名古屋証券取引所の取引時間
名古屋証券取引所での株券などの取引時間は、前場が9時~11時30分、後場が12時30分~15時30分となっています。
取引時間中には、株式・債券・投資信託・ETF(上場投資信託)などの金融商品が取引されます。