プレミア市場は名古屋証券取引所（名証）が再編した市場区分のひとつです。
プレミア市場の概要
- 概要：
プレミア市場は、2022年4月4日に名証が再編した市場区分の一つです。旧名証市場第一部が再編されたものです。 - コンセプト：
優れた収益基盤・財務状態に基づく高い市場評価を持ち、個人投資家をはじめとした多くの投資家の継続的な保有対象となりうる企業向けの市場です。 - 上場基準：
東京証券取引所のプライム市場とほぼ同水準の厳しい基準が設けられています。主な基準には以下が含まれます：
- 株主数800人以上
- 上場時価総額250億円以上
- 流通株式比率35％以上
- 独自の基準：
東証にはない「一定数の個人株主の確保」などの独自基準も導入されています。 - 上場企業数：
2022年4月4日の時点で、182社（うち単独上場は4社）がプレミア市場に上場しています。 - 企業の特徴：
安定かつ優れた経営活動や財政状態を持つ企業が選定されています。事業計画がビジネスモデルや事業環境、リスク要因を踏まえて適切に策定されていることが求められます。 - 投資家層：
個人投資家をはじめとする幅広い投資家の継続的な保有対象となることを想定しています。 - 市場の位置づけ：
名証の3つの市場区分（プレミア、メイン、ネクスト）の中で最も上位に位置する市場です。
プレミア市場は、名証における最高水準の市場として位置づけられ、上場企業には高い基準が求められています。この市場は、日本を代表する大企業や中堅企業が上場する場として機能しており、投資家にとっては質の高い投資対象を提供する役割を果たしています。
