大納会｜株ラボ　サヤ取り支店

大納会とは

大納会（だいのうかい）は、日本の証券取引所における年間取引の最終日を指します。通常、12月30日に行われますが、その日が土日祝日に当たる場合は直前の営業日が大納会となります。

大納会は、1年間の取引を締めくくる重要な日であり、証券会社の関係者や投資家にとって特別な意味を持ちます。

・取引時間の短縮：大納会の日の取引は、通常の取引時間よりも短く、前場のみの午前9時から午前11時までとなります。

・セレモニー：大納会では、証券取引所で打鐘や手締めなどのセレモニーが行われます。これにより、1年間の取引を振り返り、新たな年への期待を込めて終了します。

・ご祝儀相場：大納会では、景気づけのための買い注文が出ることが多く、これを「ご祝儀相場」と呼びます。

大納会は、古くから続く日本の証券市場の伝統行事です。1年間の取引を無事に終えることを祝う意味合いがあり、証券取引所や市場関係者にとって重要なイベントとなっています。特に、年末の大納会は、翌年の市場動向を占う上でも注目されることが多いです。

・株価の動向：大納会の日には、投資家がポジションを整理するための売買が活発に行われることが多く、株価が大きく動くことがあります。

・取引量の増加：大納会では、年間の取引を締めくくるため、多くの投資家が取引を行い、通常よりも取引量が増加する傾向があります。

・翌年への期待：大納会での市場の動きは、翌年の市場動向を予測する上で重要な指標となります。特に、年末の株価が高値で終わる場合、翌年の市場に対する期待が高まることが多いです。

大納会と対を成す行事として「大発会（だいはっかい）」があります。大発会は、新年最初の取引日を指し、通常1月4日に行われます。

大発会も大納会と同様にセレモニーが行われ、新年の市場のスタートを祝います。このように、大納会と大発会は、日本の証券市場における重要な節目として位置づけられています。

大納会は、日本の証券市場における年間取引の締めくくりとして重要な役割を果たしています。

取引時間の短縮やセレモニー、ご祝儀相場など、特別な特徴を持つこの日は、投資家や市場関係者にとって特別な意味を持ちます。大納会の動向は翌年の市場動向を占う上でも重要であり、投資家はこの日を注視しています。