立会時間とは、金融商品取引所で取引が行われる正規の時間帯のことを指します。
以下に立会時間の主な特徴をまとめます。
立会時間の概要
定義
金融商品取引所で決められている取引が行われる時間帯のことです。
由来:「立会」という言葉は、かつて証券会社の担当者が立会場に立って身振り手振りで売買処理を行っていたことに由来しています。
東京証券取引所の例
午前立会(前場):午前9時から午前11時30分まで
午後立会(後場):午後0時30分から午後3時まで
取引方法
立会内取引と呼ばれ、時間優先の原則に従って行われます。証券会社から取引所に集められた注文は、銘柄別、売買別、価格別に集計された上で執行されます。
現在の取引処理
1999年4月30日をもって場立ち方式は廃止され、現在はほとんどコンピューターで処理されています。
国際比較
立会時間は取引所ごとに異なり、国によっても様々です。例えば、アメリカやヨーロッパの市場ではサマータイム期間があり、それに応じて立会時間が変更されます。
東京証券取引所以外の日本国内の主要な証券取引所の立会時間
名古屋証券取引所
- 午前立会(前場):午前9時から午前11時30分まで
- 午後立会(後場):午後12時30分から午後3時30分まで
札幌証券取引所
- 午前立会(前場):午前9時から午前11時30分まで
- 午後立会(後場):午後12時30分から午後3時30分まで
福岡証券取引所
- 午前立会(前場):午前9時から午前11時30分まで
- 午後立会(後場):午後12時30分から午後3時30分まで
これらの取引所の立会時間は、東京証券取引所の立会時間とほぼ同じですが、午後の取引終了時刻が午後3時30分である点が異なります。
立会時間は、投資家が取引を行う上で重要な時間枠を提供し、市場の効率性と公平性を確保する役割を果たしています。