端株の定義
端株とは、証券取引所で定められた売買単位(単元株)に満たない株式のことを指します。通常、上場企業の株式は一定の単位(例:100株)で取引されますが、それに満たない数の株式を端株と呼びます。
端株の特徴
- 単元株未満の株式数
- 通常の市場での売買が困難
- 株主としての権利は保有
端株の発生理由
端株は主に以下のような理由で発生します:
- 株式分割や株式併合の結果
- 相続や贈与による株式の分割
- 新株予約権の行使
- 単元株制度の導入や変更
端株の取り扱い
端株の売買方法
- 単元未満株式売買制度:多くの証券会社で利用可能
- 買取請求制度:会社に対して買取を請求
- 買増制度:単元株に足りない分を買い増し
端株主の権利
端株制度の変遷
日本の証券市場では、以下のような変遷がありました:
- 2001年:端株制度から単元未満株式制度へ移行
- 2018年:全国証券取引所が売買単位を100株に統一
端株(単元未満株式)は、個人投資家にとって少額から投資を始められる機会を提供する一方で、管理や売買に制限があることに注意が必要です。投資を検討する際は、各企業の単元株数や取り扱い方法を確認することが重要です。