サヤ取り実践

【BLSシステム解説】サヤ取りの損切りタイミング

サヤ取りの損切タイミング
yuki
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本日はなにかと迷うことが多い株のサヤ取りの損切りタイミングのお話です
カオチャイ
カオチャイ
サヤ取りは暴落に巻き込まれにくいので、損切りが遅れても助かりやすい手法ですが、資金効率を考えるとやはりルール化したほうがトータルの利益は多くなります
yuki
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短期トレードか長期トレードかで損切りのやり方も変わりますので、今回はその辺りをお話したいと思います

サヤ取りの損切りはいつするの?

株のサヤ取りの損切りタイミングですが、まず第一に考えるのは「相関のバランスが変わった時」に損切りを行うということです。

では相関のバランスが変わった時というのはどうやって見つけるのでしょうか?

「相関係数が下がったらバランスが変わったと判断してもいいのでは?」それも一理ありますが、決算や個別のニュースで相関係数は一時的に悪化しても元に戻ることも良くあり正確性に欠けます。

ではどのように判断するのが良いかといいますと、バフェットロングショートシステム(BLSシステム)の価格の散布図を確認します。

価格の散布図で相関の変化を確認する

価格の分散図こちらは6302住友重工と7011三菱重工2銘柄のサヤ(価格差)の関係をチャートにしたものです。期間はコロナウィルス暴落が起こる前の半年分を表示しています。

チャートの見方ですが、横軸が住友重工の株価、縦軸が三菱重工の株価で、1日1回2つの価格が交差している部分を青丸でこの表に記載してあります。

このチャートを見ると、左下から右上に向かって価格の交わった箇所が綺麗に一直線上に分布しています。これは散布図を見るときの基本ではありますが、住友重厚と三菱重工の株価にきれいな相関ができているということを意味しています。

そしてサヤの分散の中央値をとった黄色い線を引いて、この線よりも離れた時にサヤが広がっているのでエントリー、真ん中の線に近づいたら利益確定という見方です。

この価格の散布図は相関係数だけではわからない銘柄ペアの関係を見ることができる便利なものですが、この後コロナウィルス暴落が起こって市場のバランスが破壊されましたが、この散布図にどのような変化が起きたかといいますと・・・

 

コロナウィルス暴落後の相関

株のサヤ取り

上記はコロナウィルス暴落が起きた2020年2月21日から半年期間をとった散布図です。青いサヤの位置が変わっているのがわかりますね。

チャートは先ほどのものよりも少し縮小して見ていますが、今まであったきれいなサヤの分散とは全く違う位置に新しいサヤの分散を作り始めました。

大きなニュースが発生しますとこのように今までの相関からガラリと変わってしまうことがあるんです。

もしポジションを持っていた場合、残念ながら今後はこの赤い線を基準に価格が形成されていく可能性が高く、元サヤに戻る可能性は低くなりますので損切り対象になります。

 

同業種と異業種では損切りの考え方が違う

同業種と異業種の考え方に関しては別記事にまとめましたが、基本的に同業種ペアの損切りは深め、異業種ペアの組み合わせは浅めの損切りが基本です。

理由としては同業種で相関がある銘柄ペアというものは値動きは鈍いものの、滅多なことでは相関が崩れないからです。

大きなニュースがでても基本的には同じ方向への動きを見せますし、一時的にサヤが開いても高確率でサヤが戻ります。

そのため、普段から相関がしっかりしている同業種ペアが一時的にサヤが大きく開いた場合は、損切りではなくて戦略的なナンピンのチャンスという場合が多いんです。

しかし異業種ペアの場合は考え方が別です。

異業種というのはニュースによって別の反応をしますし、同セクターの他の企業の動きに引っ張られたりもしますので、常に相関が崩れる可能性を秘めています。

そのため、直近1年で見ることができる最大のサヤを超えて広がった時などは損切りのひとつの目安となります。

ここで果敢にナンピンしていっても戻る確証もありませんので、それは戦略的なものではないです。基本的にはおすすめしません。

 

yuki
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ただし、同業種ペアはサヤの値動きが小さく異業種ペアは値動きが大きいので、利益確定を早くできるのは異業種ペアの組み合わせです

 

決算発表時は相関がくずれないか注意が必要

企業決算BLSシステムの企業情報画面

 

相関が変わる要因の1つに企業決算があります。

同業種ペアの場合は片方の決算が良ければもう片方も良いことが多く、業種内で似たような決算内容になることが多いです。

しかし異業種ペアの場合は決算によってまるで違う動きになる可能性があることは覚悟しておかなければいけません。ただし、決算後に大きくサヤが開いてエントリーチャンスということも多いです。

また、決算と同時に発表される事が多い配当に関するニュース、自社株買い、株式併合や分割の話なども注意しなければいけません。

これらは内容によっては相関が崩れて戻ってこない要因の1つなりますので、異業種ペアの場合、基本的には決算持ち越しは避けたほうが良いでしょう。

決算内容次第で次の日に損切りか、決算後に値動きを見て落ち着いたらポジションを持つスタンスのほうが賢明です。

 

損切りはいらない同業種の株サヤ取り

株のサヤ取りですが、BLSシステムのテスターさん達の間では、長期できれいな相関がでている銘柄ペアの場合、サヤが開いているならどこで入っても良い。損切りもいらない。どうせ戻るから」という話があります。

もちろんこの銘柄ペアは、一般的なサヤ取り銘柄を探す時に使う「相関係数」が良いというだけではいけません。

必ず価格の分布やBLSシステムに搭載されているヒストグラムの分析などをクリアしたという銘柄ペアであることが前提条件ですが、この銘柄ペアの場合損切りはいりません

むしろナンピンを2~3回にわけていれても大丈夫だったりします。

もちろん相場に絶対はありませんが、長期で相関係数、価格の分散が崩れないペアというのは時価総額が3000億円以上のペアで、同業種の同グループペアだったりするので、保険会社や国や証券会社が黙々とサヤ取りをしているペアだったりします。

そのため、異常にサヤが開いた時はこれらの大口のお金がその開いたサヤを狙いに一気にはいってきます。そのためサヤが本当に崩れません。

そのかわりに値動きは遅いので利益確定のチャンスは少ないです。しかし長期的な目線でリスクの低い投資をしたい方はこういう銘柄に絞るのも有効です。

 

カオチャイ
カオチャイ
この損切なしを判断する期間としては、やはりアベノミクス期間などはチェックしていただきたいです
yuki
yuki
さすがに5年以下でのチャートでは崩れる可能性がありますからね

株サヤ取りの損切りタイミング まとめ

yuki
yuki
いかがでしたでしょうか、損切りはサヤ取りと言えどもスタンスによっては必要ということです!
カオチャイ
カオチャイ
なお、総資産の2%マイナスで損切り、3%プラスで利益確定という絶対値を決めて淡々とトレードをしていらっしゃる方もいまして、成功していらっしゃいます!
yuki
yuki
基本的にサヤ取りのエントリーは「逆張り」なので一時的なマイナスは回避できませんが、トレード回数を増やせばご自身のエントリータイミングに有効な損切り価格がわかってきますので日々検証ですね!