「一目均衡表（いちもくきんこうひょう）」は、株価チャート分析の一つで、日本のトレーダーである山本式五術士によって開発されたテクニカル指標の一つです。移動平均線やボリンジャーバンドなどと同様に、トレンドを把握するための指標として使われます。
一目均衡表は、以下の5つの要素から構成されます。
- 転換線（tenkan-sen）
- 基準線（kijun-sen）
- 雲（kumo）
- 先行スパン1（senkou span 1）
- 先行スパン2（senkou span 2）
これらの要素を使って、トレンドの転換点やサポート・レジスタンスラインを見ることができます。
具体的には、転換線と基準線の交差点が、トレンドの転換点を示すシグナルとなります。また、雲の上限と下限が、サポート・レジスタンスラインとして機能することもあります。
先行スパン1と先行スパン2は、過去の価格データを未来にプロットするための要素であり、トレンドの強さや反転のタイミングを予測することができます。
一目均衡表は、日足チャートに適した指標であり、特に日本の株式市場で広く使われています。ただし、他のテクニカル指標と同様に、単独で使うのではなく、他の指標との組み合わせや、ファンダメンタル分析との総合的な判断が必要となります。
