【5分でわかる口座開設】株取引までの準備
この記事では、信用取引口座の必要性、SBIネオトレード証券を利用する際の注意点、口座開設の手順を解説します。
株サヤ取りの仕組みや銘柄ペアの選び方は、次の記事で確認してください。
株サヤ取りには信用取引口座が必要
株サヤ取りでは、関係のある2銘柄を組み合わせ、片方を買い、もう片方を売ります。
買い側は現物取引でも建てられますが、売り側を空売りするには信用取引口座が必要です。証券総合口座を開設しただけでは、信用売りは利用できません。
| 口座 | サヤ取りでの役割 |
|---|---|
| 証券総合口座 | 入出金、現物株の購入、保有銘柄の管理に使います。 |
| 信用取引口座 | 信用買いと空売りに使います。利用には別途審査があります。 |
信用取引では保証金を担保に取引するため、建玉の損失が大きくなると追証や強制決済が発生する場合があります。
買いと売りを同時に持っても、このリスクがなくなるわけではありません。信用取引の基本的な仕組みは、別の記事で確認してください。
サヤ取り用の証券口座を選ぶポイント
株サヤ取りでは、買いと売りを新規建てし、最後に両方を決済します。
売買手数料は重要ですが、手数料だけで口座を選ぶと、候補にした銘柄を空売りできないことがあります。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 信用取引手数料 | 買いと売りの新規注文、決済にかかる費用を確認します。 |
| 保有中の諸費用 | 買方金利、貸株料、信用取引管理料などを確認します。 |
| 売建可能銘柄 | 候補ペアの売り側を実際に空売りできるか確認します。 |
| 信用取引の種類 | 制度信用と一般信用で、対象銘柄や保有期限が異なります。 |
| 注文環境 | 2銘柄を近いタイミングで発注・決済しやすいか確認します。 |
私も以前は手数料の安さを優先していましたが、実際に使うと、空売りできる銘柄数と保有コストの方が取引機会へ直接影響しました。
信用取引にかかる費用は、保有日数や信用取引の種類によって変わります。詳しい計算はコスト記事へ分けています。
SBIネオトレード証券をサヤ取りに使うメリットと注意点
SBIネオトレード証券の取引画面SBIネオトレード証券では、信用取引の売買手数料が無料です。
買いと売りの両方で注文するサヤ取りでは、取引回数によって売買手数料が増えない点がメリットです。
一方、買方金利や貸株料などの諸費用は別途発生します。売買手数料が無料でも、保有期間が長くなればコストは積み上がります。
空売りは制度信用の対象銘柄に限られる
SBIネオトレード証券の一般信用取引は買建のみです。サヤ取りの売り側には、制度信用を利用します。
そのため、候補ペアの売り側が制度信用の売建対象銘柄であるかを、注文前に確認しなければなりません。
制度信用で売建できる銘柄でも、株不足や取引規制によって新規売りが停止される場合があります。逆日歩が発生すれば、サヤの縮小で得た利益が削られることもあります。
SBIネオトレード証券を利用する前の確認点
- 信用取引の売買手数料は無料
- 買方金利や貸株料などの諸費用は発生する
- 売り側には制度信用を利用する
- 制度信用の売建対象銘柄か確認する
- 逆日歩や新規売り停止が発生する場合がある
一般信用の売建在庫を使いたい場合や、制度信用で売れない銘柄を扱いたい場合は、ほかの証券会社との併用も検討します。
信用取引口座の開設基準
信用取引口座は、証券総合口座を作れば自動的に利用できるものではありません。
SBIネオトレード証券では、居住地、年齢、投資経験、金融資産、信用取引への理解などをもとに審査が行われます。
日本国内に居住していること
国内居住者が申し込みの対象です。
口座開設時に満18歳以上であること
年齢条件を満たしている必要があります。
常時電話で連絡を取れること
証券会社からの確認に対応できる連絡先が必要です。
株式などの投資経験があること
信用取引の商品特性を理解するための経験が求められます。
金融資産を300万円以上保有していること
現金、預貯金、有価証券などを含む金融資産が基準になります。
信用取引の仕組みとリスクを理解していること
保証金、追証、強制決済などを確認した上で申し込みます。
基準を満たしていても、審査結果によっては信用取引口座を開設できない場合があります。
実際に信用取引を始める際は、売買代金の30%以上かつ30万円以上の委託保証金が必要です。
金融資産300万円以上という開設基準と、取引時に必要な最低保証金30万円は別の条件です。
申し込みでは、投資経験や金融資産を実際の状況どおりに入力してください。
口座開設前に用意するもの
申し込みを始める前に、本人確認と入出金に必要なものを用意します。
本人確認書類
申込画面で指定された書類を用意します。
マイナンバー確認書類
証券口座の開設にはマイナンバーの登録が必要です。
本人名義の銀行口座
証券口座への入出金に使用します。
メールアドレスと電話番号
口座開設手続きや証券会社からの連絡に使います。
利用できる本人確認書類や提出方法は変更されることがあります。申し込み時は、実際の画面に表示される案内を優先してください。
SBIネオトレード証券の口座開設手順
SBIネオトレード証券の証券総合口座は、公式サイトからオンラインで申し込めます。
申込画面の配置や項目名は変更される場合があるため、画面上の案内を確認しながら進めてください。
証券総合口座を申し込む
申込画面で氏名、住所、生年月日、職業、電話番号、メールアドレスなどを入力します。
氏名と住所は、本人確認書類と同じ表記に合わせます。建物名や部屋番号を含め、入力内容に相違がないか送信前に確認してください。
信用取引口座を同時に申し込める場合は、申込画面で希望の有無を選択します。
信用取引に不慣れな場合は、証券総合口座を先に開設し、取引画面を確認してから信用取引口座を申し込む方法もあります。
口座区分を選ぶ
申込途中で、特定口座の源泉徴収あり・なし、または一般口座を選択します。
株の年間損益や税額の計算を証券会社へ任せたい場合は、特定口座(源泉徴収あり)が選びやすいでしょう。
ただし、複数の証券会社にある損益を通算する場合や、損失の繰越控除を利用する場合は、確定申告が必要になることがあります。
本人確認とマイナンバー登録を行う
必要事項を入力した後は、申込画面の案内に従って本人確認とマイナンバー登録を行います。
書類を撮影して提出する場合は、文字が読めるか、住所が入力内容と一致しているか、有効期限が切れていないかを確認してください。
提出後は証券会社による審査が行われます。審査結果やログインに必要な情報は、登録したメールアドレスなどへ案内されます。
信用取引口座を申し込む
証券総合口座と同時に申し込まなかった場合は、総合口座の開設後に信用取引口座を申請します。
申し込みでは、信用取引の説明書や規約を確認し、仕組みとリスクに関する質問へ回答します。
株サヤ取りは買いと売りを組み合わせますが、信用取引のリスクが消えるわけではありません。片方の決算、TOB、売買停止などによって価格差が急拡大すれば、取引全体で大きな損失になる場合があります。
口座開設後に確認すること
証券総合口座と信用取引口座が開設できても、すぐに大きな金額で取引する必要はありません。
最初に、入金方法、空売りの可否、注文画面の位置を確認します。
少額を入金して反映を確認する
初回は少額を入金し、手続き方法と口座へ反映されるまでの流れを確認します。
入金には、証券口座と同じ本人名義の銀行口座を使用してください。
即時入金に対応する金融機関や手続き方法は、ログイン後の画面で確認できます。
候補銘柄を空売りできるか確認する
分析上はよい組み合わせでも、売り側を制度信用で売建できなければ取引できません。
私は以前、銘柄ペアを決めた後に売り側を建てられないと分かり、候補探しからやり直したことがあります。
現在は、細かい分析へ進む前に、制度信用の売建対象銘柄か、取引規制が出ていないかを確認しています。
注文画面の位置を確認する
株サヤ取りでは、2銘柄を近いタイミングで発注します。
最初は少額で、新規注文、返済注文、注文状況を確認する画面の位置に慣れておきましょう。
具体的な発注方法や注文の訂正・取消しは、画面付きの記事へ分けています。
まとめ|口座開設後は少額で確認する
株サヤ取りを始めるには、証券総合口座に加えて、空売りに使う信用取引口座が必要です。
SBIネオトレード証券は信用取引の売買手数料が無料ですが、売り側には制度信用を利用します。
口座開設後は、次の順番で準備を進めます。
1.証券総合口座を開設する
2.信用取引口座を申し込む
3.少額を入金して反映を確認する
4.候補銘柄を制度信用で売建できるか確認する
5.少額で注文画面の位置を確認する


