株とは?
株とは会社が発行して保有者には配当金を受け取る権利を与えることで一般投資家などからお金を集める手段の1つです。
我々個人投資家は、これから値段が上がりそうな株をネット証券などを通じて売買することで利益を得る事ができます。
株を特定の日をまたいで持つことで配当金が貰えたり株主優待などの特典もありますが、株のトレードで得る利益からすると微々たるものですのでおまけ程度に考えておけば大丈夫です。
また、企業の将来性や財務状況を分析することで株価の将来をある程度予測できますが、本サイトで紹介する株サヤ取りに関してはサヤ取り専用ソフトや財務分析ツールを使いますので、簿記や決算の知識などは必要ありません。
株とFXの違い
当サイトへ訪れるお客さんはFXトレーダーさんが多いので、株とFXの違いを簡単に説明しておきます。
株 | FX | |
銘柄数 | 数千銘柄 | 数十銘柄 |
取引時間 | 平日の日中 | 平日24時間 |
レバレッジ | 最大約3.3倍 | 最大25倍 |
価格の透明性 | 非常に高い | 普通 |
投資家保護 | 強い | 普通 |
法規制 | 厳しい | グレーゾーンあり |
年間の値動き | 最大100倍 | 最大30%程度 |
FXは手軽に開始できて24時間取引できますが、株と比べると銘柄数が少ないのが弱点です。2銘柄を組み合わせるサヤ取りの場合は数千銘柄から選べる株が圧倒的に有利です。
たまにFXは株よりも危険と言われていますが、実際の値動きは株のほうが激しいです。そのため株のレバレッジはFXよりも低く抑えられているので、トレードリスクに関してはそこまで大きな差はありません。
ただ、証券会社や関連商品に対する規制は株のほうがFXよりも遥かに厳しく金融庁が管理しているため、詐欺商品に引っかかるなどのリスクはFXのほうが高いと言えます。
株の疑問いろいろ
株は証券会社で購入できます。
現在はネット証券が主流なので自宅のPCやスマホから取引が可能です。
株は平日の午前9時から午後15時までの取引がメインです。(夜間取引もありますが流動性は低いです)
ただし、サヤ取りは短期売買よりも圧倒的に長期売買のほうが勝率が高いので、通常は予め指値をいれておけば問題なく取引可能です。
株にかかるコストは、1回の約定(やくじょう:売買成立のこと)ごとに数百円の手数料がかかります。
あとは利益に対して約20%の税金がかかります。
利益に対しての税金の納付は必要ですが、株にはFXと違って特定口座という自動で年間取引報告書を作成して、毎月自動で税金の徴収をおこなってくれる便利なシステムがあるので、確定申告はほぼ自動化できます。
日経平均は日本経済新聞社が、東京証券取引所に上場している企業から225社を選んでその株価の平均です。日本を代表する企業の平均株価は日本経済の指標として利用されます。
株の取引単位は統一されており、最小で100株ごとの取引です。
株価は1株ごとの価格で動きますので、実際の取引はそこに100を掛けた金額が必要となります。
例えば2022年9月16日時点でのアコムの株価は320円ですので最低取引金額は32,000円、トヨタですと2030円前後ですので203,000円が最低取引金額になります。
NISA口座は利益にかかる税金が免除される制度ですが、取引金額の上限がそこまで高くないのでサヤ取りを含めた一般的な売買には向いていません。
また、NISAは安全な商品と言われていますが、2022年以降に始めるNISAは残念ながらしばらくの間はマイナスリターンになる可能性が高いので注意が必要です。
証券会社の開設
株のサヤ取りは、サヤ取り分析ソフトと証券会社の口座の2つさえあればすぐに開始できます。
サヤ取り分析ソフトについては時間を割いてこちらからじっくり勉強してもらうとして、まずはいつでも取引を開始できるよう、証券会社の口座開設だけしておきましょう。
証券会社を選ぶ条件としては、
①ネット上で取引が完結できる。
②取引手数料が安い。
の2点です。
証券会社の信頼性については、金融庁の厳しい管理下に置かれていますので、国内の証券会社でしたら大小は関係なくどこでも問題ありません。
また、使いやすさなども気になりますが、株のシステムはFXよりも大元のシステムが古くて長年大きなアップデートはありませんので、証券会社のシステムでやれることに実は大差はありません。
ですので、上記の①と②をクリアしていて、かつ初心者でもわかりやすいシンプルな操作ということで、SBIネオトレード証券をおすすめします。
SBIネオトレード証券の解説手順
というわけでここからはSBIネオトレード証券の口座開設手順を説明していきます。
証券会社は金融庁の厳しい監視下に置かれているので、FXのように過剰な口座開設キャッシュバックなどがありません。
そのため、ネットで拾える証券会社の評判も比較的正直なものばかりなので、SBIネオトレード証券以外の口座を開きたい方はネット上にある一般的な情報で判断しても特に問題ありません。
まずはSBIネオトレード証券のサイトへアクセス
とても胡散臭いですけどSBIネオトレード証券の公式ページです。ここで【無料口座開設】を選択します
申込みフォームのページに切り替わりますので、規約に目を通して同意チェックをいれていきますが、ここで黄色枠の【株式信用取引口座開設を申し込む】には必ずチェックを入れて下さい。
続いてわかりにくいものに、CFD取引口座開設についての項目がありますが、ここは後からでも申し込みできますので黄色枠の【CFD取引口座開設を申し込まない】を選択します。
個人情報を入力していくと、上記の手数料プランと特定口座についての項目があります。
手数料プランは、資金が100万円未満の人は【定額プラン】を、100万円以上の方は【一律プラン】が無難です。
そして特定口座は【特定口座(源泉徴収あり)を開設する】だと年間取引報告書の作成が不要で確定申告も必要ないので、初めての方はこれで問題ありません。
残り2つについてはメリット・デメリットがありますので、詳しくは下記の記事で解説しています。
そして申込みフォーム後半には金融資産や投資経験などの記載箇所があります。
株の口座開設はFXよりも厳しいと言われておりまして、一応信用取引口座の開設条件には業界の基準のようなものがあります。(これが信用取引口座開設の可否に直接関係するのかどうかは不明です)
その後、本人確認の案内などの手続をすれば口座開設完了です。