MT4・MT5の閲覧用パスワードとは?設定方法と安全な使い方


- MT4・MT5の閲覧用パスワードでできること
- マスターパスワードとの違い
- 閲覧用パスワードの設定方法
- Myfxbookやツール制作で必要になる理由
- 第三者へ共有するときの注意点
閲覧用パスワードは、MT4・MT5の口座へ読み取り専用でログインするためのパスワードです。
注文や決済はできませんが、口座残高、保有ポジション、取引履歴などは確認できます。そのため、取引用のマスターパスワードより権限は限定されていますが、誰にでも公開してよい情報ではありません。
本記事では、閲覧用パスワードの設定方法と、外部サービスやツール制作で必要になる場面をまとめます。
MT4・MT5の閲覧用パスワードとは?
MT4・MT5のログインに使うパスワードには、主に次の2種類があります。
| 種類 | 主な権限 |
|---|---|
| マスターパスワード | 注文、決済、口座状況や取引履歴の確認 |
| 閲覧用パスワード | 口座状況や取引履歴の確認 |
閲覧用パスワードは、インベスターパスワード、投資家パスワード、閲覧専用パスワードなどと表示されることがあります。呼び方は違っても、取引権限を持たない読み取り専用パスワードという点は同じです。
取引できないため、外部サービスへ口座成績を連携するときや、第三者が口座認証付きインジケーターの動作を確認するときに利用されます。
閲覧用パスワードでも、口座残高や取引履歴を見られます。必要な相手にだけ共有し、利用が終わった後は変更しておくと安心です。
閲覧用パスワードの設定方法
画像はMT4の設定画面です。MT4では、上部メニューの「ツール」から「オプション」を開き、「サーバー」タブにあるパスワード変更画面から設定します。
MT5でも閲覧専用のパスワードを設定できますが、画面の名称や設定場所は利用しているFXブローカーやバージョンによって異なる場合があります。
- MT4・MT5へマスターパスワードでログインする
- パスワード変更画面を開く
- 現在のマスターパスワードを入力する
- 投資家パスワードまたは閲覧用パスワードの変更を選ぶ
- 新しいパスワードを2か所へ入力して保存する
必要な文字数や文字種は、FXブローカーやプラットフォームのバージョンによって異なります。設定画面に表示される条件に従って入力してください。
他のサービスで使用しているパスワードや、口座番号から推測しやすい文字列は避けます。
設定できたか別の端末で確認する
パスワード変更画面は、入力を間違えても分かりやすいエラーが表示されない場合があります。
設定後は、別のMT4・MT5や別端末から閲覧用パスワードでログインし、口座情報を確認できるか試してください。
ログイン後に口座残高や取引履歴が表示されることを確認してください。注文操作は行わず、閲覧専用で接続されているか画面表示を確認します。
マスターパスワードが分からない場合
マスターパスワードを忘れた場合は、口座開設時のメールやFXブローカーの会員ページを確認します。
MT4のメールボックスへログイン情報が届いている場合もありますが、保存方法はFXブローカーによって異なります。見つからない場合は、FXブローカーのサポートへ再設定方法を確認してください。
閲覧用パスワードの主な使い道
閲覧用パスワードは、口座成績を外部サービスへ連携するときや、口座認証付きツールの動作確認を依頼するときに使います。
代表的なのは、次の2つです。
- Myfxbookなどへ取引履歴を連携する
- 口座認証付きインジケーターを使った専用ツールの制作を依頼する
Myfxbookへ取引履歴を連携する
Myfxbookへ連携した取引履歴
Myfxbookは、MT4・MT5の取引履歴や損益推移を記録し、成績を公開できる外部サービスです。
口座を連携するときにマスターパスワードを登録すると、取引可能な情報を外部へ渡すことになります。そのため、読み取り専用の閲覧用パスワードを使用します。
「Investor Password」が閲覧用パスワードです
英語画面では「Investor Password」、日本語画面では「投資家パスワード」と表示されることがあります。
連携時には、口座番号、閲覧用パスワード、FXブローカー名、サーバー名などを入力します。必要な情報は接続方法によって異なるため、Myfxbook側の案内を確認してください。
ツール制作で閲覧用パスワードが必要になる場合
FX-EAラボへインジケーターの改造や外付けツールの制作を依頼する際、元のサインツールに口座認証が設定されていると、閲覧用パスワードが必要になる場合があります。
口座認証付きのサインツールは、登録された口座以外ではサインを表示しないことがあります。そのままでは開発環境で動作を確認できないため、依頼者の口座へ閲覧専用でログインして検証します。
この場合は、通常次の情報を確認します。
- 利用しているFXブローカー名
- 口座番号
- 閲覧用パスワード
- サーバー名
取引や決済ができるマスターパスワードは提出しないでください。制作側からマスターパスワードを求められた場合は、提出前に必要な理由と利用範囲を確認しましょう。
第三者が制作・販売したインジケーターを提出する場合は、利用規約やライセンスも確認してください。外部ツールからの読み取りや改造を禁止している製品は、制作を受けられない場合があります。
閲覧用パスワードを共有するときの注意点
閲覧用パスワードでは取引できませんが、口座残高、取引中のポジション、取引履歴などを確認できます。
外部サービスや制作会社へ共有するときは、次の点を確認してください。
- 提出先と利用目的を確認する
- マスターパスワードは提出しない
- メールやチャットへ長期間残さない
- 利用が終わったら閲覧用パスワードを変更する
- 不要になった外部サービスとの連携を解除する
マスターパスワードは第三者へ渡さない
第三者によるログインについて届いた警告メールの例
マスターパスワードを第三者へ渡すと、その相手が注文や決済を行える状態になります。
第三者による口座操作やログインの扱いは、FXブローカーの利用規約によって異なります。マスターパスワードの共有や第三者による取引が確認された場合、警告や口座制限の対象になる可能性があります。
口座状況の確認だけが必要な場合は、マスターパスワードではなく閲覧用パスワードを使用してください。
FXブローカーから警告を受けた場合の確認事項は、次の記事で解説しています。
閲覧用パスワードへログインできないとき
閲覧用パスワードを設定してもログインできない場合は、パスワードだけでなく口座番号とサーバー名も確認します。
- 口座番号を間違えていないか
- デモ口座とリアル口座を取り違えていないか
- FXブローカー名とサーバー名が合っているか
- 閲覧用パスワードを再設定した後、古いパスワードを入力していないか
- コピー時に空白が入っていないか
同じFXブローカーでも複数のサーバーが用意されていることがあります。口座開設時のメールや会員ページに記載されたサーバー名を選択してください。
入力情報が正しいのに接続できない場合は、FXブローカー側で閲覧用パスワードの再設定が必要な可能性があります。
MT4・MT5の閲覧用パスワードまとめ
閲覧用パスワードは、MT4・MT5の口座へ読み取り専用でログインするためのパスワードです。
外部サービスとの連携や口座認証付きツールの動作確認に利用できますが、口座残高や取引履歴は閲覧できます。共有先を確認し、必要がなくなった後は変更しておきましょう。



