MT4の時間が日本時間とずれるのはなぜ?6〜7時間のズレを即解決する方法


・MT4の時間が日本とずれる理由 ・夏時間と冬時間の正確な時差 ・日本時間表示にする設定と注意点
結論:MT4の時間が日本時間とずれるのは、サーバーがGMT+2/+3を基準にしているためで、設定変更はできませんがインジケーターで簡単に補正できます。
MT4の時間が日本時間とずれる原因「GMT」とは?
MT4を利用していて誰もが最初に戸惑うのが、表示されている時刻と日本時間のズレです。この原因は、MT4が「GMT(世界標準時)」という基準を採用していることにあります。
GMTの基礎知識と日本の位置づけ
GMT(Greenwich Mean Time)は、イギリスのグリニッジ天文台を基準とした世界共通の時間軸です。
日本はこの世界標準時よりも常に9時間進んでいるため、表記としては「GMT+9」となります。日本では夏時間(サマータイム)が導入されていないため、この「+9時間」という時差は年間を通して変動することはありません。
MT4が採用するサーバー時間(GMT+2/GMT+3)
多くのMT4プラットフォームでは、サーバー時間として「GMT+2(冬時間)」または「GMT+3(夏時間)」を採用しています。
これは世界中のブローカーが共通して利用している設定であり、日本国内で有名な業者の約9割がこの設定に準拠しています。このため、日本のトレーダーから見ると、常に6〜7時間のズレが生じる仕組みになっています。
MT4は冬時間がGMT+2、夏時間がGMT+3に設定されている。
日本時間とMT4時間の時差を計算する早見表
実際に取引を行う際、現在のMT4表示が日本時間で何時なのかを把握することは非常に重要です。
季節によって時差が1時間変動するため、以下の表を参考にしてください。
| 季節(期間) | MT4のGMT設定 | 日本との時差 | 計算方法(日本時間にする場合) |
|---|---|---|---|
| 冬時間(11月〜3月頃) | GMT+2 | 7時間 | MT4時間に「+7時間」する |
| 夏時間(3月〜11月頃) | GMT+3 | 6時間 | MT4時間に「+6時間」する |
例えば、冬時間の期間にMT4で「15:00」と表示されていたら、日本時間では「22:00」となります。夏時間であれば、同じ「15:00」でも日本時間では「21:00」になります。
MT4の時間ズレでよく起こるトラブル例
MT4の時間が日本時間とずれていることを正しく理解していないと、取引や検証で思わぬミスが起こりがちです。特に初心者の方がつまずきやすい代表的なトラブルは、次の3つです。
エントリー時間を勘違いしてしまう
経済指標発表や決まった時刻にエントリーする手法では、MT4時間と日本時間を混同すると、狙ったタイミングと全く違う場所でエントリーしてしまうことがあります。
EAが想定外の時間に動作する
時間指定で売買を行うEAでは、GMTオフセットを正しく設定していないと、本来動くはずの時間帯にエントリーせず、逆に意図しない時間にポジションを持ってしまう原因になります。
バックテストとリアルトレードが噛み合わない
時間ズレを考慮せずに検証したEAや手法は、バックテストでは好成績でも、リアルトレードでは同じ結果にならないケースがあります。
これは、ローソク足の確定時刻が異なっていることが主な原因です。
なぜ多くの業者が「GMT+2」を採用しているのか?
なぜ日本のトレーダーにとって不便な「GMT+2」が主流なのでしょうか。その最大の理由は、ニューヨーク市場のクローズ(閉場)と「日足の確定」を一致させるためです。
具体的には、冬時間のGMT+2ではMT4の0時が日本時間の午前7時にあたります。この時間は、FX市場の1日の区切りとされるニューヨーク市場のクローズ時間とぴったり重なります。これにより、月曜日から金曜日まで、1日1本のローソク足が過不足なく正確に描画されるようになります。

MT4側で勝手に時間を変更できない理由
ユーザーがMT4の設定画面から直接、時間を日本時間へ変更することはできません。これにはテクニカル分析上の深い理由があります。
もし、個人の好みに合わせてMT4の基準時間を変更してしまうと、1週間の中に「余分な日足(日曜日の短い足)」が発生してしまいます。
多くのプロトレーダーは「週5本の日足」を見て分析しているため、自分だけが「週6本の日足」を見ている状態になると、移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標の数値が世界標準からズレてしまい、分析の信憑性が落ちてしまいます。
また、蓄積される過去データ(ヒストリカルデータ)にも矛盾が生じ、バックテストの精度を著しく下げてしまうリスクがあるため、MT4本体の時間は固定されているのです。
見落としがちな「エキスパートタブ」の表示時間
MT4を利用する上で意外と知られていないのが、画面下部にある「エキスパートタブ」の表示時間です。
自動売買(EA)のエラーなどを確認する際にこのタブを見ますが、実はエキスパートタブに表示されるのは「PCの時刻(日本在住なら日本時間)」です。対して、チャート上に表示されるのは「サーバー時間(MT4時間)」です。
この違いを理解していないと、「チャートにサインが出ているのに、ログに記録がない」といった勘違いの原因になります。
ログを確認する際は、MT4時間に6〜7時間を足した日本時間と照らし合わせる必要があることを覚えておきましょう。


インジケーターでMT4を日本時間表示にする方法
MT4本体の時間を変えることはできませんが、チャート上に「日本時間」を並記してくれる便利な無料インジケーターが存在します。これを使えば、頭の中で計算する必要がなくなります。
SYSFAC_Japan Timer(MT4版)
SYSFAC_Japan Timerは、多くのトレーダーに愛用されている無料の日本時間変換インジケーターです。
チャートの下側に日本時間を常時表示してくれるだけでなく、カーソルを合わせた箇所の時間をピンポイントで示してくれる機能もあります。
さらに、仲値やロンドンフィックスといった重要指標の時間帯に垂直線を引いたり、ローソク足の確定までの時間をカウントダウンしたりと、実戦で役立つ機能が満載です。
【ステップアップ】時間のズレを解消したら「勝てる時間」を特定しよう
日本時間を表示して「時間のズレ」を解決した次にやるべきことは、自分がどの市場時間(東京・ロンドン・NY)で勝てているのかを分析することです。
FXは時間帯によってボラティリティや値動きのクセが全く異なります。MT4の時間が日本とずれている理由も、元を辿れば「市場ごとの区切り」を明確にするためでした。
そこで、単に時間を表示するだけでなく、「あなたの手法がどの時間帯に最も利益を出しているか」を自動で集計してくれる上位ツールを活用することをおすすめします。
【バイナリーオプションに最適】市場別勝率表示インジケーター「SYSFAC_WinRate」
SYSFAC_WinRateは、サインツールのトレードを「東京・ロンドン・ニューヨーク」などの市場セッション別に自動で仕分け、それぞれの勝率をチャート上に一瞬で可視化する強力なツールです。

サーバー時間の計算に脳のリソースを使うのはもう終わりにして、これからは「勝てる時間帯」に全集中するトレードに切り替えていきましょう。
AIを活用して時差のズレを一瞬で解決する

MT4のGMTオフセットのパラメータを変更して時間を直したいです。
【FX業者名】:
【今の日本時間】:(例:15時00分)
【今のMT4の気配値】:(例:8時00分)
【今のEAの設定】:(例:GMT+2、サマータイム:アメリカ)
現在の季節(冬時間・夏時間)を考慮して、EAを正しく動かすための設定値を教えてください。
FAQコーナー
いいえ、MT4本体のサーバー時間をユーザーが自由に変更することはできません。日本時間を表示したい場合は、専用のインジケーターを使用するのが一般的です。
一般的に、米国式を採用している業者では「3月の第2日曜日」に夏時間へ、「11月の第1日曜日」に冬時間へ切り替わります。切り替え時期には業者からメール等で通知が来ることが多いので、チェックしておきましょう。
一部の国内FX業者では日本時間表示を採用しているケースもありますが、世界標準の「GMT+2/+3」に慣れておいたほうが、将来的に海外口座や他のツールを併用する際にスムーズです。
はい、特にEAや時間指定の手法では影響します。時間ズレを把握せずに使うと、エントリー条件や検証結果が想定と変わることがあります。
通常の履歴では計算が大変ですが、専用の分析ツール(SYSFAC_WinRateなど)を使えば、過去の全トレードを市場セッションごとに自動で仕分けて勝率を出すことが可能です。

