MT4の時間が日本時間とずれるのはなぜ?6〜7時間のズレを即解決する方法


- MT4の時間が日本時間とずれる理由
- GMT+2・GMT+3と日本時間の時差
- 夏時間と冬時間を確認する方法
- MT4のチャートへ日本時間を表示する方法
- EAやバックテストで時間を扱う際の注意点
結論:MT4のチャートには、ブローカーが設定したサーバー時間が表示されます。サーバー時間そのものは変更できませんが、インジケーターを使えば日本時間を併記できます。
MT4の時間が日本時間とずれる理由
MT4のチャートに表示される時刻は、パソコンの時計や日本時間ではなく、利用しているブローカーの取引サーバー時間です。
そのため、同じMT4を使っていても、ブローカーが違えばチャート上の時刻が異なる場合があります。
FX業者の案内やEAの設定画面では、サーバー時間が「GMT+2」「GMT+3」のように表記されることがあります。
GMTとは?
GMTは、イギリスのグリニッジを基準とした時刻です。
日本時間はGMTより9時間進んでいるため、GMT+9と表されます。日本ではサマータイムを採用していないため、この時差は年間を通して変わりません。
一方、ブローカー側のサーバー時間は、夏時間への切り替えによって1時間変わることがあります。
GMT+2・GMT+3なら日本と6〜7時間ずれる
ブローカーが冬時間にGMT+2、夏時間にGMT+3を採用している場合、日本時間との時差は次のとおりです。
| サーバー設定 | 日本との時差 | 日本時間への直し方 |
|---|---|---|
| GMT+2 | 日本時間より7時間遅い | MT4時間に7時間を足す |
| GMT+3 | 日本時間より6時間遅い | MT4時間に6時間を足す |
例えば、MT4が15時を表示している場合、GMT+2なら日本時間は22時、GMT+3なら21時です。
GMT+2のMT4時間+7時間=日本時間
GMT+3のMT4時間+6時間=日本時間
ただし、すべてのブローカーがGMT+2・GMT+3を採用しているわけではありません。
正確な時差は、利用している業者の公式案内や、現在の日本時間とMT4の気配値表示を比較して確認してください。
MT4の夏時間と冬時間はいつ切り替わる?
GMT+2・GMT+3を採用しているブローカーでは、季節によってサーバー時間が1時間変わります。
一般的には冬時間がGMT+2、夏時間がGMT+3ですが、切り替え日はブローカーによって異なります。
米国式のサマータイムを基準にする業者もあれば、欧州式の日程を採用する業者もあります。
「3月になったら必ずGMT+3へ変わる」と判断せず、利用中のブローカーから届く取引時間変更のお知らせを確認するのが確実です。

なぜGMT+2・GMT+3を採用するブローカーがあるのか
GMT+2・GMT+3が使われる主な理由の一つは、ニューヨーク市場の終了時刻付近で日足を切り替えるためです。
この設定では、月曜日から金曜日までの日足を週5本にまとめやすく、週の開始直後だけの短い日足が作られにくくなります。
日足の本数や確定時刻が変わると、移動平均線やボリンジャーバンドなど、日足を使うインジケーターの形も変わる場合があります。
普段のチャート分析はサーバー時間のまま行い、必要な場面だけ日本時間を併記する方法が扱いやすいです。
MT4本体のサーバー時間は変更できない
MT4の設定画面から、ブローカーのサーバー時間を日本時間へ変更することはできません。
チャートのローソク足には、ブローカーから配信された価格データの時刻が使われているためです。
パソコンのタイムゾーンを日本へ変更しても、ローソク足が日本時間へ切り替わるわけではありません。
変更できるものと変更できないもの
- MT4のサーバー時間:利用者側では変更できない
- パソコンやVPSの時刻:Windows側で変更できる
- チャートへの日本時間表示:インジケーターで追加できる
- EAのGMT設定:パラメーターがあれば変更できる
MT4の時間ズレで起こりやすいミス
経済指標の時刻を間違える
経済指標カレンダーが日本時間で表示されている場合、MT4のチャート時刻とそのまま比較することはできません。
例えば、日本時間22時30分の指標は、GMT+2のMT4では15時30分、GMT+3では16時30分です。
時間指定EAが1時間ずれて動く
EAのパラメーターにGMTオフセットやサマータイム設定がある場合、現在のブローカー時間に合わせる必要があります。
夏時間と冬時間の切り替え後も以前の設定を使い続けると、本来の予定より1時間早く、または遅く売買することがあります。
バックテストの時間帯を読み違える
ヒストリカルデータの時刻がサーバー時間なのか、GMTなのか、日本時間なのかを確認せずに検証すると、狙った市場時間と結果がずれることがあります。
時間帯別の成績を確認するときは、使用したデータのタイムゾーンを最初に確認してください。
ヒストリカルデータの取得や設定方法は、次の記事で解説しています。
チャート時刻とエキスパートタブの時刻が合わない場合
EAの動作を確認していると、チャート上の時刻とエキスパートタブに記録された時刻が合わないことがあります。
チャートにはブローカーのサーバー時間が使われますが、ログやEA内部ではPC・VPS側のローカル時刻を参照している場合があります。
EAへ次のコードを一時的に追加すると、最後に受信したサーバー時刻と、PC・VPSのローカル時刻をログへ出力できます。
Print("サーバー時間:",
TimeToString(TimeCurrent(), TIME_DATE | TIME_SECONDS));
Print("PC・VPS時間:",
TimeToString(TimeLocal(), TIME_DATE | TIME_SECONDS));
TimeCurrent()は、最後に受信したサーバー時刻を返します。常に時計のように進み続ける時刻ではなく、価格データの受信状況によって更新されます。
TimeLocal()は、MT4を動かしているPCやVPSのローカル時刻です。
ログの時刻が合わないときの確認項目
- チャートが表示しているサーバー時間
- PCまたはVPSに設定されているタイムゾーン
- EAがTimeCurrentとTimeLocalのどちらを使っているか
- 夏時間への切り替えで時差が変わっていないか
海外VPSでは、Windowsのタイムゾーンが日本以外に設定されていることがあります。
ただし、VPSのWindows時刻を変更しても、MT4チャートのサーバー時間は変わりません。
なお、ストラテジーテスターではTimeLocal()がシミュレーション上のTimeCurrent()と同じ時刻として扱われるため、このコードによる時差確認はリアル口座またはデモ口座で行ってください。
MT4の時間を日本時間で確認する方法
MT4本体のサーバー時間は変更できませんが、日本時間を確認する方法は二つあります。
MT4時間へ6時間または7時間を足す
ブローカーがGMT+2・GMT+3を採用している場合は、MT4の時刻へ次の時間を足します。
- GMT+2:7時間を足す
- GMT+3:6時間を足す
短時間の確認であれば、この方法でも十分です。
ただし、夏時間と冬時間が切り替わる時期には、現在のGMT設定を先に確認してください。
日本時間表示インジケーターを使う
毎回時差を計算するのが面倒な場合は、日本時間をチャート上へ表示するインジケーターを使います。
日本時間を追加表示しても、ローソク足の基準となるサーバー時間そのものは変更されません。
SYSFAC_Japan Timerで日本時間を表示する
SYSFAC_Japan Timerは、MT4チャートの下部へ日本時間を表示する無料インジケーターです。
チャート上の位置へカーソルを合わせると、そのローソク足に対応する日本時間も確認できます。
SYSFAC_Japan Timerの主な機能
- チャート下部への日本時間表示
- カーソル位置に対応する時刻の確認
- 指定時刻への垂直線表示
- ローソク足確定までの残り時間表示
経済指標やバイナリーオプションの判定時刻を確認するときも、サーバー時間を毎回計算する手間を減らせます。
SYSFAC_Japan Timerの導入手順
- SYSFAC_Japan Timerをダウンロードする
- MT4上部の「ファイル」から「データフォルダを開く」を選ぶ
MQL4/Indicatorsフォルダへファイルを入れる- MT4を再起動するか、ナビゲーターを更新する
- チャートへSYSFAC_Japan Timerを適用する
導入後は、日本時間と実際の時計が一致しているか確認してください。
表示が1時間ずれている場合は、夏時間設定やGMTオフセットが現在のブローカー時間と合っていない可能性があります。
EAのGMT設定を確認する方法
時間指定機能を持つEAでは、パラメーター内に次のような項目が用意されていることがあります。
- GMT Offset
- Broker GMT
- Summer Time
- DST
- Server Time
設定する値はEAの仕様によって異なります。
「GMT+2のブローカーだから必ず2を入力する」とは限りません。日本時間との差を入力するEAや、サーバー時間を自動判定するEAもあります。
設定前に確認すること
- 利用しているブローカーの現在のサーバー時間
- EAが求めているのがGMT値か日本との時差か
- 夏時間を自動判定する機能があるか
- 設定変更後のエントリー時刻が想定どおりか
パラメーター名だけで判断せず、EAのマニュアルや開発者の説明を確認してください。
MT4の時間に関するよくある質問
必ずではありません。GMT+2・GMT+3を採用するブローカーでは6〜7時間ずれますが、異なるサーバー時間を採用している業者もあります。
時間指定で売買するEAでは影響する可能性があります。GMT設定や夏時間の切り替えがずれると、想定とは異なる時間にエントリーすることがあります。
MT4の時間が日本時間とずれる理由まとめ


今回の要点
- MT4のチャートにはブローカーのサーバー時間が表示される
- GMT+2なら日本と7時間、GMT+3なら6時間ずれる
- サーバー時間はMT4の設定画面から変更できない
- 日本時間は専用インジケーターでチャートへ併記できる
- EAではGMT設定と夏時間の切り替えを確認する

