VPSで自動売買ってなあに?

VPSは、レンタルサーバー業者に利用料金を支払い、ネット上に自分の専用スペースをレンタルする事で利用できるようになります。
専用スペースでは好きなOSを選べますので、FXやハイローオーストラリアで自動売買を行うのでしたら、MT4が動く「Windows server」をOSに選べばOKです。
Windows serverとは、ネットワーク上で使いやすいようにチューンナップされたWindowsOSで、通常のWindows10よりも軽く、データの送受信などに優れています。
使い心地はWindows10とほぼ同じで、MT4も通常のPCと同じ用にインストールするだけで使えるようになります。
ハイローオーストラリアでMT4を使った自動売買を行う際にVPSを使うと、ご自宅のPCのパワーを損なうこと無く多くの通貨の自動売買が可能です。月額利用料はかかりますが、電気代もかかりませんしPCの電源を落としても自動売買は止まりません。
自宅のパソコンが壊れてもネットにあるVPSのデータはすべて無事ですので、万が一のときにも安心できるシステムです。
VPSの使い心地

上記の画像はPCのデスクトップ画面ですが、その中に少し暗く反転したスペースがあり、そこ中にもう一つデスクトップ画面があるのがおわかりでしょうか?そのエリアが別の専用サーバーにあるVPSです。
自分のパソコンとVPSはファイルの移動などもコピペで行き来できますし、重要なデータなどはVPS上に移しておいたり、大きなデータの移動の時も自宅のPCからVPSへ写し、会社のパソコンでVPSから持ってくるということもできます。
また、自動売買をMT4で2~3通貨を動かす程度でしたら低スペックの安いプランのVPSで十分ですので、24時間パソコンをつけておくのと経費は同じくらいになります。
一般的なパソコンの消費電力は通常100W前後です。これを24時間稼働させますと1日の電気代は52.8円になります。それを1ヶ月換算しますとだいたい1600円ほどになります。別でモニタを追加したりゲーム用にスペックの高いパソコンなんかですと電気代はさらに高くなります。
しかしVPSは安いプランですと1000円くらいから見つかります。月の電気代以下で契約することができるってことですね。専用のパソコンなんて買うよりもVPSの契約コストは圧倒的に安いんです
緊急時にとても便利なVPS
VPSの便利さのひとつに、世界中どこからでもアクセスできるということがあります。これは自動売買を行う上でとても安心できる機能です。
実例として、FX-EAラボが懇意にさせていただいているFXの配信グループでは、2019年1月2日と3日の暴落時に、グループの配信者様が緊急でグループ内に自動売買をストップする連絡を行いました。
この時グループメンバーの殆どの方がお正月でご実家に帰られていたりして通常ですと手元にご自身のパソコンがないので自動売買の停止ができないのですが、みなさんVPSの契約をしていましたので、スマホからハイローオートにアクセスすることができ、緊急停止をおこなえましたので、被害を最小限に抑えることができました。
また、FXやハイローオーストラリアでの自動売買に必須なMT4は、ほとんどがWindowsOSで稼働します。
Macで利用するためには海外業者の提供するMT4 for Macを使うことが多かったのですが、自動売買を行う場合は、VPSのOSはWindowsになりますので、MacからVPSにアクセスすれば、MacでもMT4を動かせるという便利なシロモノでもあるのです。
バイナリーオプションの自動売買は、VPSで取引回数を増やすことで勝率を安定させる

バイナリーオプションで自動売買取引を始めたばかりの方でしたら、おそらくご自分のパソコンの電源をつけっぱなしにして、一つのサインインジケーターで1~2個の通貨を稼働させる所から始まるかと思います。
当サイトのバイナリー自動売買システムですとエントリー通知をLINEで配信ができますから、自動売買を始めた頃はLINEに届く決済通知を見て一喜一憂したりするものです。
しかし実はこの世界で長く自動売買をやっている専業トレーダーさん達は、1~2個の通貨だけを動かすなんていうことはしません。
皆さんハイスペックなVPSを借りて、一度に10種類以上の取引を同時に動かしています。
なぜたくさんの通貨を同時に自動売買するの?
なぜバイナリーオプション自動売買トレーダーのベテラン勢がたくさんの通貨稼働させるのかといいますと、年間を通して安定的に稼いでいるサインインジケーターというものは、「勝率80%!90%!」なんていうものよりも、勝率「56%~62%」に収まるものが圧倒的に多いです。
勝率80%以上を叩き出すサインインジケーターはオーバーフィッティングと言って、ほとんどの場合、わずかな期間の相場にしか対応できないものばかりです。そのため、相場環境が変われば一気に連敗がはじまり、それまでの利益が吹っ飛びます。
しかし勝率60%前後のものは勝率が低い代わりにいろいろな相場への適応力が高く、多少の相場の変化にも柔軟に対応することができる場合が多いです。
しかし自動売買を始めたばかりの方々は、勝率80%!90%!なんていうツールを探し求める方が殆どで、勝率60%なんてサインツールを見ても「そんなに低い勝率で本当に稼げるの?」と疑問が浮かぶかと思います。
しかし実は、バイナリーオプションの自動売買の本質はドカンと一気に稼ぐものではなくて、コツコツと稼いでいく、販売業で言うところの「薄利多売」の取引なのです。
そのため、勝率はそこまで高くないけれども「取引回数」を多くして利益の積み上げを加速させます。
自動売買を休ませないためのVPS
さて、そういう事ならたくさんの取引を同時にしてやろうじゃないかと息巻いたものの、同時取引を10種類などを自動売買させますと、ほぼ間違いなく通常業務としてのパソコンが重くて使いにくくなります。
さらにスリープなどで自動売買が停止したり、Windowsの定期アップデートなどで停止したり、PCの電源を切るとまた自動売買の起動をしなおさなければならないなど、パソコンでたくさんの通貨を動かすのは少々手間がかかります。
MT4はシングルスレッドという古いプログラムで作られているので、CPUのパワーを効率よく使うのも苦手なのと、自動売買のロジックであるサインツールも最近は重いものが増えてきているので、24時間自動売買を動かすとCPUのフル稼働が続き、パソコンの寿命が縮むこと間違いなしです。
そこでこのVPSを契約することで普段使いのパソコンは確保しつつ、24時間のバイナリーオプション取引を自動化させるわけなのですね。
MT4で自動売買をするのにおすすめなVPS業者

VPSですが、利用するソフトの相性がとってもあります。ハイローオートだけでなく普通のアプリーケーションなども原因不明のエラーを起こすこともあります。
ですので、もし無料期間中があるサーバー業者でしたら一通りの動作確認は必ず行って下さい。
ここでご紹介しているさくらVPSとABLENETは無料期間があるので、VPSが初めてという方はとりあえず無料プランを借りてみてエラーの確認とどれくらいのプランが適切化のチェックはするべきです。
バイナリーオプション自動売買に使うVPS業者の選び方
お名前.com | ConoHa for WIN | さくらVPS | ABLENET | |
月額費用 | 2160円~ | 1800円~ | 1000円~ | 1981円 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | SSD1800円 |
OS | Windows | Windows | Windows | Windows |
メモリ | 1GB~ | 1GB~ | 1GB~ | 1GB~ |
SSD | 50GB~ | 50GB~ | 50GB~ | 60GB~ |
メールサポート | あり | あり | あり | あり |
電話サポート | あり | なし | あり | なし |
お試し版 | なし | なし | 14日間 | 10日間 |
複数の通貨を自動売買で動かす場合は、メモリは最低2GBのプランから検討しましょう(理想は4GB)
まずVPSで自動売買を行う場合に大事なのは、OSにWindows serverを使っていることが絶対条件です。MT4はwindowsで動くソフトですからね。
この記事で紹介しているVPS業者さんはどれもWindow serverプランが用意されているものなので安心して下さいね。
CPUのコア数とメモリも重要

上記はConoHaというVPSのプランなのですが、各VPS業者とも必ずメモリとCPUのコア数が月額料金ごとに分かれています。
VPSでハイローオーストラリアの自動売買を行う場合、はCPUの数とメモリともに重要項目となります。1~2通貨の自動売買でしたら上記ですと一番安いメモリ1GBのCPU2コアでも良いですが、10通貨以上動かすとなるとメモリ4GBのCPU4コアあたりはほしいところです。
なお、データの記憶領域として最近はSSDが主流となっていますが、業者によっては速度が遅いけれども容量が大きく利用料が安いHDも選べるところがあります。
しかし基本的に自動売買に記憶領域はそこまで関係ありませんので、ここは速度が早いSSDを選び、容量に関してはとくに気にする必要はないでしょう。
高速アクセスが可能なConoha VPS

無料お試し期間のあるさくらVPS

お得なセールが多いお名前.com

無料お試し期間がある老舗のVPS ABLENET

安定とサポートが充実のカゴヤVPS

VPSに自動売買を導入する時の注意

いざVPSを導入して自動売買を始めて見ようとしたものの、VPS上からの操作や最初の設定でつまずく代表的な事があります。
ここではFX-EAラボにVPSの導入に関して実際にお問い合わせをいただいたものをご紹介しておきますね。
VPSに対応していない自動売買システムがある
世の中に出回っているバイナリーオプションの自動売買システムの半数以上は、実はVPSにインストールすると動かなくなってしまいます。
これを知らずに何時間も原因を探っている被害者の方がとてもたくさんいらっしゃいます。
VPSが使えないBO自動売買システムの見分け方としては、自動売買稼働中にパソコンでマウスクリックするなど一切の操作を禁止している自動売買システムがその類のものですね。これらはVPSでは動きません。
もちろんハイローオートは自動売買中でも他の操作が可能でVPSにも対応しておりますので安心してくださいね。
MT4はコピペではなくVPSにダウンロードする

VPSはご自身のパソコンとのファイルの行き来がとても簡単にできます。Windows越しにドラッグ&ドロップでOKです。
そのため、もともとパソコンにはいっていたMT4をVPSにコピーして使おうとする方がいらっしゃいますが、これをしますと上辺だけはVPSへ移動できますが、パソコン内にあるMT4のセッティングファイルなどは残念ながらVPSにコピペされません。
ですので色々と不具合が起き、お問い合わせ連発という事態になる方が多いです。
ですので、MT4をVPSにインストールする時は、VPSの中でChromeなどのブラウザソフトを立ち上げ、契約しているFX業者のサイトからMT4をVPSにダウンロードしましょう。
自動売買システムをインストールできないVPSがある
VPSはネット上のシステムのため、初期のセキュリティ設定が通常のパソコンよりも高い場合があります。
そのため、ソフトのインストールができない事がありますので、下記の手順でインストール時のセキュリティを下げてあげましょう。
セキュリティの高いVPS会社によってはハイローオートがインストールができない場合があります。その場合は、VPSのセキュリティ強度を下げることで解決できます。
[1] リモートデスクトップ画面(VPS)に接続していただき、画面内の左下スタートメニューからサーバーマネージャーを開きます。(添付画像参照)
[2] 左側のカラムから「ローカルサーバー」をクリックします。
[3] 「プロパティ」枠内の「IEセキュリティ強化の構成」の「有効」をクリックします。
[4] Administartorsグループ、Usersグループどちらも「オフ」にして「OK」をクリックします。
ハイローオーストラリアで自動売買におすすめのVPS【MT4向け】 まとめ
