初期費用 | 月額費用 | お試し期間 |
無料 | 1700円~(税抜) | 無し |
Windows OSのVPSでMT4の自動売買を動かしてみました
こちらはVPSを見たことが無い方向けの説明動画です
FXなどの自動売買にとても便利なVPSですが、選ぶ時に一つ注意事項があります。
基本的にVPS業者さんのサイトを除きますと、「月額600円!初期費用無料!」なんていう格安VPSの謳い文句をちらほら見かけます。
しかし実際に安いVPSを借りてみて立ち上げますと、目にするのが文字だらけの訳のわからない画面や真っ黒なコンソール画面など、普段Windows OSに見慣れた人が拒否反応を起こしてしまうような画面が立ち上がります。
これは、格安のVPSには最初からWindows OSがインストールされていないことが原因です。
残念ながらFXやバイナリーオプションで自動売買を行う場合はMT4が必須なのですが、肝心のMT4はWindows OS 専用のソフトですので、つまり格安VPSでは動かないということになります。
ConoHaのVPSにWindows OS をインストールはできる?
格安なVPSでMT4は動かないと言ったものの、実際にはWindow sereverがインストールされていないだけで、それならば自力でWindows OSをインストールするという方法も実は可能です。
そうすれば月額は安いのに、WindowsOSでMT4が動かせるという環境を作ることも可能です。
しかし手順としてざっくりご説明しますと・・・
などなど、普段EAなどで自動売買を動かしているだけでは身につかない領域に手を突っ込むことになりますので非常にオススメしません。
また、自力で入れたVPSで自動売買を行うと原因特定不能なエラーがでたりもしますので、基本的に詳しい人以外は手を出さないことをおすすめします。
ConoHa VPS for Windows Serverの特徴
ConoHa VPSはお名前.comのVPSと同じく業界大手のGMOさんが運営している会社です。
同社のレンタルサーバーのConoHa WINGというプランが国内最速を打ち出し、実際に色々なところでテストされていますが、その性能に偽りはなく、価格を考えるとコストパフォーマンスはトップクラスです。
さらに初期費用が無料で、月の途中から初めて月末で解約したとしても、その場合は時間単位で一番安い料金に自動で変更してくれる良心的な設定です。
レンタルサーバー事業で最速をうたっているだけあってVPSのスピードも速く、もちろんお使いの回線速度の影響は大きいものの、MT4を設定する時のスピードは同価格帯の他のVPSに比べてちょっと速いです。
また、安定性も高く、一昔前のVPSはちょこちょこ自動売買が落ちたりしていたのですが、その点でもConoHaはクリアしており、気が向いた時にメモリを開放する意味で再起動する程度で安定稼働が見込めるかと思います。
ConoHa for Windows Serverのおすすめプラン
※価格は税抜表示です
ConoHaVPSでMT4を使って自動売買を行う場合、上記のサーバー料金に加えて、リモートデスクトップ(RDS) SAL(月額700円)の加入が必要です。(RDSは自分のパソコンからVPSのWindows serverを操作するための仕組み)
ConoHaはFX-EAラボで紹介している他社VPSに比べてセールは少なめでお値段も少しだけ高めな設定ですが、Windows server2019採用のVPSでこの内容でしたらでしたら適正なお値段かと思います。
しかも日割りができて初期費用無料、最低利用期間もなしというのはとても使いやすく、長期契約割引もあります。
一番安い1GBプランでMT4で稼働できる通貨数は、軽いEAやバイナリーオプションのサインインジケーターでしたら3~4通貨、重めのインジケーターでしたら2~3通貨程度が無難ですね。実際に自動売買を稼働させた体感としてはさくらVPSと同じくらいです。
FX-EAラボのお客さんが自動売買をするにあたって一番多いのが、同時稼働数4~6通貨くらいですので、ひとまず自動売買で稼働できればいいやという方は、月額2000円+RDS代金の3コアWIN2Gプラン(2GB)で、VPSの動作にサクサク感を求めるのでしたら4GBプラン以上が良いかと思います。
現在ライバルであるさくらVPSの動向に左右はされますが、死角の少ないConohaのVPSではありますね。
ただし電話でのサポートは無いので、ここに関してはさくらVPS、さらには24時間電話対応してくれるお名前.comさんのほうに軍配があがりますね。

MT4で自動売買だけでなくOfficeも利用できる

こちらの記事はMT4を使った自動売買システム用としてVPSをご紹介していますが、ConoHaVPSはOfficeが最初からインストールされたOfficeプランも用意されています。(別途Microsoft Office SAL月額2300円とRDS月額700円の加入が必要)
外出先から会社のPCにアクセスできる安心感が欲しい方にはおすすめですし、複数人数でVPS上にある一つのOfficeを使うことも可能です。
また、普段はいらないけれども、年に数回だけOfficeを使いたいという方にもおすすめです。
Hyper-Vが利用できる
Hyper-Vは聞き慣れない言葉で、多くの人にはあまり関係のない機能ですが、自動売買で厳密なエントリーを求める方や開発者様に好まれる機能です。
機能としては、ConoHaVPS内に複数の仮想PCを作り出し、それぞれに別のOSをインストールすることができます。
多くのVPSで使われているWindows serverには複数のバージョンがありまして、2019よりも2012のほうがメモリの利用量が少なく、自動売買の世界ではコンマ単位で厳密なエントリーが変わるということもありまして、アービトラージシステムなどのテストで利用する方もいらっしゃいます。
他社のVPSでHyper-Vが使えるところは少ないのでConoHaを選ぶ要因の一つになる方もいるかと思います。
プランを選ぶ際にはインジケーターの重さが大事
このようにデータウィンドウにたくさん項目があるものは重い傾向があります
サインインジケーターの重さはVPSを使った自動売買での遅延に少なからず影響があります。
そして重い軽いの簡単な見分け方としては、勝率が表示されるものやグラフィックが派手なもの、複数のロジックを内包しているものは重い傾向がありますのでVPSのプランはひとつ上に上げたほうが良いでしょう。
そしてサインツール独特の決まりとしてバッファ型とオブジェクト型にサインツールが分類されるところです。
これはFX-EAラボでご紹介しているAutoMultiTraderで自動売買を動かしてくれている方の中にはお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、基本的にインデックスを設定するバッファ型(データウィンドウに数値を出力してくれる)のほうが軽いです。
そして、データウィンドウに数値を出力しないオブジェクト型はバッファ型よりも重い傾向があります。
また、データウインドウに多く項目があるものや、パラメーター設定で多くの項目があるもの(目安30種類以上)も重い傾向があります。
FX-EAラボで調査した感じでは、最軽量のサインツールと最重量のサインインジケーターでは2倍以上、つまり最軽量のサインツールではVPSの4GBプランで15個動いたのに、最重量のサインツールでは8個動かしただけでVPSの挙動が重くなってしまうくらいの差は良く見かけます。
ですので、上記の特徴に当てはまる明らかに重そうなサインインジケーターを使っている人は、VPS無料試用期間中にさわってみて、あとからプランを上げ下げする事も想定してレンタルしましょう。
ConoHa VPSはサーバーに繋げるのが少しだけ面倒
ConohaVPSの接続の仕方(WindowsOSの場合)
こちらは契約時に決める【Administratorパスワード】ですが、接続の際に必要なのでメモしておきます
リモートデスクトップ(VPS)に接続するためには、まずスタートメニューの検索窓に【リモートデスクトップ接続】と検索して選択
コンピューター(C)の部分にIPアドレス、ユーザー名に【Administrator】と入力します
そしてこちらには最初にメモした【Administratorのパスワード】を入力します
もしも利用したいソフトがVPSにインストールできない時は・・
使いたいソフトがVPSサーバーにインストール出来ない場合ですが、VPSにログインして左下のスタート画面から【サーバーマネージャー】を選んで下さい

こちらの二つの項目をオフにしてもらえればインストールができます。インストール後はもとに戻していただいて大丈夫です
ConoHaVPSを本格的に使い込む前にチェック!こんなエラーが出る時は?
ConoHaVPSは無料お試し期間がありませんが、利用した期間を日割りで精算してくれる良心的な価格プランです。
ですので、本格的にMT4を使って自動売買を行う方は、契約後にこのエラーがでないかどうか確かめて下さい。
これはMT4を使った自動売買システムに起こる症状で、全体の1割位のお客様が遭遇します。MT4で多くのチャート画面を開き、ある程度VPSに負荷をかけるとでたりするようです。
現段階ではこのエラーを確実に防ぐ方法がなく、このエラーの原因となっているソフトを制作した会社に状況を逐一報告して修正パッチをだしてくれるのを待っている状態です。
ですのでFX-EAラボのほうからもこのエラーの解決方法としては、お客様に負荷を下げていただくか、このエラーがでないVPS会社へのお引越しをお願いしている状況です。
ですのでVPSを試す時はお試し期間中に、少し負荷を上げていただいてこちらのエラーの有無を確かめてくださいませ。宜しくおねがいします。
ConoHa VPS for Windows Serverの評判
ConoHa の Windows サーバで Office 使えるようになったしローカルに Office いらない説ある?
— ふろうと (@fur0ut0) December 12, 2018
自動売買もいいですが、officeがどこからでも使えるというのはサラリーマンにとってはありがたいです。
ConohaのVPS増やそうとしたら、サポートの人がめっちゃ丁寧に対応してくれたので 宣伝しておきます。
— Hoheto (@i_love_profit) October 2, 2019
電話はなくメールですが、サポートの評判は良いですね。FX-EAラボもお世話になっております。
ConoHaのVPSって利用期間1ヶ月に満たない場合、時間単位で計算してくれるんですね。非常にありがたい
— シルバー (@silver_web1) September 3, 2019
これはVPSには珍しいサービスですよね。だからとりあえずお試しでやってみて、そこからずるずる使うというパターンが多いんですよ。私もその1人です。
【MT4で自動売買】 ConoHaのVPS for Window serverレビュー まとめ




