AutoMultiTrader(AMT)とは?MT4・MT5サイン連携の仕組みと機能


- AutoMultiTraderの仕組みと役割
- AMT v2で利用できる主な機能
- 対応できるサインツールの条件
- デモ取引で確認すべき項目
- 導入前に知っておきたい注意点
AutoMultiTrader(AMT)とは?
AutoMultiTraderは、MT4・MT5のサインツールが出すアラートを読み取り、対応する取引所へ注文を送るWindows用アプリケーションです。
チャート上で条件を満たすと、サインツールが矢印やアラートを表示します。AMTはアラート内の通貨ペアとHigh・Lowを判別し、あらかじめ設定した金額や条件でエントリーします。
AMTの主な役割
- サインツールのアラートを監視する
- 通貨ペアとHigh・Lowを判別する
- 対応取引所へ注文を送る
- 取引結果を履歴へ記録する
相場が上がるか下がるかを判断するのは、使用しているサインツールです。AMTを導入してもサインのロジックは変わらないため、元のサインに優位性がなければ成績は安定しません。
AMTは、手作業で行っていた注文を自動化し、サインの見逃しや操作の遅れを減らすためのツールです。
バイナリーオプション自動売買を始めるまでの全体的な流れは、次の記事で解説しています。
AutoMultiTraderが注文するまでの流れ
- MT4またはMT5へサインツールを設定する
- 条件を満たすとアラートが表示される
- AMTがアラート文字を読み取る
- 通貨ペアとHigh・Lowを判別する
- 設定した取引所へ注文を送る
- 取引結果を履歴へ保存する
AMTでは、サインツールが出す文字に合わせて通貨ペア、Highサイン、Lowサインなどを登録します。
例えば、アラートに「USDJPY Up」と表示される場合は、「USDJPY」を通貨ペア、「Up」をHighの条件として読み取るように設定します。
サインツールによってアラートの書き方が異なるため、設定後は実際のアラートとAMTの履歴を照合してください。
AMTで利用できるサインツール
アラートが出るMT4・MT5サインツール
AMTと組み合わせやすいのは、エントリー時にポップアップアラートが出るサインツールです。
矢印がメインチャートに表示されるか、サブチャートに表示されるかは大きな問題ではありません。AMTが読み取れるアラート内に、通貨ペアと売買方向が含まれていることが重要です。
読み取りやすいアラートの例
- USDJPY High
- EURUSD Low
- GBPJPY Up
- AUDUSD Down
アラートが出ないサインツール
サインツールの中には、矢印は表示されてもポップアップアラートが出ないものがあります。
また、アラート内に通貨ペアや売買方向が含まれておらず、そのままではAMTが判別できないケースもあります。
このような場合は、矢印を読み取ってAMT用のアラートへ変換する「SYSFAC_AMT_AUTO」で対応できる可能性があります。
特殊な描画方法を使うインジケーターや、自動読み取りを防ぐ処理が入っているツールでは対応できないことがあります。
TradingViewのアラートにも対応
AMT v2はWebhookを利用し、TradingViewから送信されたアラートを受信することもできます。
MT4・MT5用のインジケーターがなくても、TradingView上でアラートを作成できるロジックであれば、AMTへ売買情報を送れる場合があります。
Webhookの設定方法やアラート書式はMT4・MT5とは異なるため、受信した銘柄、方向、時刻を確認してから使用してください。
AutoMultiTrader v2の主な特徴
MT4とMT5の両方に対応
MT4用とMT5用のインジケーターには互換性がありませんが、AMT v2は両方から送られるアラートを読み取れます。
MT4とMT5のサインツールを使い分けている場合でも、同じAMTから注文へつなげられます。ただし、サインツール自体は各プラットフォームに対応したファイルが必要です。
複数の取引所を使い分けられる
AMT v2は複数の取引所に対応しています。
取り扱い銘柄や取引条件を確認しながら、サインツールに合う取引先を選択できます。
対応先や取引条件は変更されることがあるため、利用前に公式サイトや料金ページで最新情報を確認してください。
無料のデモ取引で動作を確認できる
デモ取引では、サインを正しく読み取れているか、注文条件が設定どおりかを確認できます。
デモ取引で確認する項目
- 通貨ペアが正しく選ばれているか
- HighとLowが逆になっていないか
- サインから注文までの時刻に問題がないか
- 取引金額や停止時間が反映されているか
デモとリアルでは注文の受付状況が異なる場合があります。リアル取引へ移る場合も、最初は少額で注文結果を確認してください。
料金、利用条件、ダウンロード方法は、次のページへまとめています。
AutoMultiTraderで設定できる取引機能
エントリータイミングの調整
アラートが出た直後に注文するだけでなく、ローソク足の確定を待ってエントリーするなど、サインツールに合わせて注文時刻を調整できます。
サインが出た瞬間を狙うロジックと、足の確定後に入るロジックでは適した設定が異なります。実際のアラート時刻と注文時刻を照らし合わせて決めてください。
注文が通らなかった場合のリトライ
取引所の受付状況によって注文が通らなかった場合、設定した条件に従って再注文できます。
ただし、リトライまでの間に価格や判定時刻までの残り時間が変わります。短い判定時間では、再注文の回数を増やしすぎない方が安全です。
マーチンゲール設定
AMTには、前回の取引結果に応じて次の注文額を変更する機能があります。
損失後に金額を増やすと、連敗した場合の損失額も急激に増えます。利用する場合は、最大回数、合計損失額、取引所の注文上限を先に確認してください。
マーチンゲール使用前の確認項目
- 何連敗まで資金が持つか
- 最大注文額を超えないか
- 連敗時に自動停止できるか
- ペイアウト率を含めて回収額を計算しているか
曜日や時間帯を指定した取引停止
曜日や時間帯を指定し、特定の時間だけ注文を停止できます。
重要指標の発表前後や、サインツールの成績が不安定な時間を除外するときに使います。感覚で停止時間を決めず、取引履歴を確認してから設定してください。
ゴールドや暗号資産にも対応できる
MT4・MT5側のサインツールと利用する取引所の両方が対応していれば、為替通貨以外の銘柄を取引対象にできる場合があります。
利用できる銘柄は取引所によって異なります。サインツール側の銘柄名と取引所側の名称が正しく対応しているか確認してください。
取引履歴からサインツールを検証できる
AMTは取引履歴を保存し、勝敗や収支を確認できます。
CSVへ出力すれば、通貨ペア、曜日、時間帯などに分けた集計も可能です。
履歴を見るときの確認項目
- 通貨ペアごとの取引回数と勝率
- サインから注文までの時間
- 曜日や時間帯による成績差
- 連勝と連敗の偏り
- デモとリアルの結果差
取引回数が少ない段階では、数回の勝敗で勝率が大きく変わります。一定数の履歴を集めてから判断してください。
サインツールのフォワードテストについては、次の記事で解説しています。
AutoMultiTraderが向いている人
- MT4・MT5のサインを手作業で取引している人
- チャートを常時監視するのが難しい人
- 複数通貨のサインを一つの環境で管理したい人
- 取引履歴を保存してサインを検証したい人
AMTはWindows用です。24時間稼働させる場合やMacから利用する場合は、Windows環境のVPSへMT4・MT5とAMTをインストールする方法があります。
一方、サインツールを持っていない人や、毎回裁量判断を加えながら取引したい人には向かない場合があります。
AutoMultiTraderを使う前の注意点
自動化してもサインの勝率は変わらない
AMTへ切り替えても、使用しているサインツールのロジックは変わりません。
見逃しや操作の遅れを減らすことはできますが、自動化するだけで勝率が上がるわけではありません。
アラートの読み取り設定を確認する
登録内容が間違っていると、異なる通貨ペアを選んだり、HighとLowを反対に判定したりする可能性があります。
設定後は、サインツールのアラートとAMTの履歴を一件ずつ照合してください。
対応取引所や利用条件は変更される
対応先、利用料金、キャンペーンなどは変更される可能性があります。
過去の記事や動画だけで判断せず、導入時点の対応状況と料金を確認してください。
AutoMultiTraderの導入方法
インストール、アラート登録、デモ取引までの詳しい手順は、専用マニュアルで解説しています。
AutoMultiTrader(AMT)まとめ


今回の要点
- AMTはMT4・MT5などのアラートを注文へつなぐツール
- AMT自体が相場を分析するわけではない
- アラートが出ないツールは補助ツールで対応できる場合がある
- 取引開始前に通貨ペア、方向、注文時刻を確認する
- 自動化してもサインツール自体の勝率は変わらない


