シン・クラウドデスクトップ for FXレビュー|MT4の動作・料金・注意点【2026年】


- シン・クラウドデスクトップ for FXの特徴
- 3GB・5GB環境でMT4を動かした結果
- 自分の運用に合うプランの選び方
- MT4・MT5の監視と自動復旧機能
- 料金、契約条件、申込みから接続までの流れ
他社VPSとの料金や機能の比較は、次の記事でまとめています。
シン・クラウドデスクトップ for FXとは
シン・クラウドデスクトップ for FXは、クラウド上のWindowsへリモート接続し、MT4・MT5やEAを24時間稼働できるサービスです。
手元のパソコンを終了してもクラウド側のWindowsは動き続けるため、自宅の停電、回線切断、スリープ設定などでEAが止まるリスクを減らせます。
- Windows Serverへリモートデスクトップ接続できる
- リモートデスクトップ接続ライセンス料は追加不要
- NVMeストレージと10Gbps共用回線を採用
- MT4・MT5の監視、自動再起動、メール通知に対応
- スタンダード以上は自動バックアップを利用できる
- 初回は14日間無料で試せる
MT4・MT5が最初からインストールされているわけではありません。契約後に利用しているFX会社の公式サイトからダウンロードし、EAやインジケーターを自分で設置します。
一般的なWindows VPSとの違い
一般的なWindows VPSでは、サーバー料金とは別にリモートデスクトップ接続ライセンス料が必要になることがあります。
シン・クラウドデスクトップ for FXはライセンス料を含んだ料金体系なので、申込時にWindows関連のオプションを追加する必要がありません。
さらに、MT4・MT5の停止を管理画面から確認し、自動再起動やメール通知を設定できる点も、一般的なクラウドPCとの違いです。

3GBと5GBでMT4の動作を実測
今回はWindowsプランの3GBと5GBへ同じツールを入れ、3GBではMT4を1つ、5GBではMT4を2つ起動して、それぞれの環境でどこまで余裕があるかを確認しました。
軽いEAだけではプラン差が出にくいため、テスト用のサインツールに加え、勝率計算を行う比較的重いインジケーターも使用しています。
MT4へ複数チャートとインジケーターを入れたテスト環境
今回の確認条件
- Windowsプランの3GBと5GBを使用
- 1つのMT4へチャートを12枚表示
- 各チャートへサインツールを設定
- 一部のチャートへ勝率計算インジケーターを設定
- メモリ使用率とリモート操作時の反応を確認
EAやインジケーターの処理内容によって負荷は変わります。そのため、今回の数値は最大稼働数を保証するものではなく、プラン選びの目安として見てください。
3GBは軽いEAの少数運用なら使える
3GB環境では、1つのMT4へチャートを12枚開いた状態で、メモリ使用率はおおむね70%前後でした。
インジケーターの計算は継続しており、MT4が停止することはありませんでした。ただし、チャートを移動したり設定画面を開いたりすると、一瞬止まったように見える場面があります。
2つ目のMT4も起動できましたが、メモリ使用率は80%前後まで上がりました。Windows Updateや相場変動時の負荷まで考えると、複数のMT4を常時動かすには余裕が少ない状態です。
3GBが向いている使い方
- MT4を1つだけ起動する
- 一般的な軽さのEAを少数動かす
- チャートを頻繁に手動操作しない
- VPS上でバックテストを行わない
5GBは複数MT4と画面操作に余裕がある
5GB環境では、3GBで感じた画面操作時の引っ掛かりがかなり減りました。
MT4を2つ起動し、それぞれにチャートを12枚表示した状態でも、メモリ使用率は50%前後で推移しています。
5GBのスタンダードはメモリだけでなく、CPUもスタートアップの2コアから4コアへ増えます。チャートの移動やウィンドウの切り替えが軽くなったのは、この差も影響していると考えられます。
5GBが向いている使い方
- 複数のMT4を同時に動かす
- 複数通貨へEAを設置する
- 計算量の多いインジケーターを使う
- リモート接続してチャートを操作する機会が多い
- メモリとCPUに余裕を持たせたい
実測結果の比較
| 確認項目 | 3GB | 5GB |
|---|---|---|
| 確認した構成 | MT4を1つ・チャート12枚 | MT4を2つ・各12枚 |
| メモリ使用率 | 約70% | 約50% |
| 画面操作 | もたつく場面あり | 比較的スムーズ |
| 向いている運用 | 軽いEAの少数運用 | 複数EA・複数MT4 |
※メモリ使用率は今回のテスト環境で確認した値です。EA、インジケーター、チャート枚数、履歴データ量によって変動します。

公式のMT4推奨個数は目安として見る
公式では、Windowsプランの3GBはMT4を5個、5GBは13個までの稼働を推奨しています。
ただし、MT4を何個起動できるかは、チャート枚数やEAの計算量によって変わります。軽いEAを1枚のチャートで動かす環境と、複数チャートへ重いインジケーターを入れる環境では、同じMT4一つでも負荷が異なります。
無料トライアル中に実際の運用環境を再現し、次の項目を確認するのが確実です。
- 平常時のメモリ使用率が80%を超えていないか
- CPU使用率が長時間高止まりしていないか
- チャート操作や設定変更で停止に近い状態にならないか
MT4・MT5の監視と自動復旧
Windowsプランでは、MT4・MT5を管理画面へ登録し、稼働状況を確認できます。
登録したMT4・MT5が停止した場合は、自動再起動とメール通知を設定できます。
- 複数のMT4・MT5の稼働状況を確認
- 停止したMT4・MT5を自動で再起動
- 停止と復旧をメールで通知
- MT4・MT5ごとに監視対象を設定
自動復旧は、MT4・MT5のプロセスが終了したときに役立つ機能です。
口座のログアウト、EA内部のエラー、証拠金不足、取引時間外などをすべて解決する機能ではありません。再起動後も口座へ接続できているか、自動売買が有効かを確認してください。
自動バックアップはスタンダード以上
Windowsプランのスタンダード以上では、バックアップ専用領域を使った自動バックアップと復元を利用できます。
EA、インジケーター、セットファイルをVPS内だけに保存していると、Windowsの不具合や操作ミスで失う可能性があります。
自動バックアップを利用する場合でも、購入したEAや重要な設定ファイルは手元のパソコンにも保存しておく方が安全です。
シン・クラウドデスクトップ for FXの公式申込み画面へ移動します。[PR]
シン・クラウドデスクトップ for FXの料金
今回テストした3GBと5GBの通常料金は次のとおりです。
| プラン | メモリ | vCPU | 3ヶ月契約 | 12ヶ月契約 |
|---|---|---|---|---|
| スタートアップ | 3GB | 2コア | 月額換算3,830円 | 月額換算3,270円 |
| スタンダード | 5GB | 4コア | 月額換算6,130円 | 月額換算5,330円 |
※料金は2026年6月17日時点の税込通常料金です。月額換算額であり、契約期間分を一括で支払います。
※2026年7月9日17時までは初回契約の割引キャンペーンが行われています。更新時は通常料金になるため、申込画面で初回支払額と更新料金の両方を確認してください。
- 初期費用:無料
- リモートデスクトップ接続ライセンス:無料
- 初回無料トライアル:14日間
- 最低利用期間:3ヶ月
- 高負荷通知サービス:月額220円
契約前に確認したい注意点
無料トライアル終了後の契約に注意する
初回は14日間無料で試せます。継続しない場合は、無料期間内に解約手続きを完了してください。
本契約へ移行する場合は、管理画面に表示される支払額、契約期間、移行日を確認してから手続きを進めます。
無料期間の終了後は、申込時に選択した契約期間で本契約になるため、継続しない場合は期間内に解約してください。
無料期間中に設置したMT4、EA、インジケーターは、本契約後もそのまま利用できます。
- 実際に使うEAとインジケーターを設置する
- 相場稼働中のCPUとメモリ使用率を確認する
- リモート接続時の操作感を確認する
- 継続しない場合は14日以内に解約する
無料期間中はプランを変更できない
無料トライアル中はプラン変更ができません。
本契約後は、同一プラン内でメモリ容量を変更できます。異なるプランへ移る場合は、現在より上位のプランに限られます。
たとえば、スタートアップからスタンダードへは変更できますが、スタンダードからスタートアップへ戻すことはできません。
10Gbps回線だけで約定速度は決まらない
10Gbpsはクラウドデスクトップ側の共用回線です。FX会社の取引サーバーまで常に低遅延になることを保証する数値ではありません。
注文の通信時間は、FX会社のサーバー所在地、通信経路、取引システム側の処理にも左右されます。
数ミリ秒単位の差を重視するEAでは、MT4・MT5の接続状況や実際の約定履歴を確認して判断してください。
自動復旧があっても完全放置はできない
監視機能は、MT4・MT5のプロセス停止を検知して再起動するための機能です。
口座からログアウトしている場合、EA内部でエラーが起きている場合、証拠金が不足している場合まで自動で解決するものではありません。
再起動後に取引口座へ接続できているか、自動売買が有効か、エキスパートログにエラーがないかも確認してください。
EAが注文しない場合に確認したい設定は、次の記事でまとめています。
XServerクラウドPCとの違い
XServerクラウドPCも、クラウド上のWindowsへ接続してMT4・MT5を動かせます。
シン・クラウドデスクトップ for FXとの大きな違いは、MT4・MT5の監視、自動再起動、メール通知といったFX向け機能の有無です。
汎用的なWindows環境として使いたい場合はXServerクラウドPC、MT4・MT5の停止監視まで利用したい場合はシン・クラウドデスクトップ for FXが候補になります。
シン・クラウドデスクトップ for FXの申込み手順
申込画面では、プラン、メモリ容量、契約期間、Administratorパスワードを設定します。
プランとメモリ容量を選ぶ

無料期間中はプラン変更ができないため、実際に試したい構成に近い容量を選びます。
契約期間を選ぶ

契約期間が長いほど月額換算額は下がりますが、初回から長期契約を決める前に、無料期間で動作を確認した方が安全です。
申込内容と支払情報を確認する

プラン、メモリ、契約期間、支払額を確認して手続きを進めます。

申込みが終わるとサーバーの構築が始まります。準備が完了してからリモート接続へ進みます。
クラウドデスクトップへ接続する
管理画面で稼働状態を確認する

シンクラウドアカウントへログインし、「サービス管理」から契約したクラウドデスクトップを選択します。

初回は「構築中」と表示されるため、「稼働中」へ変わるまで待ちます。

RDPファイルを取得する

左側メニューから「リモートデスクトップ」を選択します。

接続先とユーザー名が保存されたRDPファイルをダウンロードします。デスクトップへ保存しておけば、次回からダブルクリックで接続できます。
Administratorパスワードを入力する

RDPファイルを開き、申込時に設定したAdministratorパスワードを入力します。

初回は接続先を識別できないという確認画面が表示されることがあります。接続先が管理画面の情報と一致していることを確認してから進みます。

Windowsのデスクトップが表示されれば接続完了です。
MT4・MT5とEAを設置する

利用しているFX会社の公式サイトからMT4またはMT5をダウンロードします。
- MT4・MT5をインストールする
- 取引口座へログインする
- EAとインジケーターを設置する
- 必要なチャートへEAを設定する
- 自動売買とEA側の許可を有効にする
- ログと注文状況を確認する
- 管理画面でMT4・MT5の監視を設定する
リモートデスクトップの画面を閉じるだけなら、クラウド側のMT4・MT5は動き続けます。
MT4・MT5を終了した場合や、Windowsをシャットダウンした場合はEAも停止します。
解約と自動更新の注意点
解約は、シンクラウドアカウントの契約情報から申請できます。
解約申請後も契約期限までは利用できますが、期限を過ぎるとサーバー内のデータへアクセスできなくなります。
EA、インジケーター、セットファイル、取引履歴は、期限前に手元のパソコンへ保存してください。
初期状態では、申込時に選んだ期間で自動更新されます。12ヶ月契約では更新時に12ヶ月分がまとめて請求されるため、更新サイクルも確認しておきましょう。
よくある質問
インストールされていません。利用しているFX会社の公式サイトから自分でダウンロードします。
接続画面を閉じるだけなら、クラウド側のMT4・MT5は通常そのまま動き続けます。Windowsをシャットダウンした場合や、MT4・MT5自体を終了した場合は停止します。
リモートデスクトップ対応アプリを使えば、スマートフォンから接続してMT4・MT5の稼働状況を確認できます。
まとめ|少数運用は3GB、余裕を重視するなら5GB
今回の実測では、3GBでも一つのMT4へチャートを12枚開き、インジケーターを動かせました。ただし、メモリ使用率は約70%となり、画面操作ではもたつく場面があります。
5GBでは、MT4を二つ起動して各12枚のチャートを開いても、メモリ使用率は約50%でした。複数のMT4や重いインジケーターを使う場合は、5GBの方が余裕があります。

どちらを選ぶ場合も、14日間の無料期間に実際のEAとインジケーターを設置し、CPU、メモリ、操作感を確認してから本契約へ進むのが確実です。
シン・クラウドデスクトップ for FXの公式申込み画面へ移動します。[PR]


