OANDA証券 基本情報
オアンダはMT4が使える国内のライセンス業者の中では一番人気があるかと思われます。世界中でサービスを展開しており、その顧客の注文状況を見ることができる顧客向けサービスのオープンオーダーは非常に魅力です。
またOANDAは色々と顧客の価格操作ができてしまうデスクが介入しないNDD方式(一部DD)を採用していますので、MT4の利用はもちろんOKで、スキャルピングなども禁止してはいませんし、約定能力の高さはすべての業者の中でもトップクラスです。
またオアンダは世界8カ国に拠点を持つグループ企業でして、金融ライセンスもイギリス、アメリカ、日本、オーストラリアなど信用のある国でのみライセンスを取得していまして、このあたりが中小の海外FX業者とは違うところですね。
信用があるためにカバー先の銀行も多く、有利な価格を顧客に掲示することも出来ますので、世界トップクラスにスプレッドが狭いことも特徴です。
OANDA証券のスプレッド
オアンダのスプレッドはコースによっても変わりますが、東京サーバーに関してはドル円0.3円原則固定と、国内業者でもトップクラスの狭さですね。
もちろん最近はスプレッド競争が激しく、ドル円0.2銭、0.1銭なんて会社もありますが、オアンダはカバー先の銀行が多いので、有事の時にそれらの会社よりもスプレッドの開きを狭く抑えています。
楽天証券なんて以前スプレッドが1500pipsなんて事をやらかしていますからね。スプレッドに関する信用度はオアンダは非常に高いです。
スプレッドが「原則固定・例外あり」と書いてあり、普通の人でしたらここを「スプレッドが開きまくる前提なんじゃ」と疑いますが、オアンダのスプレッドは他社に比べて開きにくいですし、もとのスプレッドにも戻りやすい優良業者です。
価格を提供しているカバー先の銀行が多いということは、それだけたくさんの価格の条件の中から選んで顧客に提供できるということですので、冷静に考えますとオアンダよりも小さなFX業者がオアンダよりもよい条件で営業しているというのは、必ずどこか見えていないところで何かやっているということですよ。
オアンダでは3種類のコースが選べる
ベーシックコース | 東京サーバーコース | プロコース(NY) | |
取引通貨ペア | 71通貨ペア | 28通貨ペア | 71通貨ペア |
ドル円スプレッド | 0.4 pips | 0.3 pips ~ | 0.8 pips |
スプレッド方式 | 原則固定 | 原則固定 | 原則固定 |
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
オアンダでは取引量などによって3つのコースが選べます。このうちMT4が利用できるのは東京サーバーコースとプロコース(NYサーバー)ですね。ベ
また最低取引単位が東京サーバーは1万通貨からに対して、他の2つは1000通貨単位での注文が可能です。
普通にMT4で取引するぶんにはスプレッドが狭い東京サーバーで良いかと思いますが、EAやミラートレードなどはプロコースのNYサーバーでしかできません。
FX-EAラボでご紹介しているバイナリーオプション自動売買システムAutoMultiTraderでのご利用の場合は、MT4が必要なので東京サーバーとプロコースのどちらかとなります。
サーバーは強くて約定スピードは超高速
OANDA証券は約定拒否なし、リクオートなしを公式に宣言しており、オーダーは即約定されます。
一部のFX業者で、約定遅延を利用して顧客の損失を意図的に拡大させたりする事件もありましたからこういった宣言があるのは心強いです。
特に日本でトレードされる方は東京サーバーコースですと、物理的にNYサーバーよりも近く、Ping到達速度(注文がサーバーに到達するまでの時間)も東京サーバーコースですとベーシック・プロコースの1/34まで削減されています。
時間帯によって全然約定しなかったりする業者さんもありますが、OANDAはその点問題ありません。
また、「ロスカットを狩りにきた」なんていう値段が大きく跳んだりする現象も、オアンダは他のFX業者に比べて少ないです。
コロナ暴落中も、SBI証券などのが値段が吹っ飛んで顧客が次々と狩られている時に、オアンダの値段は飛ばずに淡々と踏ん張っており、業作選びはこういう部分が本当に大切なので、手数料やイメージだけでFX業者は選んではいけないということです。
スキャルピングを禁止していない
多くの業者ではスキャルピングを禁止していますがオアンダはスキャルピングが可能な数少ない業者です。
一般的にはサーバーの負担を軽減するためのスキャルピング禁止措置ですが、裏事情としてスキャルピングをOKすると裁定取引などをされてDD取引業者にとっては厳しくなりますからね。
その点オアンダは顧客の注文の多くを市場に流していますのでスキャルピングをされても問題ないのでOKなのです。
チャート分析のツールが使いやすい
こちらはOANDAが提供している取引プラットフォーム「fx-trade」
オアンダが提供しているfx-tradeというプラットフォームですが、最高に使い勝手の良いTradingviewをベースに開発されています。
そのため、フィボナッチやエリオットやヘッドアンドショルダーなどの描写ツールや、回帰トレンドやオーダーブック表示など通常のプラットフォームにはない多彩な機能を備えています。
さらに、fx-tradeでは国内の業者では非常に珍しい「5秒足」というものを使うことができるので、高速スキャルピングを行う方は非常に使い勝手の良い業者さんではないでしょうか。
個人的にFXなどで使いやすいチャートソフトは、
1位 Smart trader
2位 Tradeing View
3位 JForex
4位 MT4
です!インジケータの開発に関わる者としてMT4を1位と言えないのは申し訳ないですが・・・
— YUKI(株サヤ取り) (@fxealabo_yuki) December 2, 2019
FX-EAラボ的にはこの順位です(Smart traderは有料利用が前提なので、無料ならば実質Tradingviewが一位かと)
取扱通貨が国内最多
オアンダは取扱通貨が71通貨(東京サーバーコースは28通貨)とMT4が使える国内業者としては最多を誇っています。
トルコリラはもちろん、メキシコペソやデンマーク、ノルウェー、スェーデン、ハンガリー、香港、チェコ、インド、ポーランド、サウジ、タイなどのマイナー通貨も取り扱っています。
1通貨からの取引が可能
通常国内FX業者は1000か10000通貨が最低取引量ですが、オアンダは1通貨からの取引が可能です。
通常は1通貨取引なんて需要がなさそうですが、実はEA(自動売買)のフォワードテストの時にとても役に立ちます。
フォワードテストは実際の口座で動かして収益を確認するものですが、デモ口座ですと価格が滑ったり、約定遅延などがありません。
しかし1通貨でのテストが可能なら、本物のリアル口座でテストをするわけですから、本番と同じ取引結果を得られます。
このあたりがさすが顧客よりのオアンダです。
オアンダの顧客資産管理は100%信託保全
オアンダは海外企業ですが、OANDA証券は日本のライセンスを持ち、金融庁にきちんと登録されている業者です。
ですので100%信託保全の形をとっており、資金は三井住友銀行で全額信託保全されているので、万が一オアンダがつぶれるようなことがあっても顧客の資産は全額保証されます。
他のFX業者にはないオアンダの特別な機能
オアンダは他のFX業者にはないユニークな特徴があります。
特にオープンブックと呼ばれる顧客の注文を見る機能を使うと、そこにロスカットやオーダーが溜まっていることがひと目でわかるために、トレードの参考情報として非常に有効になります。
またオアンダは、MT4で自動売買を行うトレーダーに人気なのですが、その理由として複数の口座を作成することができます。これはEA(自動売買のロジック)を走らせる人にとっては非常に便利な機能なのでご説明してきますね。
OANDAは顧客の注文状況を見ることができる
OANDAの主力ツールであるオープンブックは、世界中のオアンダの顧客の指値注文、逆指値注文をリアルタイムで公開しています。
特に逆指値注文の状況は利用価値があり、相場というものは個人の逆指値を狩りに来る動きが度々発生しますので、このオープンオーダーでどこにロスカットの逆指し注文が溜まっているかを見ることができれば、非常にトレードの参考になります。
もしも、逆指値が溜まっている部分を抜けると、相場は一気に加速しますからね。
他の国内業者ですとヒロセ通商や外為どっとコムさんも自社の注文状況を一応は公開していますが、内容を見ると残念ながら取引規模が少ないためにあまり信憑性が無く、この点はオアンダに軍配があがります。
日本だけでなく(日本時間だけでなく)世界中でたくさんの顧客を抱えていてるオアンダのオープンオーダーは非常に信用できます。
オアンダは複数の口座を作ることができる
オアンダを開設すると、東京サーバーですと1つ、NYサーバーですとサブでアカウントを11個までつくることができます。
これは自動売買を行う人にとっては非常に便利な機能なのですが、具体的にどういう時に便利なのかと言いますと、例えばあるEAを動かしながら別のEAを動かしたいときなどは、MT4上でチャートを2つ作れば別々のEAを動かす事はできます。
しかし一つの口座だと2つのEAの収支が合計されて、わかりにくくなってしまうんですよね。
またできれば、一つのMT4で動かすのは一つのEAが良いとされています。これはMT4で同時に注文できるのは一つだけなので、もし複数のEAが偶然同時に注文を出した場合にぶつかってしまうと遅延が起こります。これはスキャルピングEAなどでは致命的ですね。
それを避けるために、稼働させたいEA分のサブアカウントを開設し、そのサブアカウントごとにMT4をインストールして使えば、複数のEAを完全に独立した状態で使えるんですよね。
そのためオアンダは、自動売買を行うトレーダーさんに絶大な人気があるのです。
東京サーバーとNYサーバーが選択できる
オアンダは利用する口座によって東京サーバーかNYサーバーを選択することができます。
両者の違いは、まず東京サーバーはスプレッドがNYサーバーよりもスプレッドが狭いです。しかし通貨はNYより少ない28通貨(NYは71通貨)
そして、日本国内からの注文の場合は東京サーバーの方が約定が早くなります。サーバーが国内にあるのでここは当然ですね。
ですので、ほとんどの方は東京サーバーを選択すれば問題ないのですが、EAなどで自動売買を行う方でしたら、NYサーバーのサブアカウントが11個まで作れるシステムが重要になってきますし、MTを最低取引単位はNYが1000通貨で東京が10000通貨となっていますので、ここもMT4でテスト稼働するときなどにNYサーバーが使いやすいですね。
オアンダを使うの時のデメリット
初回入金額がある
オアンダは初回入金に10万円以上という縛りがあります。
日本のFX業者ではキャンペーン適用条件などで初回入金額をがある事がありますが、無条件で入金額が設定されているのは投資家にとってデメリットいえるでしょう。
証拠金維持率は100%で強制ロスカット
オアンダは証拠金維持率が100%でロスカットになります。これは国内FX業者では平均値ですが、海外FX業者はこの設定が20%などもありますので高めに感じるかもしれません。
少ない資金でレバを上げて取引を行うスタイルの方は注意が必要です。
オアンダのスワップポイントは平凡
オアンダはスワップポイントには力を入れていません。
こちらのスワップカレンダーで確認ができますが、例えば2020年の4月16日のドル円スワップですが、オアンダが買い0円、売りー31円に対して、SBIFXやDMMは買い30円、売り-39円、岡三証券(くりっく365)が買い22円、売りー22円となっていますが、買いスワップが少ない傾向があります。
悪いわけではないのですが、他社と比べても特に特徴がありません。
オアンダのNDD取引は嘘!?
これはオアンダのHPにも記載されているのですが、オアンダは流動性が枯渇した時に、マーケットメイカーになると宣言しています。
これはつまり流動性が少ない時は、オアンダが一般注文を出し、顧客の注文を呑むということです。
純粋なNDD取引の場合、流動性が無い時は注文が滑りやすくなったり約定が通らなかったりします。この弱点を顧客の注文を呑み込むDD方式でカバーするという意味ですね。
DDを一部組み込むことによって、取引の透明性という部分は毀損されてしまいますが、顧客にとっては注文が通りやすくなるので悪くはないとも言えます。
NDD方式はFX-EAラボでもおすすめはしていますが、やはり流動性が無い通貨の場合はスプレッドが高かったり値段が飛んだりもしますので、オアンダほど信用できる業者ならばこの一部DD的な所業もメリットとして受け取れるのではないでしょうか。
オアンダのTwitterでの評判
OANDAから、新機能「OANDAリスクセンチメント指数」が登場。マーケットのリスク許容度を、数値とグラフで知ることができます。https://t.co/qtzhxa2NqB
解説https://t.co/ugWjGMgdW9— 斉藤学 (@kamiturejp) August 4, 2019
オアンダは豊富な指数を公開していますが、EAの動作を停止するなどの判断に有効かと思われるものもチラホラ散見されます。
半年以上ぶりにPython触ったけどもう覚えてないね。OANDA APIって凄く便利よ。市場閉まってるから値が更新できないのが残念。 pic.twitter.com/xgNKxyE90T
— YuIke (@YuichiroIkebata) August 24, 2019
オアンダは開発される方には非常にありがたい業者さんです
ハイレバレッジと高額資金の運用、そして安全性を重視となると正直思いつくのはOANDAとかDukascopyとか誰でも名前を知っているような企業。そして日本在住者は使えないとこ。
本気の専業トレーダーは普通海外移住すると思うので日本在住者の縛りはたいした問題ではないですが。— ヨネダ メガネ(海外FX) (@fxsearch1) January 22, 2020
結局勝っているトレーダーは最終的にはオアンダやDukascopyなどに落ち着きます。億超えトレーダーで口座はXM使ってますなんて言っている人がいたらほぼウソです。
億のお金を入金して飛ばれても何の保証もないですからね。
スプレッド拡大事件
オアンダで悲鳴がいくつか聞こえるけど何が起きたんだろう。
チャート見る限り爆下げ前に上に行ってるからそこでロングが入り、その後暴落してストップ貫通して損切りさせられた、みたいな感じかな。— Quants Man (@QuantsMan) August 10, 2022
2022年8月10日にオアンダのドル円スプレッドが440pips拡大するという事件がありました。
137円前後でロングした瞬間に133円台でカットされるというトレーダーさんが続出し、ツイッターで炎上しました。
しかしその後、オアンダ公式からドル円のスプレッドに関しての保証が発表されました。
OANDA証券 会社情報
称号 | OANDA証券 株式会社 |
代表者 | 代表取締役 柳澤 義治 |
本店所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-6住友不動産麹町ビル3号館 4F |
連絡先 | 0120-923-213 |
資本金 | 350,000,000円 |
設立年月日 | 2004年11月8日 |
関連会社 | OANDA Corporation (米国) OANDA Asia Pacific Pte. Ltd (シンガポール) OANDA (Canada) Corporation ULC (カナダ) OANDA Europe Limited (英国) OANDA Australia (オーストラリア) |