MT4のお悩み

最大バー数などの設定を変えてMT4を軽量化する方法

VPS利用の前にMT4を軽くする設定
yuki
yuki
MT4はインジケーターを多くいれると動作が重くなります。ましてやVPS上で自動売買などを動かす場合は、標準の設定を変更してMT4を軽くすることはほぼ必須となっております
カオチャイ
カオチャイ
そこで今回は、最大バーなどの基本的な設定を変えてMT4を軽くする方法をご紹介しますよ!

 

MT4のインジケーター作成FX-EAラボがお客様のMT4オリジナルインジを開発します

MT4を軽くして快適な取引環境を手に入れよう

システムエラー画面

優れたチャート分析ソフトであるMT4はカスタマイズ性が高く、たくさんの機能がついていますが、たくさんの通貨ペアを同時に取引する場合や、複雑なインジケーターを使用するとメモリ使用量が多くなり、動作が重くなってしまいます。

また、MT4はVPS上で動かす方がとても多いのですが、最近のVPSの基本OSであるWindows server2021は多くのメモリを使いますので、できることならMT4を軽くしておきたいところです。

そこで今回はMT4を軽量化する色々な設定方法をご紹介していきたいと思います。

yuki
yuki
また、Windows10以降をお使いの場合は、MT4を立ち上げる時に互換モードを使うと表示が正常になって使いやすくなりますよ
Windowsの互換モードとは
MT4の表示や動作がおかしい時に試したい「互換モード」 Windowsの互換モードとは? MT4を通常モードで稼働すると、勝率の表示がおかしくなっています 互換モードで動作するとこ...

 

ヒストリー&チャートの最大バー数を減らして軽量化

MT4の最大バー設定

MT4のチャート設定の中に「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」という2つの設定があります。

ヒストリー内の最大バー数・・バックテストの時に利用するローソク足の数を指定します。PCに記憶しておくローソク足の数とも言えます。お使いのMT4によってはこの数値を変更しても強制でデフォルト値に戻される場合もあります。

チャートの最大バー数・・普段使うチャートに表示されるローソク足の数。この数値を限界まで減らすとチャートにローソク足が表示されなくなります

 

この最大バー数ですが、以前はMAXに設定することが推奨されておりました。

理由としてはバックテストを行う時や、過去のチャートを遡る時はここの数値がテストや遡れるローソク数に直結するからです。過去データは多く参照できたほうが分析も正確にできますからね。

しかし、最近は市場の動きがランダムで、10年など長期のバックテストは一般的ではなくなり、MT4の最大バー数をMAXにするメリットがあまり無くなっております。

また、過去のローソク足を全て読み取ってしまう仕様のインジケーターを利用すると動作がとても重くなり、ただのメモリの無駄遣いですので、ここは両方とも3000本程度に減らして軽くすることをおすすめします。

最大バー数はMT4の軽量化にはかなり影響する項目です。

カオチャイ
カオチャイ
ただし、勝率表示インジケーターのように過去のローソク足を計算するインジケーターを表示させたい方は、ここを削りすぎないように気をつけてくださいね

軽量化の寄与度 高

 

ヒストリー内の最大バー数の変更方法

MT4メニュー

 MT4上部メニューの【ツール】→【オプション】を選びます

 

設定【チャート】タブを選び、赤枠の数字を両方とも3000程度に設定します。

 

極端な話、VPSだけですと500程度まで落としても全く問題ありませんが、実はここまで減らすとまれにお使いのロジックによっては表示にエラーが起こる場合があります。

例えば初期設定で過去足1000本分の勝率をロジックに組み込んでいるものや、過去のローソク足の推移を長期で参照して利用しているロジックなどがそうです。

さすがに3000本以上の過去ローソクを参照するロジックは重すぎるので存在しないと思いますが、過去足1000本を使うロジックはFX-EAラボへのご相談で拝見したことがありますので、念の為の3000本設定ということです。

ちなみにヒストリー内の最大バー数が3000の状態でバックテストを行いますと、ローソク足の数が足りず長い期間のテストができませんので、検証のときは数を増やしましょう。

 

気配値(通貨ペア)表示をOFFにすると軽くなる

気配値とは、MT4の画面の左側に表示されている通貨ペアの価格です。

業者によっては50種類以上もの通貨の価格をリアルタイムで表示しますが、実際の所ここをフルに表示させてMT4を使う方はほとんどいません。

そこで、以下の手順で気配値をオフにしてMT4を軽量化しましよう。

軽量化の寄与度 低

 

気配値の表示を消す方法

気配値こちらの赤枠が「気配値」です

 

MT4メニュー

MT4の画面左上【表示】から【気配値表示】をクリックします

 

MT4

このように気配値の表示がすべて消えました!

 

カオチャイ
カオチャイ
気配値を再び表示したい時は今回の手順をもう一度行えば大丈夫ですよ!

 

ニュース機能をオフにする

MT4でデイトレードを行っているときなどに流れてくるニュース機能。

指標の情報などが自動で流れてきますので裁量トレードの時はとっても便利ですが、自動売買で稼働させるときはメモリの無駄使いです。

これも下記の設定で停止して軽量化しましょう。

軽量化の寄与度 低

 

ニュース機能の変更方法

MT4メニュー

MT4上部メニューより【ツール】から【オプション】を選択

 

MT4設定

【サーバー】タブのニュースを有効にするのチェックを外します。

 

重いインジケータはチャートから外しておく

MT4が重くなる一番の原因がインジケータです。特に勝率表示などのインジケータや複数ロジックを内包したサインツールは種類を問わず非常に重くなります。

自動売買で使わないインジケータはチャートに表示しないように削除しておきましょう。

当サイトでご紹介しているバイナリー自動売買システムの場合ですと、シグナル読み取り用インジとお好きなサインツールの2つ以外は全て削除することをオススメしております。

軽量化の寄与度 高

 

インジケータの削除

 チャート上で右クリックをして【表示中のインジケータ】を選びます

 

インジケーターの削除使用していないインジケータを選んで【削除】します

 

ちなみに余談ですが、弊社でご紹介しているバイナリーオプション自動売買システムAutoMultiTraderで、通常では動かないインジケーターを自動売買化する方法として、「専用ツールの作成」という方法がありますが、この専用ツールも基本的には極限まで軽くなるように作ります。

そのため、チャートに適用してもボリンジャーバンドや移動平均線のようなテクニカル表示はお客様から特に依頼がない限りは表示しません。淡々とエントリーサインのみ表示する仕様です。

自動売買は基本的には放置するものですから、通常は必要がない表示機能などを省くことで、自動売買がメモリ不足でエラーを起こす可能性などは徹底的に排除するというのがセオリーなのです。

 

業者によって軽いMT4と重いMT4がある

MT4ですが、実は契約しているFX業者によって初期設定が異なります。

ご利用のMT4によっては最初からインジケーターや設定が非常に多く詰め込まれていることがよくあります。

もちろんインジケーターなどは最初から多くはいっていたほうがウリになりますのでFX業者がなにも考えずに詰め込んだ結果ですが、普通の人でしたら9割は使わないインジケーターだと思います。

ですので、もし最初からMT4が重いと感じたら一度他のFX業者のものを試してみることもおすすめです。自動売買を行う場合でしたらFX-EAラボでは安定性の高いオアンダのMT4をオススメしていますよ。

また、注文速度などを計測する無料EAなどもありますので、一度試してみるのも良いでしょう。

軽量化の寄与度 中

オアンダ証券
国内FX業者 OANDA証券の評判 OANDA証券 基本情報 オアンダはMT4が使える国内のライセンス業者の中では一番人気があるかと思われます...

 

最大バー数などの設定を変えて重いMT4をサクサク快適にする方法 まとめ

yuki
yuki
MT4が重いと同時に自動売買できる通貨数なども変わってきますから軽量化は非常に大切なんですね
カオチャイ
カオチャイ
また、MT4は古いプログラムですのでメモリ解放があまり得意ではなく、それによって落ちてしまうこともあるのですが、今回ご紹介した軽量化で未然に防ぐこともできますよ!
バイナリーオプション自動売買システムならAutoMultiTrader
バイナリーオプション自動売買システムAutoMultiTraderとは?
バイナリーオプション自動売買システムAutoMultiTrader(AMT)徹底解説 https://fx-ea-labo.com/amt_fee AutoMultiTrader(AMT)とは? AutoMul...
AutoMultiTrader(AMT)ダウンロードとご利用料金バイナリーオプション自動売買システムAMTのダウンロードページです。 FX-EAラボ経由のご利用で様々な特典がご利用できます。...
バイナリーオプション自動売買システム AutoMultiTrader_V1(AMT)簡単マニュアル https://fx-ea-labo.com/amt_fee 自動売買に必須なMT4(MT5)とサインツール ①...
バイナリーオプション取引所Bi-Winning
バイナリーオプション取引所「Bi-Winning」とは? Bi-Winningとは? Bi-Winning(バイウィニング)は2021年4月にオープンした海外のバイ...
ABOUT ME
YUKI
MT4をこよなく愛する開発者です。FX-EAラボの他に、サヤ取りを追求した株ラボ、MT4、MT5のツール制作に特化したシストレファクトリー、EAやインジケーターに認証やペイパル決済機能が付けられるMQLAuthシステムなどの開発にも関わっています。 YUKIプロフィール