ハイローオーストラリアお悩み

ハイローオーストラリアはDDやNDDですらなかった

ハイローオーストラリアはDD取引?
yuki
yuki
今回は業者の取引システムに関するお話です
カオチャイ
カオチャイ
皆さんはDD方式NDD方式という言葉を聞いたことはありますでしょうか?マイナーな言葉ですが皆さんの利益に直接つながるお話ですので今日は詳しく解説していきたいと思います
yuki
yuki
ちなみにDD方式やNDD方式は主にFX業者で使う用語ですので、最初はハイローオーストラリアではなくFX業者を前提にお話していきますね

DD方式、NDD方式とは?

NDD方式

我々が為替取引を行う際の価格に直接関係しているFX業者のシステムにDD方式、NDD方式というものがあります。

別名A-Book(NDD)、B-Book(DD)などと言われたりもしまして、以前までは特に意識されていませんでしたが、最近はこういったブログなどで詳しく解説しているところが増えてきたおかげでFX業者も取引形態がDD方式なのかNDD方式なのかを自社サイトで公開するようになってきました。

これから各方式についてはご説明していきますが、簡単に言いますとDD方式は価格の決定にFX業者が大きく関わっており、トレーダーとトレーダー同士の売り買いだけではなく、業者とトレーダーの取引(相対取引)があるというのが特徴で、スプレッドなどの調整が容易な取引で日本の取引業者に多く、どちらかというと業者側に利が大きい取引形態です。

NDD方式は、トレーダーの出した注文は必ず市場を通過し、価格の決定には必ずその価格と逆の注文をした人が存在し、透明性の高い取引方法です。こちらは海外業者に多く存在し、どちらかというとトレーダーに利が大きい取引方法です。

 

yuki
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取引経験が浅い方の場合は、お使いのFX業者がどちらの方式かどうかは使っていても気づかないかと思いますが、取引スタイルによっては年間何万円も利益が変わることもある大切なことです
カオチャイ
カオチャイ
ただし、どちらも一長一短がありまして、DDが悪い!NDDが良い!というわけでもありませんのでその辺りも一緒にご説明していきますね

 

NDD方式(ノンディーリングデスク取引)

NDD方式の説明

NDD方式はFX業者を仲介してのオーダーとはなるものの、顧客の注文は直接インターバンク市場(金融機関しか参加できない巨大な市場で、FXの価格が決まる大元の市場)に流されて決済されます。

NDD(No Dealing Desk)と書かれるように、お客さんとインターバンク市場の間に仲介するディーラーが入らないんです。

顧客とインターバンク市場の間にディーラーが入らないので透明性が高く、海外のFX業者ではスタンダードな取引方法となっております。

DD方式とは違い、注文の裏には必ず反対売買がありますので、顧客同士の価格が表示される板情報を見ることができることも特徴です。

 

NDD方式は、さらにSTPとECNに分かれます

顧客とインターバンク市場の間にディーラーが入らないNDD方式ですが、さらにそこから顧客の注文をインターバンク市場に流す方式の違いで、STP方式とECN方式いう2種類に分別できます。

 

STP方式

まずSTP方式ですが、FX業者はインターバンク市場のカバー先(FX業者の取引先)で一番顧客に有利な価格を掲示しているところを選択し、その価格に自社の利益であるスプレッドを足して自分の顧客へ掲示します。

このスプレッドがSTP方式を採用している業者の利益になります。

STP方式では、一旦FX業者が顧客の注文を呑んで(決済して)から瞬時にインターバンクへ流すのですが、瞬間的に値動きが激しい時などFX業者に損失が出る可能性がある時などは、リクオート(約定拒否)が起こることがあります。

 

yuki
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海外のFX業者はこのSTP方式が多いですね!

 

ECN方式

ECN方式は、すべての取引形態で一番透明性が高い方式です。

ECN方式を採用しているFX業者がやっている事は、顧客とインターバンク市場を繋いでいるだけです。したがって、顧客とインターバンク市場の間に入る余地はないので、取引の透明性は非常に高いと言えます。

そのかわりFX業者はスプレッドで儲けることができないので、「手数料」という形で顧客から利益をいただきます。ここが日本でECNが浸透しない大きな理由ですね。

あとECNの特徴として、参加者同士の注文を直接つなげるので約定拒否という概念自体がないこと、スプレッドが狭い、そして板情報をみることができます。

 

yuki
yuki
ただしECNは、市場に十分な取引量を必要とするため、口座の初回最低入金額はSTPに比べて大きめになります!

 

ここまでNDD方式のSTPとECNを説明しましたが、1番重要なことは「自分の顧客がたくさん取引すればするほど、NDD方式のFX業者は潤う」ということです。

顧客とFX業者がwin-winの関係になっているということが、次でご説明するDD方式との大きな違いです。

 

DD方式とは?(Dealing Desk取引)

DD方式の説明

DD方式は、相対取引や店頭取引、OTC(Over The Counter)などとも言われ、顧客とインターバンク市場の間にFX業者のディーラーが入ります。

そして顧客は、FX業者を仲介してインターバンク市場で取引をすると言うよりも、FX業者と直接取引をしていると考えたほうがしっくりきます。

大きな特徴としてまず、DD方式のFX業者が顧客に見せている価格ですが、もちろんインターバンク市場の価格を参考にしてはいるものの、基本的にはFX業者が自由に決めています。

そして顧客がその価格を見て注文しますと、まずFX業者がその注文を一旦吸収します。(顧客の注文を呑む)

その後にディーラーが登場するのですが、彼らは何をやっているかと言いますと、自社の顧客から受けた注文が偏っていて、自社に損害が出る可能性が高いのならば一旦呑んでいた顧客の注文をインターバンク市場に流します。

しかし顧客の注文が負けそうな注文ならば自社で顧客と直接取引をして顧客に負けてもらい、自社の利益に変換するということを行って業者側が利益を出します。

 

yuki
yuki
この説明ではちょっとよくわからないと思いますので、次の例でご説明します!

 

DD方式業者の利益の作り方

DD取引の説明

ここではDD方式の仕組みを、競輪のチケット購入に例えてご説明したいと思います。

ある日、テレビか何かで競輪に興味を持った競輪初心者のyukiさんが、競輪に精通しているカオチャイさんに希望の車券を買ってくれるようにお願いします。(※競馬は馬券、競輪は車券って言います)

しかし競輪歴の長いカオチャイさん。yukiさんの希望の車券はかなりの確率で外れるだろうと確信を持ちます。そこでyukiさんから預かったお金をこっそりと自分のポケットにいれてしまいます。

 

カオチャイ
カオチャイ
さらに手数料までもらえてラッキーです。ククク・・・

 

そしてレースが消化された所で結果を見ると、カオチャイさんの予想通りyukiさんのチケットは外れてしまいます。

 

yuki
yuki
はぁ・・外れてしまいましたね・・。あ、カオチャイさん、代わりに車券を購入していただきありがとうございました~
カオチャイ
カオチャイ
いえいえ、残念でしたね。またいつでも言ってくださいね~(ククク・・・)

 

これが呑み行為(ノミ行為)と呼ばれるものなのですが、DD方式業者の利益はまさにこれとまったく同じ要領で作られます。

ここで、yukiさんを顧客、カオチャイさんをDD方式業者、車券を注文、手数料をスプレッドとすればご理解いただけますでしょうか?

 

DD方式の重要な点

さて、カオチャイさんの予想通りにYUKIさん予想を外し、カオチャイさんは利益を出しました。

しかしここで重要な点があるのですが、もしここで、YUKIさん(顧客)の選んだ番号が勝っていた場合、カオチャイさん(FX業者)は自腹でYUKIさんに勝った分を払わないといけませんね。

ですので、DD方式のFX業者は勝てるトレーダーを歓迎しません。

9割負けると言われている初心者トレーダーを取り込むために、「スプレッド0.3銭」なんていう、世界でもっとも狭い水準までスプレッドを狭くして初心者トレーダーを呼び込み、スプレッドで利益を稼ぐのではなく、顧客の損失を自社の利益の源泉として営業しています。

 

ここで一番大切な事は、DD取引は業者の利益と顧客の利益は相反しているということです。顧客が儲ければ儲けるほど、FX業者は損失がでてしまいます。

 

NDD取引、DD取引のメリットとデメリット

まずNDD取引業者ですと・・

メリット

リクオート(約定拒否)が無い
取引の透明性がある(NDDのECN方式>NDDのSTP方式>DD取引)
MT4を使える業者がDD取引業者よりも多い
多くの業者でスキャルピングが可能

デメリット

スプレッドが広い(STP)
取引ごとに手数料がかかる(ECN)

 

次にDD取引業者ですと・・・

メリット

スプレッドを非常に狭くできる。(売買手数料が安い)

デメリット

リクオート(約定拒否)がおこる
勝ち続けると約定がしにくくなったり、口座を凍結されてしまう
MT4未対応の業者が多い
取引の透明性がない

 

yuki
yuki
それぞれのメリットとデメリットを理解して業者をえらぶことが大切です
カオチャイ
カオチャイ
ただし、自動売買を行う場合は、DD方式の業者はMT4の使用を許していないので、大抵の場合NDD方式の業者になりますね

 

NDD方式は海外、DD方式は国内業者に多い

yuki
yuki
NDD方式の業者は海外業者に多いのですが、理由としては海外のトレーダーはスプレッドの狭さよりも取引の透明性などを重視してFX業者を選ぶ傾向があります
カオチャイ
カオチャイ
逆に、日本のトレーダーは狭いスプレッドを重視しますね!日本の業者間での低スプレッド競争は常に起きています!
yuki
yuki
個人の好むスタイルによって、DDかNDDかは選べばよいのですが、MT4に対応している業者はNDD方式を採用している会社が多いですね!
カオチャイ
カオチャイ
国内では13社がMT4に対応していて、そのうちEAを使えるのは10社のみですね!

 

MT4が使える国内FX業者
ハイローオーストラリアにおすすめのMT4が使える国内FX業者比較国内業者ではそこまで多くない、 MT4でEAを使うことができる業者の一覧です。 MT4が使えてもEA取引が不可だったりする業者さんもいらっしゃいますので、そのあたりも合わせてご紹介しています。...

FX業者のDD方式とNDD方式の見極め方

ここまででDD方式とNDD方式の違いはだいたいわかっていただいたかと思います。

DD方式は価格に不明瞭な部分がありイメージが悪く、NDD方式はは価格の操作が無くて取引の透明性がウリですのでイメージが良いです。

ですので、DD方式のFX業者は一部だけNDDを取り入れてその部分を強調して当社は顧客とのwin-winな関係ですよということをアピールしています。

しかしそれならなぜFX業者は最初からNDD方式にしないのかといいますと、その一番の理由はNDD方式は「儲からないから」です。

NDD業者が1000人顧客を集めたとしても、手数料収入頼りなNDD方式の場合、みんなが小額しか回さなかったり、スイングトレーダーで週に1~2回かエントリーしなかったら全然儲かりません。サーバー代だけで月100万近く行きますし、人件費などを含めたら赤字です。

それならDD方式にして、呑み行為をバンバンおこなって、全然取引してくれない顧客のロスカットを狩りにいったり、滑らせまくって利益を奪ったほうが遥かに儲かりますものね。

そんなわけでFX業者はNDDの仮面を被ってDD取引をしたりするのですが、これに関しては本当にNDDかどうかを見分ける方法があります。

 

DD方式の業者はお客を集めるためにスプレッドが狭い

yuki
yuki
DD方式は、NDD方式に比べてスプレッドを非常に狭く出来ます
カオチャイ
カオチャイ
もちろんNDD取引のECNはスプレッドが狭いですが、あちらは手数料が別でかかりますね!
yuki
yuki
ではなぜ手数料をとらないDD業者はスプレッドが狭くできるのでしょうか?

 

日本のDD取引業者はスプレッドが非常に狭いですね、世界でもトップクラスにスプレッドは狭いそうです。ちなみにNDD方式の業者は残念ながらスプレッドをそこまで狭くすることが出来ません。

これはなぜかといいますと、NDD業者の利益は「スプレッド収入もしくは手数料しかない」からです。スプレッドを狭くするなら手数料を上げなければいけませんし、手数料を下げるならスプレッドを広げなければいけません。

しかしスプレッドの広さとか手数料は目につきやすくお客さんシビアですから、NDD業者は妥協して落とし所を決めなければいけません。

しかしDD方式の業者の場合、手数料をとっておらず、スプレッドも激狭です。おかげでお客さんはNDD業者よりもたくさん集まります。それはなぜか?

実はスプレッドと手数料収入がなくても収入源があります。それは呑み行為ですね。

目に見えるコストはものすごく小さく見せて、目に見えない部分で利益を出すのがDD方式です。

お客さんの注文を呑み込んだりスリッページや約定拒否を駆使しながら、お客さんに上手いこと負けてもらいます。

そうしますとお客さんの負けがすべてDD方式の利益になりますので、多少スプレッド収入が少なくなっても問題ありません。とにかくスプレッドを小さく見せて他の部分でたくさん稼いでいるのです。

 

DD業者は101倍以上のハイレバレッジを提供している

yuki
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まずFX業者は、インターバンク市場にお金を流すにあたり必ず引受先の銀行を通さなければいけません
カオチャイ
カオチャイ
そしてその引受先の銀行ですが、世界を見渡しても100倍以上のレバレッジを引き受けてくれる銀行はどこにもありません!

NDD方式の場合、レバレッジは必ず最大100倍です。これは上記の理由で大手取引先の銀行がハイレバレッジを引き受けてくれないからです。

では200倍や400倍のハイレバレッジをうたっている業者はいったいどのように顧客へハイレバレッジを提供しているのでしょうか?

答えは市場に流していないんです。呑み行為をしているんです。

流さず自社で呑んでしまえばどうせ負けるお客のほうが多いですしハイレバならすぐにお客も破綻してくれますし儲かってしょうがないですよね。

これがハイレバレッジを提供している業者はDD取引という証拠です。

 

※変動レバレッジという例外もあります

「100万通貨以上の取引はレバレッジが最大100倍まで」などという条件がある業者さんは逆にNDD、もしくわNDD寄りの業者の可能性が高いです。大きな取引のレバレッジは自社で引き受けられないということは、きちんと市場に流しているということですからね。

 

DD方式ではクレジットカード入金ができる

クレジットカード入金
yuki
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FX業者はお客さんから預かったお金を取引先の銀行への保証金にして、それを元に注文をさばいています
カオチャイ
カオチャイ
しかしクレジットカード入金、つまりクレジットカード決済はその時点で業者の売上となり、それは預かる保証金とは性質が異なります

 

つまりですね、クレジットカード入金は業者が保証金として受け取っていない時点で、注文をさばいていません。

クレジットカードで入金したと思っている口座の数字はバーチャルなものになります。クレジットカード会社からFX業者に現金がはいるのって数日間のタイムラグがあるのに、取引画面は即座に入金処理がされてるなんて普通ありえないですからね。

この数字はFX業者が表示を自由に変えているだけなんです。お金が入っていようがいまいがどうせお客さんは負けるっていう前提なんで。つまり呑んでいるってことですね。

また、クレジットカード入金はお手軽に考えられていますが、もし業者が逃げてお金が返ってこなくても泣き寝入りになります。

理由としては、クレジットカードは「お金を預けた」のではなくて「お金を払って」いるという性質のものだからです。

もしお金が返ってこなかった場合は、まずクレジットカード会社に相談するかと思うのですが、「取引をする意思」、つまり「契約する意思」があって支払ったのですから詐欺ではありません。そのためクレジットカード会社は保証してくれません。

とても利便性の高いクレジットカード入金ですが、実はとてもリスクが高い支払い方法なんです。

 

DD方式の業者は日本語サイトが多い

yuki
yuki
金融庁は海外のFX業者に、日本人の顧客を勧誘するなら日本の金融ライセンスを取るように求めています
カオチャイ
カオチャイ
もし業者が日本の金融ライセンスを取ることを拒みますと、金融庁はこの業者の銀行からの送金を止めることができます

 

しかしそんなことは気にせずに金融庁からの勧告をガン無視して営業しているDD方式の業者がたくさんあります。

中にはNDD業者もあるにはあるのですが、NDDという透明性がウリな企業がわざわざ日本の金融庁の勧告を無視してまで営業するメリットがあまりないので、そういうところは表向きNDDの中身はDDですね。

それに日本の金融ライセンスは取得には1年以上の期間とトータル1億円以上の経費がかかりますからね。じっくり腰を据えてやろうという業者以外手を出しません。

AXIORYなどの有名海外業者が所有するベリーズの金融ライセンスなんかですと、一ヶ月の50万前後で取れてしまいます。DD取引で顧客からむしり取ろうとしている業者がわざわざ大金払って日本の法令を遵守なんてそんな勧告に従うはずがありません。

そもそも日本語のページがあるということは日本人を勧誘するための確固たる証拠であり、これを作るということは最初から金融庁から勧告が来ることを分かった上での行為です。

じゃあ銀行入金止められちゃうけどいいんですか?

はい、先程も書きましたがクレジットカード入金や、bitwallet、Sticpay、ビットコインなど現在では入金方法がとってもたくさんあります。

ですので日本語サイトを作るというのは、金融庁を敵に回す前提で営業していますし、日本人の顧客がほしいのは、日本人がDD取引に対して非常に疎いからです。

海外ではNDDとDDについては投資家ならば当たり前の知識ですので、国を敵に回してまで営業をしてもDD取引業者という時点でお客さんはそこまで集まりません。アメリカなど投資先進国はNDDが主流なんです。

しかし日本はDD取引でカモにできるお客さんがたくさんいますからね、金融庁を敵に回したとしてもそれに見合う利益が見込めるから参入してくるわけです。

日本人投資家はロスカット狩りやスリッページにも文句は少なく、出金拒否をした場合でも裁判もできずに泣き寝入りしてくれます。DD業者からすればカモがネギを背負って鍋を持参しているのが日本人投資家でございます。

 

DD業者の多くはゼロカットシステムがある

yuki
yuki
ゼロカットシステムは相場が急激に変動して顧客の証拠金がマイナスになっても業者が保証してくれてマイナス分をチャラにしてくれるシステムです!
カオチャイ
カオチャイ
ゼロカットシステム自体が悪いという話ではないです、しかしマイナスになった証拠金を業者が保証してくれるなんてことはなにか裏がありそうですが・・・
yuki
yuki
そうですね。ゼロカットシステムを採用している業者は注文を市場に流してないからできるんですよ・・・

 

一見とても安心できるシステムであるゼロカットシステム。投資した以上にマイナスはならないので投資家保護の観点からとても良いものだと思われております。

このゼロカットシステムですが、もちろん業者にとってノーリスクではありません。大暴落時に業者が損害をこうむる可能性があるのも事実です。しかし全部の顧客の取引を流すNDDはリスクが高いですが、DD業者でしたら全部の取引を市場に流しているわけではないのでゼロカットシステムのリスクも多少コントロールできます。

でもやっぱりゼロカットはリスクが高いですよね。そもそも日本の金融商品取引法ではゼロカットシステムは禁止事項として書かれています。

運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の損失の全部若しくは一部を補塡し、又は運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の利益に追加するため、当該権利者又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させること(事故による損失又は当該権利者と金融商品取引業者等との間で行われる有価証券の売買その他の取引に係る金銭の授受の用に供することを目的としてその受益権が取得され、若しくは保有されるものとして内閣府令で定める投資信託の元本に生じた損失の全部又は一部を補塡する場合を除く。)

引用:イーカブ金融商品取引法

 

しかし日本の法律に逆らってまでゼロカットシステムを提供するということは、もちろんFX業者にとってメリットがあるからですね、それはハイレバレッジを提供していることと関係があります。

顧客はハイレバレッジが大好きです。みんな一攫千金を求めてハイレバレッジのFX業者にやってきます。

しかしハイレバレッジが怖いのが追証です。急な変動で借金を背負うなんてだれもそんなリスクを負いたくありません。

そんな顧客を引き込むための餌がゼロカットシステムなのですよ。

顧客の立場からすればゼロカットシステムはハイレバでガンガン攻めても最悪借金は免れる!というシステムですからそれは魅力的でしょう。逆にゼロカットシステムが無いハイレバ業者とは契約したくないと考える人が多いんです。

なのでカモネギである日本人投資家を呼び込むためには必要なゼロカットシステムなんです。

このゼロカットシステム。実は業者側から見ると顧客を集めるだけでなく、ハイレバでガンガン攻めてくれることにも貢献してくれていて、ハイレバだとあっというまに破綻してくれますのですぐに利益をだしてくれちゃう業者にとってはとても良いシステムでもあります。

冷静にハイレバレッジを提供している業者を見渡すと必ずゼロカットシステムと一緒に提供しているかとおもいます。

というわけでゼロカットシステムを採用している時点でNDDの振る舞いをしていても、 DD業者なのですよ。

 

日本ではこのゼロカットシステムは法律で禁止されていますが、大きな理由として万が一大暴落が起こった時に顧客のゼロカットを補填できずに業者が共倒れになるのを防ぐためです。ゼロカットシステムはゆるい国のライセンスならではのシステムとも言えるでしょう。

 

DD方式の業者にもメリットはある

DD方式の業者のイメージは正直良くありませんが、実は良いこともあります。

それはお客さんの取引を業者が呑みこむために、注文が通りやすいということがあります。

NDD方式は必ず反対売買が必要なので、市場の流動性が少ないマイナー通貨などはなかなか注文が通らずに約定しない時があります。

こういう時はDD方式の業者でしたら自社の身銭で注文を引き受けてくれるので便利な存在かと思いますし、オアンダのようなNDD方式の業者が一部DD取引を採用するのはこのようにお客さんの注文を通すためという場合もあります。

また、DD方式のスプレッドが小さいのは紛れもないメリットです。見えない部分で取られることがわかっているならば、取られない部分で戦えば良いわけです。

例えばスキャルピングをやめたり、スプレッドが開きやすい指標時などを避けて取引をすればよいのです。

実際、中長期トレーダーは業者がDD方式でもNDD方式でもトレードにはそこまで影響はありません。影響が大きいのは短期のトレーダですね。このあたりは御自身のスタイルに合わせて業者を選びましょう。

 

それを踏まえてハイローオーストラリアはDD取引なのか?

以上を踏まえまして、ハイローオーストラリアはDD取引なのか、NDD取引なのかで言いますと、実はどちらにも当てはまらないんです。

DD取引、NDD取引ともにシステムの差異はありますが、インターバンクに顧客の注文を流せるという部分で一致しています。

しかしハイローオーストラリアは顧客の注文を一切流していません。(注文を引受けてくれる銀行との取引が無いです)

つまり、顧客が賭け金をかけて、その結果に応じて自社のお金で払い戻すカジノと同じ形態だと言っていいでしょう。

バイナリーオプションの業者は例外なくその形態です。(FXTFなど国内DD方式のFX業者がバイナリーオプションコースを持っていたりしますが、それらも市場に流してはいません)

というわけで、ハイローオーストラリアはDD方式ではありませんが、カジノ形態ということで顧客とハイローオーストラリアの利益は相反するということは理解して取引に望まなければいけませんよ。

 

ハイローオーストラリアはDDやNDDですらなかった まとめ

yuki
yuki
ハイローオーストラリアはDD方式ですらないということですが、これはほとんどの人は気にしない情報かとは思います
カオチャイ
カオチャイ
日本の場合、FX業者はこの情報を伏せていますから、実際にDDかNDDかで業者を決めている人は全体の5%もいるかどうかですもんね
yuki
yuki
上級者でも気にしていない人はいますからね、口座を凍結されるのはおもにDD取引なので、凍結されてからようやく調べ始める人も多いようですよ
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MT4をこよなく愛する開発者です。FX-EAラボの他に、サヤ取りを追求した株ラボ、MT4、MT5のツール制作に特化したシストレファクトリー、EAやインジケーターに認証やペイパル決済機能が付けられるMQLAuthシステムなどの開発にも関わっています。 YUKIプロフィール