ハイローオーストラリアのデモトレードとは?
ハイローオーストラリアはバイナリーオプションサービスを提供するオーストラリアに本社がある海外業者の一つです。
創業10年を超えるバイナリーオプション業界の老舗で、使いやすいUIと、入出金のしやすさや財務の健全性からの信頼度で業界一の顧客数を抱えています。
そしてその立場からバイナリーオプションを世に広めるために、掛け金不要のゲーム感覚で遊べるデモトレードを自社サイトにて提供しています。
株の世界などではこういうデモトレードの環境があまり整っていませんが、比較的歴史の浅いバイナリーオプションや仮想通貨の業者などでは新規顧客を取り込むために、初心者にわかりやすくデモトレードの環境が用意されている事が多いですね。
ハイローオーストラリアのデモの場合、英語版ですと仮想口座の10000ドル、日本円ですと100万円スタートで取引履歴は残りませんが、基本的にはPCのキャッシュが残っている限りは残金はリセットされません。
ハイローオーストラリアのデモトレードの特徴
利用料金 | 無料 |
利用期限 | 期限無し |
スタート資金 | 100万円 |
登録 | 不要 |
取引時間 | 月曜日午前7時~土曜日午前6時まで |
取引方法 | リアル口座と同じ |
取引銘柄 | 34銘柄 |
ワンクリック注文 | 可能 |
トレーダースチョイス | 可能 |
転売 | 可能 |
取得レート先 | FXCM LMAX |
デモトレードを行うメリット
ハイローオーストラリアの取引は非常に簡単で、ある地点で通貨を購入し、それよりも未来の◯分後には購入したところよりも上か(ハイ)下か(ロー)というとてもシンプルなものです。
そのため、デモトレードで操作方法を確認するまでもないという方もいらっしゃいますが、デモトレードには下記の有効な使い方があります。
①相場の流れを理解できる
②フォワードテストを行える
①相場の流れを理解できる
バイナリーオプションは外国為替取引の一種ですので、24時間取引は行われて価格は常に動いています。しかし実はその中で取引に向いている時間と向いていない時間が存在します。
これはボラティリティというものが関係しているのですが、これは価格がどれだけ活発に動くかどうかの指標で、動きが活発なほどバイナリーオプションは勝ちやすく、動きが弱いほど勝ちにくい取引です。
初めてバイナリーオプションを行う方はそもそもこの発想がすっぽぬけているので負けてしまうことが多いのですが、まずボラティリティが活発になる条件として、たくさんの投資家が参加している時間帯であることと、たくさんの注文が入るタイミングであることが必要です。
基本的に投資家がたくさん参加している時間帯は日本時間の午前9時からの1時間、ヨーロッパの参加者が取引を開始する16時~19時あたり、そしてアメリカ投資家が参加してくる21時以降です。
そしてたくさんの注文がはいるタイミングですが、これはローソク足の切り替わり時間で多くの取引時間がかぶる時間のことを指し、具体的には15分単位、30分単位で、時計で表しますと毎時00分、15分、30分、45分のタイミングは値動きが一時的に活発になります。
初めてバイナリーオプション取引を行う方は、まずデモトレードでこの値動きが活発になるタイミングを身体に覚え込ませる必要があります。
この慣れるにはだいたい1週間ほどはかかるかと思いますが、デモトレードであればノーリスクでこの練習ができます。
ハイローオーストラリアでデモトレードをしていると、「引き分けも負け」になってしまうということに気づくと思います。
特に1分足以下の短い時間で小さな利益を積み重ねるタイプ人にとってかなり不利な仕様です。
そういう時は、ハイローオーストラリアにこだわらず、引き分けが払い戻しになるBi-Winningのような業者を使うのも一つの手です。
②フォワードテストを行える
フォワードテストとは、自動売買のサインツールなどを実際の相場で動かして、その取引結果を集めて分析することです。
通常のフォワードテストでは実際に賭金を払って自動売買を動かしてテストを行いますが、自動売買システムによってはハイローオーストラリアのデモトレード機能を使って行うことができますので、賭金を支払わなくてもフォワードテストが行えるわけです。これは自動売買のトレーダーさんにとってはとても便利な機能ですね。
ハイローオーストラリアデモトレードの始め方
それではハイローオーストラリアでデモトレードを行う方法を解説していきます。
まずハイローオーストラリアのページに飛びます。グーグル検索やアフィリエイトブログから飛びますと色々な広告に飛ばされて遠回りになりますが、このURLはアフィリなどではなく公式ページ直通なので安心して下さい。
移動しましたら、TOPページ上部のクイックデモをクリックしましょう。
キャッシュバック5000円は初回登録時は本当にもらえる
クイックデモをクリックすると上記の画面が開きます。ここで「おめでとうございます!¥5000円のキャッシュバックがご利用いただけます。」と表記されます。
最初に見るとちょっと嘘くさいリンクに飛ばされそうな雰囲気ですが、これはデモですと初回の100万円に+5000円でのスタート。
口座を実際に開設して取引を開始した場合は本当に5000円がもらえますので、そのまま「取引を始める。」ボタンをクリックして問題ありません。
デモトレード画面
こちらはハイローオーストラリアのメイン画面です。ここはデモもリアルトレードも違いはありません。
基本的な注文方法ですが、初めての方は①のHighLow(15分~1時間取引)または②のTurbo(30秒から5分の短期取引)でエントリーしてから結果がでる時間(判定時間)までの取引時間を選びます。
同じ列に「スプレッド」という表記があるものがありますが、これはハイとローに最初からトレーダーに不利な価格が付けられている代わりに、リターンは大きく設定されている取引ですが、初めての方には難しいのでおすすめはしません。
そして③では取引をしたい通貨を選びます。この時に「ペイアウト」と表記がありますが、これは例えばペイアウトが1.85の場合、1000円を賭けて勝利すると1000×1.85の1850円が払い戻されるということです。
選択通貨によって差異はなく、基本的には取引時間でペイアウトは変わります。
最後に④ですが、ここで賭金を入力し、緑色のHIHG(◯分後に値段が上がっている方に賭けたい場合)、もしくは赤色のLOW(◯分後に値段が下がっている方に賭けたい場合)をクリックして、「今すぐ購入」ボタンを押せばエントリー完了です。
慣れてきたらワンクリック注文で誤差のないエントリー
トレード画面右側の①の表記をクリックしますと・・
「今すぐ購入」ボタンが無くなりました。
このワンクリック注文ですが、「今すぐ購入」ボタンを使わずとも、HIGHとLOWボタンを押した時点でエントリーが確定する機能です。
通常15分や1時間取引でしたらそこまで影響はありませんが、30秒や1分取引でトレードを行う場合、少しのエントリーの遅れで大きく価格が動いてしまうことが多々あります。
ですので、スキャルピング的なトレードを行う方はこのワンクリック注文をONにしたほうが便利ですね。
デモトレードは勝ちやすい
はじめてバイナリーオプションに触った方はデモトレードでポチポチやりますと、簡単にお金が増えるのを目の当たりすることがあります。
「あれ?これって簡単じゃないの?ちょっと本格的にやってみよう」
と思ってしまうことがバイナリーで稼ぐまでの長い道のりの始まりですね。この時デモトレードで負けまくった人は逆に運が良かったのかもしれません。
実はハイローオーストラリアのデモトレードはリアルトレードよりも少しだけ勝ちやすい仕様になっています。
もちろん価格をごまかしてまでといった極端なものではないですが、新規顧客を取り込むために少しだけリアルトレードよりも勝ちやすいのがデモトレード環境です。
これは今回の記事で一番重要な部分ですので次で詳しく解説していきますね。
ハイローオーストラリアのデモとリアルトレードの違い
ハイローオーストラリアのデモトレードは遅延やエントリー拒否などもなく、とても快適な練習環境を提供してくれています。
そのため多くの初心者さんが少しの練習でコツを掴み、デモトレードで利益を出せるようになります。しかし実はこの快適さがリアルトレードを行った時との勝率の差異を生み出しています。
デモトレードは約定拒否がないので勝ちやすい
約定拒否というのは、エントリーボタンを押した時に注文が通るか通らないかのお話です。実際にデモトレードではサクサクエントリーでき、連打でもしない限りはほぼすべてエントリーされるかと思います。
しかし実際にお金をかけてトレードをしますと、デモトレードとは違って全てがスムーズにエントリーするわけではありません。
例えば価格が動きすぎてエントリーしなかったりすることはしょっちゅう起こります。
これはハイローオーストラリアのサーバーの問題でもあり、エントリーが集中して過度な負荷をかけないための仕様でもあるので諦めるしかありません。
スリッページも発生しないのでトレーダーに有利
ハイローオーストラリアのリアル口座で注文をだしますと、たまに変なところでエントリーしてしまうことがあります。しかしデモトレードではほぼ発生しません。
これがリアルで取引する場合は結構厄介な問題でして、たまに価格にタッチしていないのに不利な値段で約定してしまうこともあります。これをスリッページといい、「価格が滑った」なんて言い方をします。
残念ながらこのスリッページはバイナリー業者では日頃から行われていることで、ほぼ100%顧客に不利な方向へ滑ります。
とはいえこのスリッページに関してはFXなどでもよくあることなので諦めるしかなく、対策としてはなるべく30秒や1分といった短いゲーム時間でのエントリーを避けることで、ある程度影響を緩和することができます。
デモ口座はリアル口座よりも遅延が少ない
これは先ほどの約定拒否とも関係しているのですが、デモトレードはエントリーが非常にスムーズです。エントリーボタンを押せば素直にエントリーされます。
ですので、30秒や1分などのスキャルピングに近いエントリーをおこなって調子がいいと、ノンストレスでどんどん気分が高揚してきます。
しかしこれがリアル口座になった途端にエントリーが数秒遅れたりしはじめます。これに関しては結構クレームがでていますがハイローオーストラリア側は改善する素振りはありません。
まあリアル口座でエントリーボタンを押した瞬間はなんらかの計算をおこなっているのでどうしても遅れてしまうんでしょうね。
トレーダーさんはこういうことも踏まえてトレードをしていかなければいけないのです。
デモトレードの正しい利用方法
デモトレード使えばフォワードテストができる
フォワードテストというのはお使いの自動売買用サインツールを使ってデモトレードで動かしながら取引履歴を蓄積し、勝率などのデータを収集することです。
通常、リアル口座での取引はすべて履歴に残りますが、デモトレードの場合は履歴はどんどん削除されてしまいます。
しかしFX-EAラボで紹介している自動売買システムAutoMultiTraderを使うと、AutoMultiTraderが取引履歴を記録して勝率まで出してくれるので、サインツールをデモトレードで稼働してフォワードテストを行うことができるんです。
もちろんさきほど書いたように、デモではスリッページや約定拒否はおこりませんので実際の運用とは少し違った結果になりますが、それでもかなり実戦に近い数値は出せるかと思いますよ。
リペイントツールはチャートを2つ作って検査する
リペイントしたサインを強制表示させたチャート
バイナリーオプションのインジケーターの中にはリペイントをするものが多く存在します。リペイントというのは、一度出現した矢印を後から書き換えたりするものですね。
これをおこなって負けた矢印を削除すれば勝率を偽装することができますので、良い結果のバックテストを発表してインジケーターの販売をしやすくします。
そんな悪意のあるリペイントインジケーターですが、普通にチャートを見ただけではわからないものも多く存在しますが、かといって画面の前にずっと張り付いて矢印が変わるのを追いかけるのも疲れてしまいます。
そんな時、簡易的にですが見つける方法があります。
まずまったく同じチャートを2つ作ります。そして1つにはリペイントが疑われるインジケーターをいれて、そのまま矢印が10個くらい出るまで放置します。
そしてもう1つのチャートは、先に動かしたチャートに矢印が10個くらい出たのを確認してからリペイントが疑われるインジケーターを時間差で適用します。
そして2つのチャートのサインを見比べてみるとリペイントする場合はサインの位置がお互いに一致しないということが起こります。
ハイローオーストラリアのデモトレードを利用した偽装動画
こちらはインチキサインツールのデモトレードを利用した偽装動画ですね。「実際の取引画面です」なんてでていますが、デモトレードかと思われます。
ChromeでHTMLをいじって本口座に見えるようにしているのかなと。
また、この画面にはでていませんが取引履歴にある取引番号もデモとリアルでは大きな差がありますし、そもそもリアルトレードでは00秒付近でこれくらい連続でのエントリーは約定遅延が発生するので不可能なんです。
しかし初心者さんがこういった動画で騙されてしまうの案件は跡を絶ちません。みなさんは引っかからないように気をつけて下さいね!
デモトレードを使った詐欺の手口
あとこれは実際にあった巧妙な詐欺の手口です。
デモトレードはリアルトレードに比べて約定拒否や遅延、スリッページがないために取引成績が良くなります。
そのことを利用して、まず詐欺のインジケーターの販売者はお客さんに「弊社のお試し用インジケーターをデモトレードで1ヶ月動かして下さい」とお客さんに勧めます。
一般のほどほどのインジケーターでもデモトレードの場合ですと勝率は50%よりもプラスになることがほとんどです。
しかしデモトレードがリアルトレードよりも勝ちやすいなんてことは初心者の方は知りませんので、「実際にデモで勝った!これは良いインジケーターだ!」とその業者を信じてしまい、その後業者が「デモでお試しいただいたインジケーターよりも2割ほど勝率の高いインジケーターを販売しますがいかがですか?」と勧めてくる高額なインジケーターに手を出してしまうわけです。
デモトレードはこういう手口にも利用されていますので気をつけてくださいね。