ハイローオーストラリアでエントリーずれる様々な理由
ハイローオーストラリアは、お客さんに賭けを楽しんでもらう場を提供しています。株やFXの様に、投資家と投資家の注文をくっつけて売買するといった仕組みはありません。
つまりカジノなどと同じ業態という事ですね。
そのため、ハイローオーストラリアは顧客がお金を賭けて負けてくれた分が自社の利益になる業態ですので、約定遅延などを利用して顧客に不利な条件で約定させる仕組みが存在します。
ただしこれはハイローオーストラリアが特別悪いというわけではなく、例えば日本のFXでしたらDD取引業者に関してはすべての業者が顧客に不利な約定をさせる仕様となっておりますし、一般的なカジノも胴元が勝ちやすい仕組みになっていますので特段騒ぐ事ではございません。
しかしそういった仕組みの上で我々は戦っているという事はきちんと理解しなければいけません。
顧客をはめ込む仕組みに関してはブラックボックスな部分もあるので断定はしませんが、個人単位で遅延を起こして不利なところで約定させるという事は可能ではあります。
また今回はそういった顧客をはめ込むものから、ハイローオーストラリアの仕様上仕方のないものに関しても合わせてお話していきたいと思います。
ハイローオーストラリアは同時エントリーはできない
MT4と自動売買システムを使って取引している場合によくある話なのですが、複数通貨で同時サインがでた時に、同時にエントリーせずに少しずつエントリーがずれてしまうことってありますよね?
当サイトが提供している自動売買システムのお問い合わせにも「3つの通貨が同時にサインがでたのにピッタリ同時にエントリーせず、2~3秒程度ほど遅れてエントリーするので、解決方法はないですか?」と時々質問が来ます。
しかし残念ながらこれは自動売買システムのせいではなく、ハイローオーストラリア側の仕様によりエントリーがずれています。
ハイローオーストラリアには、同時に複数のエントリーを拒否する仕組みがあります。これはエントリーを連打してサーバーに負荷をあたえる攻撃を防ぐ目的だったり、聖杯レベルのサインツールが開発された場合に利益を一気に持っていかれることを防ぐためのものです。
なので例えば手動でエントリーを連打してみればわかるのですが、残念ながらエントリーは必ず何秒かずれてエントリーすることになります。
ハイローオーストラリアは重いのでエントリーがずれる

ハイローオーストラリアはブラウザ上での取引ですが、グラフィカルで負荷の高いウェブサイトでの取引を強要していますので動作はどうしても重くなってしまいます。
また、APIや独自の接続プロトコル(軽量な取引を可能にする方法)を提供していません。
そのため、ハイローオーストラリアの環境でトレードをすると、マシンスペックによってはチャートの描写が間に合わず、エントリーがずれるということが起こります。
ですので対策としてチャートとの厳密さを求めるならば、使用するMT4をハイローオーストラリアがレートをとっている業者と同じFXCMに変更する。
VPSを使っているならスペックを可能な限り引き上げる。
VPSをハイローオーストラリアのサーバーのできる限り近いところに置いて注文の遅延を減らす。(と思ったらハイローオーストラリアはサーバーの場所非公開でした、FXCMのサーバーはオーストラリアですが、これはレートをとってきているというだけで、サーバーの場所は関係ないです)
あとはVPSとMT4のサーバーの時計をぴったり合わせる。
自動売買ならば1~2通貨のみの運用にしてできる限りPCの負担を押さえて遅延を防ぐ、遅延が起こっても勝率に関係が少ない長めのゲーム時間で取引する。
などといった工夫が必要になるかと思います。(5分取引以上でしたら、10秒以内のエントリーはトータルの勝率にあまり影響しません。)
値段が飛んで変な価格で約定する
ハイローオーストラリアはエントリーした瞬間に値段がずれて不利なところで約定させられたりする事があります。
これはハイローオーストラリアだけでなく、FXのDD取引業者ならば必ず起こることです。ネガティブスリッページなんていいますね。
特に値動きの激しい指標時などに多いのですが、ある一定の値幅のフリ回しがあった際にコンマ何秒かをずらして約定させるのはDD取引業者の常套手段です。
これを防ぐためには、値動きの激しいところでは取引を行わないということに尽きます。
また、これを理解するにあたってDD取引とNDD取引についても下記の記事で理解しておくと良いでしょう。

自動売買のエントリーがずれる場合
ハイローオーストラリアには多くの自動売買システムが対応しておりますが、自動売買を稼働している場合に、いろいろな理由でエントリーがずれることがあります。
まず多いのが、サインツールのパラメータを変更している場合です。通常MT4を使って自動売買を行うシステムの場合、MT4の仕様でサインツールのデフォルトの状態で動きます。
これは市場に出ている8割の自動売買システムが同じ仕様です。
またハイローオーストラリアの重さに加え、VPSやインジケーターの重さなどでエントリーが遅れることがあります。MT4は並行処理ができないので同時にサインがたくさん出たときなどは数秒の遅延が発生することがあります。
あとエントリーがずれる理由で多いのがPC時間のズレです。ほとんどの自動売買システムはPCの時計を基準に動いていますので、時計は必ずネットと同期しておきましょう。
ハイローオーストラリアの遅延に対する考え方
そうなんです。「3秒遅れてエントリーしたおかげで負けた!」という事があれば、「3秒遅れたおかげで勝った!」ということが必ず起こります。ハイローオーストラリアが1分のゲームを57秒で確定させたりしなければの話ですが、そこまであからさまな現象は現在まで確認されておりません。
となりますと、この勝った負けたの話は短期のトレードで判断するのではなく、1ヶ月や1年単位の長い期間で判断しなければいけません。
VPSの環境についても、たとえ同じ会社の同じスペックのVPSを使っていたとしても、同一サーバー内で他のユーザーがかけている負荷の大きさや、バックグラウンドで起動しているチャートの数、インジケーターの数なども異なりまして、これら全てが影響してパフォーマンスが決まりますので、VPSがまったく同じ動作をするということはありません。
取引の道具は世の中に多く提供され、大体は皆が同じ結果になるようになってはいますが、誤差については各々道具を使用するものが創意工夫をして地道に解決を図るしか無い茨の道でございます。
ハイローオーストラリアで同時エントリーができなかったりずれたりする理由 まとめ



