MT4が利用できる国内FX業者
業者名 | 通貨ペア数 | 日足 | スプレッド(米ドル) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
アヴァトレード![]() | 59種類 | 6本 | 変動 | NDD方式 |
アリーナFX![]() | 33種類 | 5本 | 変動 | NDD方式 |
EZインベスト証券![]() | 31種類 | 5本 | 変動 | NDD方式 CFD銘柄取引可 |
OANDA![]() | 71種類 | 5本 | 0.4銭(原則固定) | ※DD+NDD方式 オーダーブックが見れる |
外為ファイネスト![]() | 30種類 | 5本 | 変動 | NDD方式 スキャOK |
デューカスコピージャパン![]() | 38種類 | 5本 | 変動+手数料 | NDD方式 |
FXTF![]() | 29種類 | 5本 | 0.3銭(原則固定) | Mac対応WEB版DD方式 |
フォレックス![]() | 84種類 | 6本 | 変動 | Mac対応WEB版DD方式 |
フォレックス エクスチェンジ ![]() | 25種類 | 5本 | 変動 | 国内では珍しい DMA方式 |
楽天証券![]() | 22種類 | 5本 | 0.5銭(原則固定) | NDD方式 大手ネット証券 |
※最小取引通貨はすべて1000通貨です
※サクソバンク、JFX、YJFXはMT4が利用できますが、EAなどは利用できません。
※オアンダはNDD方式を謳っていますが、流動性確保のため一部DD方式を採用しています
※AVATRADEはNDDですが、親会社はDDですので実質DD会社です。

FX業者がMT4を配布しない理由


①MT4は利用手数料がかかる
MT4はMetaquotes社が開発し、世界に配布しています。
我々は無料でMT4やMT5を利用できており、トレード中に広告などもでないのにMetaquotes社はどうやって利益を出しているのでしょう?
その答えとして、Metaquotes社はFX業者に取引量に応じて手数料をいただくというビジネスモデルで営業しています。
MT4はそれ単体では動きません。必ずどこかのFX業者の口座に繋いで利用します。そしてその取引量に応じてFX業者がMetaquotes社に使用料を収めています。
そしてその手数料なんですが、多くの業者が問答無用でスプレッド1pips分とられてしまってます。なのでMT4を使う場合はスプレッドが0.3pipsみたいな狭い業者って無いんですよね。これは結構高額なお値段かと思います。
②MT4では顧客管理ができない
国内のFX業者の多くは、自社オリジナルの取引ツールを配布して顧客に使ってもらっています。
オリジナルの取引ツールは多大な開発費がかかりますが、なぜそこまでして自社ツールにこだわるのでしょうか?それは「顧客管理」を徹底したいからです。
国内のFX業者と書きましたが、これはつまりDD取引業者のことです。
まず確認しておきたいことはDD取引業者と顧客は絶対にwin-winの関係にはなりません。
「DD取引業者の利益は顧客の損失。双方の利益は相反するもの」という前提があります。
さて、DDとNDDの記事でノミ行為についてはお話しました。DD業者は勝率の高い顧客の注文はインターバンクに流し、負けているトレーダーの注文を自社で呑み込んで利益を出しますが、その顧客の細かいデータはどの様に取得して分析しているのでしょうか?
これに関してはMT4でもある程度データの収集は可能なのですが、自社のオリジナルツールのほうが圧倒的に都合がよいです。データ収集だけでなく顧客ごとにスリッページや約定拒否など細かい管理が可能ですからね。
MT4で色々と個別管理をしようとすると色々と不便なんです。顧客の注文を全部呑むことしかできなかったり、セキュリティも弱いですし、マイナススプレッドが表示されなかったりと不便ですし、顧客データー収集も細かく調整できません。
となりますとDD取引業者にとっては利益を作り出すことが難しくなってしまいます。
ならばMT4をわざわざ使う必要はありません。自社ツールを稼働させよう。となる訳です。
とある業者の質問箱より
上記はMT4は提供しているものの、取引機能はロックしているYJFXの問い合わせのやりとりです。顧客はMT4を見ながらYJFXの取引ツールである「Cymo」で注文を行うというなんとも馬鹿げた仕様なんです。
もうあからさまなんですが顧客情報の収集や手数料の関係でMT4を使わせない気が満々ですね。MT4の知名度や優秀なインジケータでお客は呼びたいけど、利益にならないことはしたくないという業者のスタンスがはっきりでています。
MT4を取り扱うには資格が必要
MT4を配布するためには厳密に言うと資格が必要です。(資格無しで見逃されている業者もあり)
理由としては取引形態の一つに「コピートレード」というものがあります。
これは毎月手数料を支払って、有名なトレーダーさんのトレードをそのままコピーして自動で売買するものですが、MT4の標準機能でこのコピートレードは可能です。
トレードを公開しているトレーダーさんの中には結構勝率の高い方もいらっしゃり、皆さんトレードの利益+公開しているコピートレード手数料が収入として入るわけですから、公開しているトレーダーもそれをコピーする人もwin-winの関係なので意外とうまく回っています。
しかし日本でFX業者がコピートレードを取り扱うためには「投資助言代理業者」という資格が必要になんです。(MT4はチャート分析ツールですが、同時にコピートレードツールとも言えなくもないです)
そしてこの「投資助言代理業者」をとるためには下記の条件が必要になります
1 500万円以上の保証金を役所に預ける
2 投資を判断する人、コンプライアンスを監視する人、内部監査をする人の3人を役員として配置しなければならない。また、この3名は金融庁管轄の役所から正式に認められなければいけない。
3 新規会社の立ち上げ、または社内に専門の部署を立ち上げなければならない
MT4はコピートレードツールにあたるの?
MT4が使える国内業者はなぜ少ないのか? まとめ






